ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)はアメリカ合衆国の映画製作会社・映画配給会社。正式名称はユニバーサル・シティ・スタジオで、コムキャストがNBCユニバーサルを通じて所有。本社はカリフォルニア州ユニバーサル・シティに位置し、配給部門はニューヨーク。
1912年に設立され、現存する米国最古の映画スタジオです。世界で5番目に古い歴史を持ち、ハリウッドのビッグ5の中で最も古いです。MPAのメンバーであり、ハリウッド黄金時代の「リトル・スリー」の一つです。2022年の売上高は116億2200万米ドル。事業は全世界で映画製作を主とし、子会社としてユニバーサル・アニメーション・スタジオ、ドリームワークス・アニメーション、フォーカス・フィーチャーズなどを抱えています。親会社はNBCユニバーサルで、テーマパーク事業も関連しています。
ユニバーサルは、ブロックバスター映画やフランチャイズで知られ、ジョーズ、ジュラシック・パーク、ワイルド・スピードシリーズなどが代表的です。アニメーション分野でもミニオンズやイルミネーションの作品が人気を集めています。長年にわたり、ホラー映画の伝統を持ち、ユニバーサル・モンスターズシリーズを確立しました。現代では、多様なジャンルの映画を製作し、世界的なエンターテイメントを提供しています。
歴史
ユニバーサル・ピクチャーズは、1912年にカール・レムリらにより設立されました。エジソン・トラストに対抗し、インディペンデント・ムービング・ピクチャーズを基にスタートしました。スター・システムを革新し、ユニバーサル・フィルム・マニュファクチャリング・カンパニーとなりました。1915年にユニバーサル・シティ・スタジオを建設しました。
1920年代には低予算映画を中心に発展し、ロン・チェイニー主演のホラー映画が人気を博しました。1930年代、カール・レムリ・Jr.の下でトーキー化、カラー映画、ミュージカルを推進しました。ユニバーサル・モンスターズシリーズを開始しました。1936年に経営危機でレムリ家が追放され、低予算映画へ移行しました。1940年代にユニバーサル・インターナショナルを発足し、デッカを買収しました。1950年代にMCAを買収しました。1962年にMCAと合併し、1964年にユニバーサル・シティ・スタジオ・インクへ改称しました。
1970年代以降、ブロックバスター時代へ移行しました。1990年に松下電器産業が買収し、1995年にシーグラムへ売却されました。2000年にヴィヴェンディ、2004年にNBCユニバーサルとなりました。2011年にコムキャストが所有しました。近年は、ジュラシック・ワールドやワイルド・スピードなどの大ヒットシリーズで成功を収めています。
製作映画
ユニバーサル・ピクチャーズは、数多くの名作映画を製作してきました。以下に主な作品を挙げます。これらはホラー、SF、アクション、ミュージカルなど多様なジャンルに及びます。
- ノートルダムの傴僂男(1923年)
- オペラの怪人(1925年)
- ショウボート(1929年)
- 西部戦線異状なし(1930年)
- フランケンシュタイン(1931年)
- 魔人ドラキュラ(1931年)
- ミイラ再生(1932年)
- 模倣の人生(1934年)
- 襤褸と宝石(1936年)
- 凸凹二等兵の巻(1941年)
- 狼男(1941年)
- 大空港(1971年)
- スティング(1973年)
- アメリカン・グラフィティ(1973年)
- 大地震(1974年)
- ジョーズ(1975年)
- E.T.(1982年)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(1990年)
- ジュラシック・パーク(1993年)
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年)
- エリン・ブロコビッチ(2000年)
- マンマ・ミーア!(2008年)
- 怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年)
- カウボーイ&エイリアン(2011年)
- ジュラシック・ワールド(2015年)
- ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)
- ミニオンズ(2015年)
- ガール・オン・ザ・トレイン(2016年)
- ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018年)
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022年)
- ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年)
- オッペンハイマー(2023年)
- ウィキッド(2024年)
- ザ・ワイルド・ロボット(2024年)
これらの作品は、ユニバーサルの映画製作の多様性を示しています。クラシックなホラーから現代のブロックバスターまで、幅広い観客を魅了してきました。
