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悪女

「見どころ」にPR表現を含みます。
『殺人の告白』のチョン・ビョンギル監督が最強女殺し屋を描くバイオレンスアクション。

2017年公開の韓国アクション映画『悪女/AKUJO』は、チョン・ビョンギル監督によるスタイリッシュな復讐劇。キム・オクビン演じる女殺し屋スクヒの壮絶な戦いと運命を描く。カンヌ映画祭で話題沸騰の124分作品。

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基本情報

  • 邦題:悪女/AKUJO
  • 原題:악녀
  • 英題:The Villainess
  • 公開年:2018年
  • 製作国:韓国
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:サスペンス、アクション
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見どころ

主観映像を交え、ひとりで50人と戦う戦闘描写やバイクに乗ったまま日本刀で斬りあうシーンなど、スタントマン出身という監督の常軌を逸したアクション演出に圧倒される。

女優の活躍

主演のキム・オクビンは、本作で女殺し屋スクヒを熱演し、圧倒的な存在感を示しました。彼女は『渇き』(2009年)での繊細な演技で知られていましたが、『悪女』では肉体的なアクションと感情の爆発を融合させたパフォーマンスを披露。冒頭7分のノンストップ一人称視点(FPS)アクション場面では、数十人の敵を日本刀や銃で倒す壮絶な戦いをほぼスタントなしで演じ、観客を驚愕させました。キム・オクビンはアクションシーンのために厳しい訓練を受け、バイクチェイスや格闘シーンでも卓越した身体能力を発揮。特に、終盤の壮絶な復讐劇では、血まみれになりながらも感情を爆発させる演技が絶賛されました。彼女の演技は、カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングで上映された際、観客からスタンディングオベーションを受けたほどです。

助演のキム・ソヒョンも、重要な役どころで物語に深みを加えました。子役出身の彼女は、スクヒの過去と現在をつなぐキャラクターとして、抑制された演技で感情的なシーンを支えています。

女優の衣装・化粧・髪型

キム・オクビンの衣装は、スクヒの二面性を強調するデザインが特徴です。暗殺者として活動する際は、黒を基調としたタイトなレザージャケットやパンツで、動きやすさとクールな印象を演出。戦闘シーンでは、血や汚れで徐々に荒々しくなる衣装が、彼女の過酷な運命を象徴します。一方、偽装された新生活では、白やパステルカラーのドレスやカジュアルなブラウスを着用し、柔らかで平凡な女性像を表現。特に結婚式のシーンでは、純白のウェディングドレスがスクヒの短い幸福を際立たせ、アクションとのコントラストを生み出します。

メイクアップは、アクション場面では汗や血で崩れるナチュラルメイクが中心。戦闘の激しさを強調するため、傷や血糊がリアルに施されました。新生活では、薄化粧で清純さを演出し、スクヒの内面的な葛藤を表現。終盤の復讐シーンでは、血と涙でメイクが崩れる様子が、彼女の感情の爆発を視覚的に強化しています。

ヘアスタイルは、戦闘シーンではポニーテールや無造作なアップスタイルで、動きやすさと戦士らしい印象を強調。新生活では、ゆるやかなウェーブのかかったロングヘアで女性らしさを演出。過去の回想シーンでは、若々しいショートカットでスクヒの純粋な少女時代を表現し、時系列の変化を視覚的に補完しています。

あらすじ

幼い頃、父親を目の前で殺された少女スクヒ(キム・オクビン)は、北朝鮮マフィアの若頭ジュンサン(シン・ハギュン)に拾われ、殺し屋として育てられます。成長したスクヒはジュンサンを愛し、結婚しますが、彼は敵対組織に暗殺されてしまいます。怒りに燃えたスクヒは単身で敵のアジトに乗り込み、組織を壊滅させるものの、国家機関に逮捕されます。国家は彼女を利用し、10年間暗殺任務を遂行すれば自由を与えると約束。スクヒは新たな身分を与えられ、暗殺者として第二の人生を歩み始めます。新生活で出会ったヒョンス(ソンジュン)と愛を育み、結婚を決意しますが、結婚式の日に新たな任務が下り、彼女の過去と現在の秘密が交錯。スクヒは自らの運命と復讐のために、再び血塗られた戦いに身を投じます。

解説

『悪女/AKUJO』は、チョン・ビョンギル監督が『ニキータ』(1990年)や『キル・ビル』に影響を受けたスタイリッシュなアクション映画。最大の特徴は、冒頭のFPS視点による長回しアクションシーンで、観客にスクヒの視点から臨場感溢れる戦闘を体感させます。この手法は、ビデオゲームの影響を受けつつ、スクヒの孤独な戦いを強調。終盤のバイクチェイスやバトルバスでのアクションも、カメラワークのダイナミズムと編集のテンポで圧倒的な迫力を生み出しています。

物語は、復讐と愛、運命に翻弄される女性の悲劇を描き、韓国映画特有の感情的な重厚さを加味。時系列を交錯させる構成は、スクヒの過去と現在の葛藤を深く掘り下げますが、一部で混乱を招くとの指摘もあります。しかし、キム・オクビンの演技とアクションの迫力が、こうした欠点を補い、観客を引き込みます。カンヌ映画祭での高評価は、アクションの斬新さとキム・オクビンのパフォーマンスによるもので、『ジョン・ウィック』や『アトミック・ブロンド』と比較される国際的な注目作となりました。

本作は、女性が主役を務めるアクション映画として、スクヒの強さと脆さを描き、復讐の物語に普遍的な人間ドラマを織り交ぜた作品。韓国映画のバイオレンスと美学が融合した一作として、アクション映画ファンに強く推奨されます。

キャスト

映画『悪女』インタビュー – ソンジュン、キム・オクビン、シン・ハギュン、キム・ソヒョン
  • スクヒ:キム・オクビン(日本語吹替:志田有彩)。復讐に燃える女殺し屋。壮絶なアクションと感情的な演技で主演。
  • イ・ジュンサン:シン・ハギュン。スクヒの育て親であり恋人。北朝鮮マフィアの若頭。
  • ヒョンス:ソンジュン。スクヒの新たな恋人で、彼女の新生活に光を投じる。
  • キム・スン:キム・ソヒョン。スクヒの過去と現在をつなぐ重要人物。

その他、チョ・ウンジ、イ・スンジュ、チョン・ヘギュン、ミン・イェジ、パク・チョルミン

スタッフ

  • 監督・脚本:チョン・ビョンギル。『殺人の告白』(2012年)の監督で、アクションとサスペンスの演出に定評。
  • 脚本:ユン・ビョンシク。チョン監督と共同で物語を構築。
  • 製作:NEXT ENTERTAINMENT WORLD, APEITDA。
  • 撮影:パク・ジョンフン。FPS視点や長回しアクションを鮮烈に撮影。
  • 編集:シン・ミンジュン。テンポの良い編集でアクションの緊張感を高める。
  • 音楽:ク・ジャワン。感情的なシーンとアクションを盛り上げるスコアを提供。

結論

『悪女/AKUJO』は、キム・オクビンの圧倒的なアクションと演技、チョン・ビョンギルの斬新な演出が融合した、2017年の傑作アクション映画。復讐と愛の間で葛藤するヒロインの姿は、観る者の心を打ち、視覚的なインパクトと共に深い余韻を残します。カンヌでの評価が示す通り、国際的なアクション映画として必見の一作。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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