Stalker Club

両親の後を継いでストーカー・クラブに入会したティーンエイジャーたち。マスクをかぶった謎の人物が彼らを追いかけます。

The Stalker Club

本編はこちら。

アシュリーと友人たちは、ストーカー・クラブに招待する謎のメールを受け取ります。彼らの知らないところで、20年前に同じ高校で、美人で人気者の少女が同じゲームで殺されたのです。ストーカーが誰なのか突き止めようとするアシュリーは、復讐のために血を求める人物と命をかけて戦うことになります。

34分頃からケルシー・ストラナハンの黒い靴下が見えます。ほかは目立ってセクシーな場面がありません。

『Stalked by My Neighbor』や『Dirty Teacher』で見せた観察女子や解決女子の表情や行動を本作でもたっぷり味わえます。

熟女路線でファム・ファタル的だと思ったのはエレナ・バレラ（リンダ役）とホリー・ガニエ（アンナ役）の二人。

過去に何かが起こり、いま歴史が繰り返されます。最後まで想像を掻き立てられ、続編を期待させる内容。つねに学校の場面に戻っていくうえ、進行も遅いですが、徐々に恐怖が迫るワクワク感があります。

主役がケルシー・ストラナハンということもあり、もしパート2の予算があれば続編を見たいです。他の作品に飽き、考えさせられるシンプルな映画が欲しいなら、おすすめします。

『The Stalker Club』は1年後に公開された『Babysitter’s Nightmare』と似たようなテイストでLifetimeらしいホラー。

後者はLifetimeがこのジャンルのホーム・インベージョンに手を出したのに対し、本作はスラッシャー・フリックに挑戦したもの。

本作を観ていると、Lifetimeの常連監督ダグ・キャンベルは、『Stalked by my Doctor』の最初の3作も担当したこともあって、Lifetimeの特徴を織り交ぜたホラーオマージュを作ろうとしたようです。

ティーンエイジャーのおもな被害者グループを紹介するために使われる大きなテキストから、いくつかのシーンに付随するドラマチックな音楽まで、いろんなところで、オマージュを感じますが、とくに印象的にオマージュが使われるのは、学校の図書館と講堂を舞台にした激しい追跡劇。

殺人鬼のマスクは2016年のホラー映画『Hush』で登場したものをモデルにしたようです。

Lifetimeのスリラー好きはもちろん、大げさなスラッシャー好きも楽しめるはず。

さて、本作の恐怖は次の5人に送られたシンプルなメールから始まります。

メールでは、グループの一人がストーカーとなり、他の被害者を恐怖に陥れる「ストーカー・クラブ」と呼ばれるゲームに参加するよう勧めています。

クロエに促され、アシュリーや他の友人たちもゲームに参加し、アシュリーは被害者役を引き受けます。

最初は友達同士のくだらないゲームだったのですが、すぐに恐ろしいほど深刻なものになります。誰かがこのゲームをやり過ぎ、アシュリーや友達に危害を加えようとしていること、あるいはもっと悪いことをしようとしていることが明らかになったのです。

ストーカー行為がエスカレートしはじめ、アシュリーの友人の一人が死亡した後、ティーンはストーカーが自分と友人全員を殺すまでやめないのではないかと恐れはじめます。

自分が次の犠牲者になる前に、アシュリーは仮面をかぶった加害者の正体を突き止めることができるのでしょうか？