シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)は米国の女優。12歳で映画デビューし、ロサンゼルスへ移住。『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクし、エミー賞候補。2024年までに映画・ドラマで活躍、2025年作品も予定。
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プロフィール
- 名前:シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)
- 本名:シドニー・バーニス・スウィーニー(Sydney Bernice Sweeney)
- 生年月日:1997年9月12日(28歳)
- 出生地:米ワシントン州スポケーン
- 学歴:カリフォルニア大学ロサンゼルス校
- 職業:女優
- 活動期間:2009年~現在
- パートナー:ジョナサン・ダヴィノ(2018年~婚約中)
- SNSサイト:Instagram・X
ファム・ファタル
シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)は猫目なので、つい釣り目と思いますが、よく見るとタレ目。猫目に見えるのは黒目が小さいからでしょうか。唇の曲線が強くて、やっぱりこの人タイプです♪
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
1時間37分に登場。
相当な脇役ですが、ブラッド・ピットがやってきた家屋を得意の猫目でしっかり見張っています。
ホワイト・ロータス
リゾート地でくつろぎながら友達と本を読んだり会話をしたりしている場面。
ザ ウォード 監禁病棟
あまりにも短い出演と写真出演のゆえ本人確認ができませんが、クレジットによると物語の核となるアリスの幼少期を演じました。
フェイク・ガール 偽りの少女
愛情に飢えたブチギレ女子。荒くれの問題児サマンサで出演。切れたり叫んだりする表情も、小悪魔風に笑う表情もばっちり。彼女はコケティッシュな雰囲気をもっていて好きです。
生い立ち・教育
シドニー・バーニス・スウィーニー(Sydney Bernice Sweeney)は1997年9月12日にアメリカ合衆国ワシントン州スポケーンで生まれました。彼女の母親であるリサ・スウィーニーは元刑事弁護弁護士で、父親のスティーブン・スウィーニーはホスピタリティ業界で働く人物です。弟のトレンが一人おり、家族は宗教的な環境で育ちました。幼少期はワシントン州とアイダホ州の境界近くの田舎の湖畔の家で過ごし、5世代にわたる家族の住まいとして大切にされてきました。この自然豊かな環境が、彼女の活発な性格を形成したと言えるでしょう。
地元のセントジョージ校に通学し、多くのスポーツに積極的に取り組みました。彼女自身が「可能なすべてのスポーツをやっていた」と語るように、サッカーチーム、野球チーム、雪上スラロームスキーチーム、ウェイクボーディングなどに参加していました。特にウェイクボーディングでは、幼少時に事故を起こし、目の近くに永久的な傷を負うほどの経験をしました。また、5歳からハイパーアクティビティを管理するためにテコンドー、柔術、グラップリング、キックボクシングなどの格闘技を始め、これが後のキャリアにも活かされる基盤となりました。
演技への興味は、スポケーン近郊で撮影されたインディペンデント映画のエキストラ・オーディションがきっかけです。両親を説得するため、彼女は5年間の詳細なビジネスプランを作成し、家族を巻き込みました。最初はシアトルやオレゴン州ポートランドで商業のオーディションを受け、家族が一時的に移住する形で活動を広げました。そして13歳の時に、家族とともにロサンゼルスへ本格移住を果たしました。この決断は、彼女の人生を大きく変えるものでした。
教育面では、高校時代にロボットチームと数学クラブに参加するなど、学業にも熱心でした。カリフォルニア州バーバンクのブライトンホール校を首席卒業生として修了し、優秀な成績を収めました。大学進学ではUCLAに短期間在籍しましたが、演技の仕事が本格化するにつれ、学業を中断せざるを得なくなりました。また、2016年にはユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで短期間働いた経験もありますが、すぐに本格的な演技の道を選びました。こうした生い立ちは、彼女の強い意志と家族の支えを象徴しており、故郷スポケーンへの愛着を今も保っています。2020年には地元の中学校を訪れ、ファンと交流するエピソードもあり、ルーツを大切にする姿勢がうかがえます。
経歴
シドニー・スウィーニーのキャリアは、2009年に子役としてスタートしました。テレビシリーズ『HEROES』のエピソードでデビューを果たし、すぐに映画『ZMD: Zombies of Mass Destruction』でスクリーンデビューを飾りました。初期の頃は、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』『90210』などの人気テレビドラマでゲスト出演を重ね、演技の基礎を固めました。これらの経験は、彼女に多様な役柄への適応力を養いました。
