オーシャンズ8

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記事内に「見どころ」の項目があれば、そこに若干の誇張表現を含みます。
『オーシャンズ8』の出演者と関係者の一覧はオーシャンズ8のキャストとスタッフをご覧ください。
今度の「オーシャンズ」は全員女性。超豪華女優陣共演によるエンターテイメント大作。

『オーシャンズ8』(原題:Ocean’s 8)は、ゲイリー・ロス監督、ロスとオリヴィア・ミルチ脚本による2018年米国の強盗コメディ映画。スティーヴン・ソダーバーグ監督の「オーシャンズ」シリーズのスピンオフであり、第4弾でもあります。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、Awkwafina、リアーナ、ヘレナ・ボナム・カーターらアンサンブル・キャストが出演。あらすじは、ダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャンが率いる女性グループが、ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年開催されるメット・ガラで洗練された強盗を計画するというもの。

2007年に『オーシャンズ13』が公開された後、ソダーバーグはこのシリーズを「絶頂期で終わらせたい」という理由から、4作目を製作するつもりはないと述べていました。しかし、2015年10月に女性だけのスピンオフが発表され、2016年8月までにキャストの多くが契約しました。『ライナス』という仮題がついた撮影は、2016年10月から2017年3月までマンハッタン周辺で行なわれました。

『オーシャンズ8』は2018年6月5日にアリス・タリーホールでプレミア上映され、『オーシャンズ13』の公開から11年後の6月8日にワーナー・ブラザース映画から全米公開。全世界で2億9800万ドルの興行収入を記録し、批評家からは概ね好意的な評価を受け、とくに演出の組み合わせが称賛されました。

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オーシャンズ8

  • 原題:Ocean’s Eight
  • 公開年:2018年
  • 上映時間:110分
  • 製作国:米国
  • ジャンル:アクション、クライム
  • 製作会社:ワーナー・ブラザース映画、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ(提携)、ラーウェイ・ロード・プロダクションズ、スモークハウス・ピクチャーズ
  • 配給会社:ワーナー・ブラザース映画、Netflixほか
  • 予算:70,000,000ドル(推定)
  • 興行収入:①140,295,726ドル(米国&カナダ)、②41,607,378ドル(オープニング週末2018年6月10日 米国&カナダ)、③297,795,726ドル(全世界)
  • 公式サイト:Ocean’s 8

予告編はこちら。

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あらすじ

5年の刑期を終え、仮出所を果たしたデビー。出所して早々、犯罪のプロたちに声をかけ「オーシャンズ」を新結成した彼女は、ファッションの祭典・メットガラで女優が身に着ける宝石を狙いますが、そこには無数の防犯カメラと屈強な男たちが立ちはだかり…。

見どころ

「オーシャンズ」シリーズの主人公ダニーの妹デビーが主役のクライム・アクション。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットほか錚々たるスター女優が出演。

ファム・ファタル

『オーシャンズ8』には、とくに綺麗な女優が出てるというわけでもありませんが、どの女優も個性あるキャラクターを演じていて、楽しく見られます。

リアーナもケイト・ブランシェットも、映画でアン・ハサウェイが演じたメットガラの議長を務めたことがあります。

フランク・シナトラの娘ナンシー・シナトラが歌う「にくい貴方」が登場する場面があります。『オーシャンズ13』(2007年)でダニー・オーシャンは「フランク・シナトラと握手したね」と言います。また、オリジナルの『オーシャンズ11』(1960年)では、フランク・シナトラがダニー・オーシャン役を演じています。

サンドラ・ブロック

主人公のデビー・オーシャンは、カバーの一部としてドイツ語を話します。これを演じるサンドラ・ブロックは幼少期のほとんどをドイツのニュルンベルクで過ごし、ドイツ語が堪能。ドイツとアメリカの二重国籍をもっています。

映画の最後にデビー・オーシャンが列車内で着ているコートは、出所直後にプラザのベルボーイから盗んだものと同じでした。

アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイは、彼女が演じるダフネ・クルーガーがいつもガムを噛んでいて、面倒なつけ爪をしていることで、洗練された華やかさを感じさせないようにするアイデアを思いつきました。

メットガラでダフネはケイティ・ホームズとテーブルに座ります。『サタデー・ナイト・ライブ』(1975年)の司会中、アンがホームズを演じたスキットは有名。

なお、アン・ハサウェイはジェニファー・ローレンスに代わって本作に出演し、ジェニファーはアンに代わって『世界にひとつのプレイブック』(2012年)に出演。

ケイト・ブランシェット

デビーの相棒ルーを演じるのはケイト・ブランシェット。オリジナル3部作ではダニーの相棒ラスティをブラッド・ピットが演じていました。ブラッドとケイトは『バベル』(2006年)と『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)の2作品で共演しています。

