テレサ・リアン(Teressa Liane)は、オーストラリア出身の女優。1988年3月11日生まれ。『ネイバーズ』のリアノン・ベイツ、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のメアリー・ルイーズ、『イントゥ・ザ・バッドランズ』のアンジェリカ、『ローマ帝国』のアグリッピナ役で知られる。メルボルン生まれで、舞台と映画への情熱を持ち、国際的に活躍。
プロフィール
- 名前:テレサ・リアン(Teressa Liane)※表記上、テレッサ・リアンとも。
- 出生地:オーストラリア、メルボルン
- 学歴:ラ・トローブ大学
- 職業:女優
- 活動期間:2011年~現在
- SNSサイト:Instagram・Facebook・X
生い立ち・教育
テレサ・リアンは1988年3月11日、オーストラリアのビクトリア州メルボルンで生まれました。彼女はシングルマザーの家庭で育ち、母親が音楽と芸術の重要性を教えてくれたことが、彼女の人生に大きな影響を与えました。幼少期から映画と演劇に強い関心を持ち、芸術に対する情熱を育んできました。
高校時代、テレサはスポーツと芸術の両方に熱心でした。自己紹介で「トムボーイ」と語る彼女は、バスケットボールコートで汗を流す一方、休み時間には演劇やメディアの教室で過ごすことが多かったといいます。15歳のとき、ビクトリア州のバスケットボールチームのトライアウトにスカウトされましたが、演劇とパフォーマンスこそが本当の情熱であると気づきました。その後、テレサはラ・トローブ大学(La Trobe University)で学び、学生演劇の世界に飛び込みました。ここで彼女は歌のデビューを果たし、ビートニク・キャバレーで脚本家として評価され、演技を職業として追求する決意を固めました。この時期の経験が、彼女のキャリアの基盤を築く重要なステップとなりました。
経歴
テレサ・リアンの俳優としてのキャリアは、2011年にオーストラリアの人気ソープオペラ『ネイバーズ』(Neighbours)でタミー・フレイザー役としてデビューしたことから始まりました。2013年には同作でリアノン・ベイツ役として再登場し、個性的で愛らしいキャラクターを演じて注目を集めました。この役は彼女の最初の大きなブレイクとなり、視聴者に強い印象を与えました。
2015年、テレサはアメリカのテレビドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』(The Vampire Diaries)のシーズン7で、メアリー・ルイーズ役を演じました。このサイフォナーとヴァンパイアのハイブリッドという複雑な役柄で、彼女は国際的な知名度を獲得しました。同年、AMCの『イントゥ・ザ・バッドランズ』(Into the Badlands)でアンジェリカ役を演じ、アクションとドラマが融合した作品でさらにその存在感を示しました。
2019年には、Netflixのドキュメンタリードラマ『ローマ帝国』(Roman Empire)のシーズン3「カリギュラ:狂気の皇帝」で、アグリッピナ・ザ・ヤンガー(カリギュラの妹、ネロの母)を演じ、歴史ドラマでの演技力も披露しました。また、2022年にはアクション・サバイバルスリラー『ザ・リーフ:ストークド』(The Reef: Stalked)でニック役を演じ、ホラーとサスペンスのジャンルでも活躍しました。さらに、2022年の『マグナム P.I.』シーズン4のエピソード19でアンジー役としてゲスト出演し、イタリア語版では声優ヴァレンティーナ・マリに吹き替えられました。
テレサはオーストラリアと国際的なプロジェクトを幅広くこなし、コメディ『The Spy Who Never Dies』(2022)や短編映画『Rorrim』のアドリアンヌ役など、多様なジャンルで活躍しています。彼女のキャリアは、テレビ、映画、舞台と多岐にわたり、演技への情熱と多才さを示しています。
私生活
テレサ・リアンの私生活については、限られた情報しか公開されていません。彼女は自身のソーシャルメディア(Instagram、Facebook)で積極的にファンと交流しており、2021年1月時点でX(旧Twitter)で約10,968人のフォロワー、Instagramで約59,600人、Facebookで約3,800人のフォロワーを持っています。彼女の公式ウェブサイト(teressaliane.com)でも最新の活動を確認できます。
恋愛については、テレサは長期間、監督のトレヴァー・フアレス(Trevor Juarez)と交際しており、2018年12月26日にビーチでのセルフィーをInstagramに投稿するなど、関係を公にしています。一方、一部の情報源では2018年に俳優ポール・リーバースタイン(Paul Lieberstein)と結婚したとの報道がありますが、この情報は明確に確認されておらず、矛盾する情報も存在します。彼女はプライバシーを重視し、個人的な詳細をあまり公開しない傾向があります。
また、テレサはシングルマザーの家庭で育ち、母親との強い絆をインタビューで語っています。彼女のエージェンシーはオーストラリアのActive Artists Managementと米国のHAVEN Entertainmentが担当しています。
出演作品
以下はテレサ・リアンの主な出演作品です。
TV
- ネイバーズ(Neighbours)(2011、2013年):タミー・フレイザー(2011)、リアノン・ベイツ(2013)
- ヴァンパイア・ダイアリーズ(The Vampire Diaries)(2015-2016年):メアリー・ルイーズ(シーズン7、11エピソード)
- イントゥ・ザ・バッドランズ(Into the Badlands)(2015年):アンジェリカ
- ローマ帝国(Roman Empire)(2019年):アグリッピナ・ザ・ヤンガー(シーズン3「カリギュラ:狂気の皇帝」、4エピソード)
- マグナム P.I.(Magnum P.I.)(2022年):アンジー(シーズン4、エピソード19)
- デイズ・オブ・アワ・ライヴス:ラスト・ブラスト・リユニオン(Days of Our Lives’ Last Blast Reunion)(2020年):ミミ・ロックハート(8エピソード)
映画
- ザ・カップ(The Cup)(2011年):看護師(映画デビュー)
- ビカミング・ボンド(Becoming Bond)(2017年):ドキュメンタリー
- ザ・リーフ:ストークド(The Reef: Stalked)(2022年):ニック
- ザ・スパイ・フー・ネヴァー・ダイズ(The Spy Who Never Dies)(2022年):スパイコメディ
- ヒズ・キラー・ファン(His Killer Fan)(2021年)
TV映画
- Rorrim(短編映画):アドリアンヌ
その他
- デッド・トーク・ライブ(Dead Talk Live)(TV番組):本人役
- フォロウィング・フィルムズ・ポッドキャスト(Following Films Podcast):ゲスト出演
まとめ
テレサ・リアンは、オーストラリア出身の才能ある女優として、テレビ、映画、舞台での幅広い活躍を見せています。『ネイバーズ』でのデビューから『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『ローマ帝国』での印象的な役柄まで、彼女のキャリアは多様で魅力的です。プライベートでは控えめながら、ソーシャルメディアを通じてファンとの繋がりを大切にしています。今後も彼女の新たなプロジェクトに注目が集まります。
レビュー 作品の感想や女優への思い