2010年代中盤になると、映画分野でも存在感を示し始めます。2010年の『ザ ウォード 監禁病棟』で少女時代のアリス役を演じ、ホラー要素の強い作品で注目を集めました。2013年の『Spiders 3D』や2014年の『Angels in Stardust』、2015年の『The Martial Arts Kid』など、直販ビデオやインディペンデント作品を中心に出演を積み重ねました。こうした地道な努力が、2018年のブレイクスルーを支えました。同年、Netflixシリーズ『サイテー!ハイスクール』でエマライン・アダリオ役を主演し、1996年のオレゴン高校生の青春を描いた作品で批評家から高評価を得ました。また、HBOミニ番組『シャープ・オブジェクト KIZU-傷-』でアリス役をレギュラー出演し、精神疾患を抱える少女の複雑な心理を深く研究して演じました。監督の追加シーンにより役柄が拡大したこの作品は、彼女の演技力を証明するものでした。
さらに2018年には『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』でイーデン・スペンサー役を7話にわたり演じ、ディストピア社会の過酷さを体現しました。映画では『Under the Silver Lake(銀湖の秘密)』やホラー『Along Came the Devil(悪魔が来たりな)』に出演し、多ジャンルへの挑戦を続けました。2019年は転機の年で、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でマンソン・ファミリーの少女スネーク役を演じ、国際的に注目されました。同年スタートのHBOドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』では、キャシー・ハワード役で大ブレイク。ティーンエイジャーの複雑な内面を描いたこの役で16話出演し、2022年の第74回プライムタイム・エミー賞ドラマ部門助演女優賞にノミネートされました。ヌードシーンをめぐる議論もありましたが、彼女は「境界線ではなくエンパワーメント」と語り、強い意志を示しました。
2020年に自身のプロダクション会社Fifty-Fifty Filmsを設立し、製作面でも活躍を始めました。2021年の『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』でオリヴィア・モスバッカー役を演じ、リミテッドシリーズ部門助演女優賞にノミネート。皮肉屋の大学生役でコミカルな演技を披露しました。同年の映画『観察者』で主演ピッパ役を務め、エロティック・スリラーのジャンルに挑みました。また、Netflixの『ナイトティース』でエヴァ役を演じ、多忙を極めました。
2023年は主演作が相次ぎ、HBOの『リアリティ』でリアリティ・ウィナー役を演じ、FBI尋問のドキュドラマでベルリン国際映画祭プレミア。批評家から「本物の再現」と絶賛され、Forbes 30 Under 30に選出されました。同年のロマコメ『恋するプリテンダー』ではビー役でエグゼクティブ・プロデューサーも兼任し、興行的に成功を収めました。MV『Angry』ではボディ・ポジティビティをテーマに主演しました。
2024年に入り、スーパーヒーロー映画『マダム・ウェブ』でジュリア・カーペンター役を演じ、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースに参加しました。興行的には苦戦しましたが、彼女は「女優として楽しんだ」と前向き。心理ホラー『IMMACULATE 聖なる胎動』ではセシリア役でプロデュース・主演を務め、自身のオーディション経験を活かしました。ロナ・ハワード監督の『エデン 楽園の果て』でマーガレット・ウィットマー役を共演し、批評を呼びました。また、『サタデー・ナイト・ライブ』をホストし、ユーモアあふれる姿を見せました。
2025年はさらに飛躍の年です。Apple TV+の『エコー・バレー』でジュリアン・ムーアと共演し、クレア・ギャレット役で馬術を習得。ボクサー伝記『Christy』でクリスティ・マーチン役をプロデュース・主演し、トロント国際映画祭でプレミア。キックボクシング経験が活きたと語っています。ベストセラー適応の『The Housemaid』でミリー・キャロウェイ役をエグゼクティブプロデュース・主演(ポストプロダクション中)。また、『Americana』が劇場公開され、インディー映画として評価されました。2026年には『The Devil Wears Prada 2』への出演が予定されており、彼女のキャリアは主演級からプロデューサーとしての多才さを発揮しています。