関係女優
ユニバーサル・ピクチャーズは、多くの著名な女優と関係を持ち、彼女たちのキャリアを支えてきました。以下に主な女優を挙げ、それぞれの出演作品を紹介します。
ディアナ・ダービン
ディアナ・ダービンは、1930年代から1940年代にかけてユニバーサルのミュージカル映画で活躍した女優です。彼女の歌声と演技が、スタジオの黄金時代を象徴しています。多くのティーンエイジミュージカルで主演を務めました。
- 天使の花園(1936年、ジェーン・ファルコナー)
- 100人の男と1人の少女(1937年、パトリシア・カードウェル)
- マッド・アバウト・ミュージック(1938年、グロリア・ハークンソン)
- ファースト・ラブ(1939年、コンスタンス・ハーディング)
マレーネ・ディートリヒ
マレーネ・ディートリヒは、1930年代後半にユニバーサルと契約し、西部劇やミュージカルで魅力的な役を演じました。彼女の国際的な魅力が、スタジオの作品に深みを加えました。
- デストリーの町に再び(1939年、フレンチー)
- 七人の罪人(1940年、ビジュウ)
- ピッツバーグ(1942年、ジョシー・ウィンターズ)
グロリア・ジーン
グロリア・ジーンは、ディアナ・ダービンの後継として1940年代にユニバーサルでミュージカル映画に出演しました。若い才能として注目を集めました。
- リトル・ビット・オブ・ヘブン(1939年、ジュディ・ブレイク)
- ネバー・ギブ・ア・サッカー・アン・イーブン・ブレイク(1941年、グロリア・ジーン)
- コパカバーナ(1947年、アン・ドン)
ジュリア・ロバーツ
ジュリア・ロバーツは、2000年代にユニバーサル製作のドラマでアカデミー賞を受賞しました。彼女の演技力が、作品の成功に寄与しています。
- エリン・ブロコビッチ(2000年、エリン・ブロコビッチ)
- オーシャンズ11(2001年、テス・オーシャン)
- オーシャンズ12(2004年、テス・オーシャン)
- チケット・トゥ・パラダイス(2022年、ジョージア)
メリル・ストリープ
メリル・ストリープは、ユニバーサル製作のミュージカルやドラマで多才さを発揮しました。彼女の出演が、作品の芸術性を高めています。
- ディア・ハンター(1978年、リンダ)
- マンマ・ミーア!(2008年、ドナ・シェリダン)
- マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年、ドナ・シェリダン)
ブライス・ダラス・ハワード
ブライス・ダラス・ハワードは、ジュラシック・ワールドシリーズで主演し、ユニバーサルのブロックバスターを支えました。アクションシーンでの活躍が印象的です。
- ジュラシック・ワールド(2015年、クレア・ディアリング)
- ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018年、クレア・ディアリング)
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022年、クレア・ディアリング)
エミリー・ブラント
エミリー・ブラントは、ユニバーサル製作のスリラーやファンタジーで多彩な役を演じました。彼女の表現力が、作品の緊張感を高めています。
- ウルフマン(2010年、グウェン・コンフィフ)
- ガール・オン・ザ・トレイン(2016年、レイチェル・ワトソン)
- オッペンハイマー(2023年、キティ・オッペンハイマー)
シャーリーズ・セロン
シャーリーズ・セロンは、ユニバーサル製作のアクション映画で強靭な女性像を体現しました。彼女の存在感が、フランチャイズの魅力です。
- スノーホワイト(2012年、ラヴェンナ女王)
- ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年、サイファー)
- アトミック・ブロンド(2017年、ロレイン・ブロートン)
- ワイルド・スピード ジェットブレイク(2021年、サイファー)
スカーレット・ヨハンソン
スカーレット・ヨハンソンは、ユニバーサル製作のSFやアニメーションで声優としても活躍しました。彼女の多才さが光ります。
- ルーシー(2014年、ルーシー)
- シング(2016年、アッシュ、声)
- ジョジョ・ラビット(2019年、ロージー・ベッツラー)
- シング:ネクストステージ(2021年、アッシュ、声)
シンシア・エリヴォ
シンシア・エリヴォは、近年ユニバーサル製作のミュージカルで注目を集めました。彼女の歌唱力が、作品のハイライトです。
- ウィキッド ふたりの魔女(2024年、エルファバ)
アリアナ・グランデ
アリアナ・グランデは、ユニバーサル製作のミュージカルで女優デビューを果たしました。彼女の人気と歌声が、作品を盛り上げています。
- ウィキッド ふたりの魔女(2024年、グリンダ)
これらの女優は、ユニバーサル・ピクチャーズの歴史を彩る存在です。彼女たちの貢献により、多くの名作が生まれました。



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