ドン・ジョン

『ドン・ジョン』は、ジョセフ・ゴードン＝レヴィットが長編監督デビュー作として脚本・監督を務めた2013年米国のロマンティック・コメディ・ドラマ映画。主演はゴードン＝レヴィット、スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア、脇役にロブ・ブラウン、グレン・ヘドリー、ブリー・ラーソン、トニー・ダンザ、ミア・マルコヴァなど。

あらすじは、セックスとは別物としてポルノサイトを見ずにはいられない性癖モテモテ男がタイプの異なる二人の女性と出会って、ポルノと恋愛との狭間に悩んで成長するというもの。映画は2013年1月18日にサンダンス映画祭で原題『Don Jon’s Addiction』としてプレミア上映され、2013年9月27日に米国で公開。この映画は全世界で4,100万ドルの興行収入を記録し、批評家からは概ね好意的な評価を受けました。

ドン・ジョン

• 原題：Don Jon
  公開年：2013年
• 製作国：米国
• 上映時間：90分
• ジャンル：コメディ、恋愛
• 配給：KADOKAWA

予告編はこちら。

[https://youtu.be/pU2tyQ1_k8s]

見どころ

• 「ダークナイト ライジング」の俳優ジョセフ・ゴードン＝レヴィットが初監督。
• スカーレット・ヨハンソンがグラマラスな美女役で登場、目が釘付けに！

あらすじ

仲間から“ドン・ジョン”と呼ばれるほどのモテモテ男ジョン。セックスとは別物としてポルノサイトを見ずにはいられないという性癖を彼はもっています。しかし、そんな彼の前にまったくタイプの異なるふたりの女性が現れて…。

ファム・ファタル

美人女優がたくさん出演。スカーレット・ヨハンソンがセクシー炸裂で、映画のモチーフとなっています。そこに、『美しすぎる母』で優れた愛の教育者を証明したジュリアン・ムーアが現われ、どうやら事態は新しい方向へ。

スカーレット・ヨハンソンが演じるバーバラ・シュガーマンのFacebookページは本物で、彼女の友人たちは偽名のセレブたち。また、ジュリアン・ムーアにとって、ポルノを題材にした映画はこれが2作目。彼女は『ブギーナイツ』（1997年）でポルノ女優を演技。

映画でピンクを演じるアリエル・ライツマは、2009年にミス・ハワイアン・トロピックに輝いたことがあります。

ジョンがラップトップで絶頂を迎える黒いTバックをはいた黄色のブロンド女性はアレクシス・テキサス。2009年公開の『Push 2 Play』からの場面。

感想

ドン・ジョンが視聴しているポルノ動画サイト「PornHub」は実際に製作用の動画を提供していました。冒頭でジョンがリアルな性愛、とくに正常位のデメリットをまとめています。彼の要約はだいたい的を得ていて、共感する男性が一定数いそう。リアルな性愛を数多くこなし、アダルトビデオの視聴も相当数行なってきた私にとって、ドン・ジョンの置かれた立場は身につまされるものがあります。

ただ、私の場合は、これまで恋人からアダルトビデオを見ないように指示されたり嘆願されたりしたことがなく、むしろライバルのように考えてもらえたので幸せ。その分、ドン・ジョンの恋愛事情がかなり面倒くさそうだなあと感じました。

映画のクライマックス、82分頃に、ジョン・ドンがジュリアン・ムーアから学んだ眼差しについて語る場面があります。

彼女はいつも、まっすぐ俺の目を見る。普段は苦手だが、なぜか彼女だと気にならない。俺も彼女を見つめ一気に欲情する。通じ合い思いが伝わる。互いに通う空気が心地いい。ドン・ジョン

女性も男性も目を見て話すことをを意識すると効果的です。

私はなぜか昔から女性の目を見て話をし、また彼女たちから話を聞く癖ができていました。そのため、話していると恥ずかしくなるとか、ジョーク混じりに「妊む、孕む」とか言われましたが、一緒に過ごす時間全体で「安心できる」と思ってもらえました。

まっすぐ相手の目を見て話すこと。こちらもあちらも心が揺さぶられ、素晴らしいことです。

キャスト

スタッフ

• ロナ・ヴィジは本作でジュリアン・ムーアのヘアスタイルを担当。「オーシャンズ8」にも採用。
• ヘアスタイル主任を務めたロバート・ウィルソンは「アンフォゲッタブル」にも採用。
• ヘアスタイル部門責任者を務めたトリッシュ・アルメイダは「ワイルド・スピード ジェットブレイク」「ファインド・アウト」にも出演。