ブランドアンバサダーとしてもArmani Beauty、Laneige、Miu Miu、Samsung、Ford、American Eagle Outfittersなどと契約し、2025年のアメリカンイーグル(American Eagle)キャンペーン「Sydney Sweeney Has Great Jeans」では論争を呼ぶも成功を収めました。
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私生活
シドニー・スウィーニーの私生活は、キャリアの華やかさに比べて控えめで、プライバシーを重視したものとなっています。
2018年から実業家ジョナサン・ダヴィーノと交際を始め、2022年に婚約を発表しました。二人は『恋するプリテンダー』や『IMMACULATE 聖なる胎動』で共同プロデュースを務め、「プロデュース・パートナー」として互いを支え合いました。しかし、2025年に別離を発表し、円満な別れを強調しています。この関係は、彼女のプロフェッショナルな側面を象徴するものでした。
趣味として自動車の復元に情熱を注いでおり、1969年Ford Bronco、1965年Ford Mustang、祖父から贈られた1956年Ford F100を所有しています。Fordとのパートナーシップで2024年にMustangをカスタムデザインし、自身の車好きを公言しています。また、格闘技の経験からフィットネスを欠かさず、ボディポジティビティの提唱者としても知られます。2023年のローリング・ストーンズMV出演では、「ボディはエンパワーメントの源」と語りました。
不動産投資にも積極的で、2021年にロサンゼルスのチューダー様式の家を300万ドルで購入。2023年にはベルエアの999万ドルの修繕屋敷、2024年にフロリダ・キーズの1350万ドルの家を取得しました。これらの選択は、安定した生活基盤を築く彼女の賢明さを示しています。家族との絆を大切にし、故郷スポケーンを訪れる機会を設けています。
公の場ではプロフェッショナルなイメージを保ちつつ、2024年の『サタデー・ナイト・ライブ』ホスト時、外見への執着を「コントロールできない奇妙な関係」とユーモラスに語るなど、親しみやすい一面を見せています。全体として、仕事とプライベートのバランスを上手く取った生活を送っていると言えるでしょう。
発言
シドニー・スウィーニーの発言集。
Euphoria(2019年)でのヌード
ああいうことは初めてだったから、最初は臆病でした。このショーのヌードについていえるのは、美化されていないということ。”お、おっぱいだ”って感じじゃない。リアルなんだ。
ストリップをすることの汚名
男がセックスシーンをしたり、体を見せたりしても、賞は取れるし賞賛もされます。でも、女性がそれをするとなると、まったく違います。
ヌードを披露する俳優に対する人々の認識
彼らは「ああ、彼女はスクリーンで裸になるんだ、セックス・シンボルなんだ」と思います。私はそんなイメージを乗り越えることができません。私はそういうシーンに何の問題もないし、それをやめるつもりもないけど、業界の俳優について私たちが思い込んでいることについて、もっと簡単にオープンに会話できる方法があればいいのにと思います。
ホラー映画づくり
ホラーというジャンルは楽しい。ホラー映画のルールやストーリーテリングにツッコミを入れられると、いつも面白いなと思います。ホラー映画なんだから。ただ楽しんでいるだけでしょ。アカデミー賞のための映画ではない。私たちは良いものを作りたいと思っていますが、極端で不条理な場所に行くことができるキャラクターがいるのは楽しいことです。
マダム・ウェブ(2024年)
『マダム・ウェブ』のおかげでソニーとの関係を築くことができました。私のキャリアのすべては、あのストーリーのためだけでなく、戦略的なビジネス上の決断のためにあります。そのおかげで『恋するプリテンダー』(2023年)を売ることができました。私はバーバレラを手に入れることができたのです。
出演作品
日本語以外の題名表記は原題または英題です。
映画
| 公開年 | タイトル | 役割 |
|---|---|---|
| 2009 | ZMD 大量破壊のゾンビたち | リサ |
| 2010 | アヘン喰い | サラ・デッツァー |
| 2010 | タケオ | サマンサ・ライト |
| 2010 | ナイトブラインド | ロストガール |
| 2010 | ザ ウォード 監禁病棟 | 幼少期のアリス |
| 2013 | スパイダーVSマン | エミリー |
| 2014 | エンジェルズ・イン・スターダスト | アニー |
| 2015 | ヘルド | リリー・ウッズ |
| 2015 | ラヴ・メイド・ビジブル | リア |
| 2015 | マーシャル・アーツ・キッド | ジュリア |
| 2015 | ザ・ユニボーン | リトル・ジェイニー・ハッチンズ |
| 2015 | 郊外から奪われて | エマ |
| 2016 | キャシディ・ウェイ | ケルシー・コナーズ |
| 2016 | ザ・バトル ネイビーシールズVSミュータント | ヘイリー・サマーズ |
| 2017 | バイクス | アイダ |
