アンセイン 狂気の真実

ストーカーに怯える女性が、自分が正気がどうかわからなくなるまで追い詰められていきます。

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アンセイン 狂気の真実

• 邦題：アンセイン 狂気の真実
• 原題：Unsane
• 公開年：2018年
• 製作国：米国
• 製作会社：20世紀スタジオ
• 上映時間：98分
• キーワード：ストーカー、引っ越し、精神病院、入院

予告編はこちら。

UNSANE | OFFICIAL TRAILER #1 | 2018

IN CINEMAS MARCH 2018A young woman is involuntarily committed to a mental institution where she is confronted by her gre...

www.youtube.com

あらすじ

ストーカーに悩まされていたソーヤーは、母親に理由を告げぬまま引っ越し、新たな生活をスタート。

しかし、精神的に追い詰められる日々は変わらず、精神病院に入院させられる羽目に。周囲は誰も取りあってくれません。さらにストーカーが職員として彼女の前に現れたのです…。

見どころ

スティーブン・ソダーバーグ監督が手掛けたサイコスリラー。精神的に追い詰められる恐怖感、主人公どころか観客すら何が本当のことかわからなくなる展開に息が詰まります。

全編をiPhoneで撮影した手法が話題に。その手法で生まれた圧迫感のあるシーン作りがより恐怖感を増加。マット・デイモンのちょい役出演も注目。

ファム・ファタル

クレア・フォイはとにかく上手く、生々しい演技を飽きさせません。

感想

ソダーバーグ監督によると、iPhoneで撮影することの利点は、いくつかの欠点を大きく上回っていました。監督は本作の撮影にiPhoneアプリ『FiLMiC Pro』を使用し、ハイエンドのシネマカメラと同等の完全なマニュアルコントロールを可能にしていました（マニュアルフォーカス、露出、ホワイトバランス、LOGなど）。スクリーンが見えないような手の届きにくい撮影では、FiLMiC Remoteというアプリを使って、撮影現場の別のデバイスからiPhoneをワイヤレスで操作。

彼はこのプロセスを解放的なものだと語り、15歳の駆け出しの頃にこの技術にアクセスできていたらと思ったという。iPhoneのおかげで、創造的な衝動と技術的な実行の間の空間がほとんど存在しないとも述べています。

俳優たちは撮影現場での「映画製作マシン」によるスローダウンがないため、キャラクターを保ちながらクリエイティブな仕事ができます。

最初の2分でiPhoneで撮影されたことを完全に忘れてしまいます。スマートフォンで撮影されたという事実を知らずに映画館に入ったとしても、気づかないでしょう。ですから、この映画をiPhone映画というのはお門違い。たまたまiPhoneで撮影しただけで、（物語にぴったりの暗いやり方で）美しく見える素晴らしい映画。これから映画製作をはじめる人たちにとって、エキサイティングな時代であることに間違いありません。

ワイドレンズの使用や俳優との近接撮影のおかげで、パニックや閉所恐怖症のようなリアルな感覚もありました。おかげで、悪夢のど真ん中に突き落とされたような気分になります。

全体的にソダーバーグがジャンルを軽々と行き来できる達人であることを再認識させてくれました。

キャスト

スタッフ

• 監督：スティーブン・ソダーバーグ
• 脚本：ジョナサン・バーンスタイン、ジェームズ・グリア