デッドリー・サロゲート
- 原題:A Deadly Surrogacy/The Baby Swindler
- 公開年:2022年
- 製作国:カナダ
- 上映時間:92分
- 製作会社:CMWオータム・プロダクション
- 配給会社:シャンプレーン・メディア、リール・ワン・エンターテインメント、リール・ワン・インターナショナル
- ジャンル:スリラー
- 公式ページ:reeloneent.com
- 視聴:U-next
見どころ
代理出産が恐ろしい事件に発展するサスペンススリラー。完全犯罪のわなに落ちていくヒロインをスリリングに描写。衝撃の真相が待つクライマックスまで目が離せない。
あらすじ
亡き夫との間の凍結胚をもつスージーは、自力で出産することが叶わない体だと宣告され、やむなく代理出産を決意。そんな折、実家の近所に昔住んでいたというローナが代理母を申し入れてきました。スージーはこれがベストな道かもしれないと承諾するのですが…。
感想
(ネタバレあり)
『デッドリー・サロゲート』は、スージー・アシュクロフトが子供が欲しくてたまらなくなり、亡き夫マイケルを偲び、彼の思い出を子供に託すために代理母に卵子を提供する筋書き。しかし、スージーの兄アンドリューから紹介されたローナという代理母が秘密の生活を送っているように見え、複雑な事態が起こります。
アンドリューとその妻グレースが巻き起こす嘘の数々は壮大なスケール。また、兄と妹の関係についても唖然とするような描写があります。スージーの信頼は深く、その世界観はナイーブで、アンドリューとグレースは完璧なカップルだと思ったこともあります。マクベス夫妻にも同じことがいえます。
スージーの同僚ヘレンが、マイケルのビジネスの過去の取引やスージーの兄アンドリューとの関係を探っているうちに巻き添えになってしまいます。
文字どおり大げさでメロドラマ的な、屋上での大騒ぎの結末は必見。妊娠中のローナもこの騒動に深く巻き込まれます。映画の結末では、借金まみれの嘘つきローナは東南アジアへ旅立ちます。タイ、ベトナム、マレーシアでのローナの冒険を描く続編を、視聴者は楽しみにしていてくれるでしょうか?
解説
『デッドリー・サロゲート』は2023年に公開されたミステリー・スリラーで、スージー・アシュクロフトの人生を軸に展開。彼女は謙虚な性格で知られ、キャリアでも成功を収めています。しかし、彼女の心は家族を切望。残念なことに、スージーの夫マイケルは他界しました。マイケルが亡くなる前に、彼女の胚を保存していました。スージーは治療を続けるため、ショー医師のクリニックを訪問。しかし、スージーはもう健康な子供を産むことができません。スージーは、この赤ちゃんが夢の人生を送る唯一の方法だと知っています。この赤ん坊だけがマイケルとの唯一の絆であり、彼女は自分の夢を終わらせたくないのです。しかし、医師はスージーに養子縁組を勧めますが、彼女はそれを拒否。スージーも代理母出産には賛成できませんが、それしか選択肢がありませんでした。そこで彼女は、ローナの助けを借りて代理出産に踏み切ります。やがてローナは妊娠し、すべてはスージーの計画通りに進みます。しかし、ローナが突然に失踪。今、彼女の唯一の目標はローナを探し出し、赤ん坊を守らなければなりません。
キャスト
- ロンダ・デント(スージー役)
- エミリー・テナント(ローナ役)
- ジェイソン・セルマク(アンドリュー役)
- アシュリー・アレクサンダー(グレース役)
- メリス・ベル(ヘレン役)
- カイナン・フォスター(ポール役)
- ショーナ・クラーク(ショー博士役)
- トリッシュ・アレン(アン役)
- シェナンドー・マクスポラン(ウェイトレス役)
スタッフ
- 衣装デザイン:マリヤ・デュシャルム
- ヘアスタイル&メイクアップスウィング:カサンドラ・クラインシュロス
- メイクアップ部門責任者:ビバリー・ウォン
レビュー 作品の感想や女優への思い