| 2017 | デッド・アント | サム |
| 2017 | イット・ハプンド・アゲイン・ラスト・ナイト | ヤング・ペイジ |
| 2018 | リレントレス | アリー |
| 2018 | アンダー・ザ・シルバーレイク | シューティングスター |
| 2018 | 悪霊館 | アシュリー |
| 2019 | ビッグな僕の青春 | ホリー |
| 2019 | クレメンタイン | ラナ |
| 2019 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド | ダイアン・”スネーク”・レイク |
| 2020 | ノクターン | ジュリエット・ロウ |
| 2021 | 観察者 | ピッパ |
| 2021 | ナイトティース | エヴァ |
| 2023 | リアリティ | リアリティ・ウィナー |
| 2023 | アメリカーナ | ペニー・ジョー・ポプリン |
| 2023 | 恋するプリテンダー | ボー |
| 2024 | マダム・ウェブ | ジュリア・カーペンター/スパイダーウーマン |
| 2024 | IMMACULATE 聖なる胎動 | セシリア |
| 2024 | エデン 楽園の果て | マーガレット・ウィットマー |
| 2025 | エコー・バレー Echo Valley |
クレア・ギャレット |
| 2025 | Christy | クリスティ・マーチン |
| 2025 | The Housemaid | Millie Calloway |
| 2026 | The Devil Wears Prada 2 | TBA |
TV
| 放映年 | タイトル | 役割 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2009 | ヒーローズ | 少女 | エピソード4 ヒステリックな盲目 |
| 2009 | クリミナル・マインド | ダニ・フォレスター | エピソード アウトフォックステッド |
| 2010 | チェイス | ケイラ・エドワーズ | エピソード パイロット |
| 2010 | 新ビバリーヒルズ青春白書 | 少女 | エピソード 裸の季節 |
| 2011 | キック・イット | ケルシー・ヴァーガス | エピソード 剣と魔法 |
| 2011 | ブリングリング | イジー・フィッシュマン | TV映画 |
| 2014 | グレイズ・アナトミー 恋の解剖学 | エリン・ウィーバー | エピソード Don’t Let’s Start |
| 2017 | モンスター・スクール | マデリン・レイヨン(声) | エピソード 怪物学校へようこそ |
| 2017 | ザ・ミドル | 女生徒1 | エピソード ファイナル・ファイナル |
| 2017 | プリティ・リトル・ライアーズ | ウィラ | エピソード 死が二人を分かつまで |
| 2018 | エブリシング・サックス | エマライン・アダリオ | 主役 |
| 2018 | ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 | エデン・スペンサー | レギュラー |
| 2018 | シャープ・オブジェクト | アリス | レギュラー |
| 2018 | マニック | ミッシー、ペーパーガール | TVショート |
| 2018 | フェイク・ガール 偽りの少女 | サマンサ | TV映画 |
| 2019- | ユーフォリア/EUPHORIA | キャシー・ハワード | メインキャスト |
| 2021 | ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート | オリビア・モスバッカー | メインキャスト |
| 2021- | ロボットチキン | バービー、追加キャラクター(声) | 4エピソード |
| 2024 | サタデー・ナイト・ライブ | 本人(ホスト) |
受賞と候補
| 受賞 | カテゴリー | 作品 | 結果 |
|---|---|---|---|
| ドリアン・テレビ賞 | 最優秀助演女優賞 | ユーフォリア | 候補 |
| ゴールドダービー・テレビジョン賞 | ドラマ助演女優賞 | ユーフォリア | 候補 |
| ハリウッドテレビ批評家協会 | ドラマ助演女優賞 | ユーフォリア | 候補 |
| ハリウッドテレビ批評家協会 | アンソロジー助演女優賞 | ホワイト・ロータス | 候補 |
| オンライン映画テレビ協会 | 映画助演女優賞 | ホワイト・ロータス | 候補 |
| オンライン映画テレビ協会 | ドラマ助演女優賞 | ユーフォリア | 候補 |
| プライムタイム・エミー賞 | ドラマ優秀助演女優賞 | ユーフォリア | 候補 |
| プライムタイム・エミー賞 | 映画優秀助演女優賞 | ホワイト・ロータス | 候補 |









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