ヘレナ・ボナム・カーター

ヘレナ・ボナム・カーターは、スティーヴン・ソダーバーグ監督の前3作「オーシャンズ」に出演したブラッド・ピットと『ファイト・クラブ』(1999年)で共演しています。

解説

『オーシャンズ8』には3人のオスカー受賞者が出演しています。サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ。また、ノミネートは次の三人も含みます。ヘレナ・ボナム・カーター、リアーナ、エリオット・グールド。

故ダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャンは、出所後にかつての相棒ルーに会い、服役中に計画した強盗に参加するよう説得。デビーとルーは残りのメンバーを集めていきます。

  • 不祥事を起こして失脚したファッション・デザイナーで国税庁に多額の借金を抱えているローズ・ワイル
  • デビーの友人でジュエリー職人をし、母親の家を出て自分の人生を歩み始めたいと熱望しているアミタ
  • コンピュータ・ハッカーのナイン・ボール
  • 街娼でスリのコンスタンス
  • デビーのもう一人の友人で、郊外の実家で密かに盗品を売っているタミー

デビーは、3週間半後に開催されるメット・ガラから1億5000万ドルのカルティエのネックレス「トゥーサン」を盗み出し、メット・ガラの共同司会者で、長い首で知られる有名女優のダフネ・クルーガーを、そのネックレスを身に着けてガラに出席する無自覚な運び屋として使おうと計画します。

キャスト

『オーシャンズ8』の出演者と関係者の一覧はオーシャンズ8のキャストとスタッフをご覧ください。

エイト

  1. サンドラ・ブロック:デボラ・デビー・オーシャン、プロの泥棒、ダニー・オーシャンの妹役
  2. ケイト・ブランシェット:ルー・ミラー役
  3. アン・ハサウェイ:有名で自己中心的な女優、ダフネ・クルーガー役
  4. ミンディ・カリング:宝石職人アミタ役
  5. サラ・ポールソン:タミー役
  6. Awkwafina:コンスタンス役、口うるさいストリート・ハスラーでスリ
  7. リアーナ:レスリー・ナイン・ボール・ジョーダン役、有能なハッカー
  8. ヘレナ・ボナム・カーター:おっちょこちょいで失脚したファッション・デザイナー、ローズ・ワイル役

その他

  • リチャード・アーミティッジ:デビーに濡れ衣を着せた美術商クロード・ベッカー役
  • ジェームズ・コーデン:保険詐欺調査員ジョン・フレイジャー役
  • ダコタ・ファニング:ダフネが嫉妬するセレブ、ペネロープ・スターン役
  • ナターニャ・アレクサンダー:ナイン・ボールの妹ヴェロニカ・ジョーダン役
  • ダミアン・ヤング:デヴィッド・ウェルチ役
  • グリフィン・ダン:保護観察官役
  • マイケル・ガンドルフィーニ:バスボーイ役
  • エリオット・グールド:ダニーの知り合いのカジノ経営者ルーベン・ティシュコフ
  • ギデオン・グリック:メットの監視カメラ責任者カイル・マッカリスター
  • 秦紹博:以前ダニーの下で働いていた曲芸師”アメイジング”・イェン役

マーロ・トーマス、ダナ・アイヴィー、メアリー・ルイーズ・ウィルソン、エリザベス・アシュレイが、盗まれた宝石の移動を手伝う熟年女優として登場。

カメオ出演するセレブリティは、

  • アナ・ウィンター
  • ケイティ・ホームズ
  • マリア・シャラポワ
  • セリーナ・ウィリアムズ
  • リチャード・マッデン
  • キム・カーダシアン
  • コモン
  • アドリアナ・リマ
  • デシグナー
  • カイリー・ジェンナー
  • アレキサンダー・ワン
  • リウ・ウェン
  • ケンダル・ジェンナー
  • ベラ・ハディッド
  • ジジ・ハディッド
  • リリー・オルドリッジ
  • オリヴィア・マン
  • ジェイミー・キング
  • ザック・ポーゼン
  • ヘイリー・ボールドウィ
  • デレク・ブラスバーグ
  • ソフィア・リッチー
  • ハイディ・クルム
  • ケリー・ロールバック
  • ローレン・サント・ドミンゴ
  • レイニー・クアリー

など。

マット・デイモンとカール・ライナーはライナス・コールドウェルとソール・ブルーム役を再演しましたが、彼らのシーンは映画の最終カットから削除されました。

スタッフ

スティーブン・ソダーバーグ監督から『オーシャンズ』シリーズを引き継いだゲイリー・ロス監督。ソダーバーグは以前、ロスの『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(2012年)のセカンドユニット監督として、第11地区の暴動シーンを演出しています。

この記事を書いた人
なむ

洋画が好きです(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで観ています(^^) 詳細は名前をクリックしてください。

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