エメ・ライアン（Emme Rylan）は米国の女優。『ガイディング・ライト』のリジー・スポールディングや『ヤング・アンド・ザ・レストレス』のアビー・ニューマン、『ジェネラル・ホスピタル』のルル・スペンサー役で知られる。2005年から2013年まではマーシー・ライアン名義で活動。
プロフィール
- 名前：エメ・ライラン（Emme Rylan）
- 出生名：マーシー・フェイス・ベーレンス（Marcy Faith Behrens）
- 生年月日：1980年11月4日（44歳）
- 出生地：米国ノースカロライナ州プロビデンス
- 別名：エメ・マーシー・ライラン
- 職業：女優
- 活動期間：2005年から現在
- パートナー：Don：Money（2007年～現在）
- 子供：3人
生い立ち・教育
エメ・マーシー・ライアン（本名：マーシー・フェイス・ベーレンス）は、1980年11月4日に米国ノースカロライナ州プロビデンスで生まれました。姉のサマラ・ライアンと共に育ち、両親はともに法律の学位を持つ家庭で、娘たちにも法学の道を期待していました。しかし、エメは8歳の頃から演技に興味を持ち、両親の許可を得て演技のレッスンを始めました。1999年にペンシルベニア州タイローンにあるタイローン・エリア高校を卒業後、ニューヨーク市に移り、女優としてのキャリアを追求しました。ニューヨークでは、女優で作家のマンディ・ブルーノ・ボーグや女優・プロデューサーのアレクサンドラ・チャンドとアパートを共有し、演技の道を切り開くための基盤を築きました。彼女の教育背景には、演技への情熱が強く影響しており、伝統的な学問よりも実践的な演技経験を重視した選択をしました。
経歴
エメ・ライアンの女優としてのキャリアは、2005年にニコロデオンのテレビシリーズ『ドレイク＆ジョシュ』でアリー役としてデビューしたことから始まりました。この出演を機に、2006年にCBSのソープオペラ『ガイディング・ライト』でリジー・スポールディング役を獲得し、2006年2月7日から2009年9月18日の番組終了まで出演しました。この役は、クリスタル・ハントから引き継いだもので、彼女の演技は視聴者に高く評価されました。同年、彼女は映画『チアーズ3』（原題：Bring It On: All or Nothing）でウィニー・ハーパー役を演じ、共演者のヘイデン・パネッティーアと共に注目を集めました。この映画は直接ビデオ向けでしたが、彼女の知名度を広げる一助となりました。
『ガイディング・ライト』終了後、2010年にCBSの別のソープオペラ『ヤング・アンド・ザ・レストレス』でアビー・ニューマン役にキャスティングされ、2010年5月18日から出演しました。しかし、2012年9月に予算削減により降板が発表され、同年10月23日に最後の出演となりました。視聴者の反発を受け、2013年2月11日から4月10日まで再び同役で復帰しましたが、最終的にメリッサ・オードウェイに役が引き継がれました。
2013年3月6日、エメはABCのソープオペラ『ジェネラル・ホスピタル』でルル・スペンサー役にキャスティングされ、ジュリー・マリー・バーマンの後任として2013年4月15日から2020年12月1日まで出演しました。この役は彼女の代表作の一つとなり、ルル・スペンサーの複雑な人間関係やドラマチックな展開を演じきりました。しかし、2020年に番組側が彼女を降板させる決定を下し、ルルは昏睡状態という設定で物語から退場しました。この決定はファンに衝撃を与え、ソーシャルメディアで多くの議論を呼びました。
その他にも、彼女は『CSI:科学捜査班』（2013年）、『$#*! My Dad Says』（2011年）、短編映画『Shevenge』（2015年）や『2BR02b』（2016年）などに出演し、幅広い演技力を示しました。2025年4月22日からは、オーディオドラマ『モンテシト』でベサニー・ジーナ・ローマン＝クイン役として出演予定です。
私生活
エメ・ライアンは2007年から俳優で編集者のドン・マネーと交際を始め、2013年に婚約しました。2人には3人の子供がおり、2009年10月21日に長男ジャクソン・ロバート、2011年11月3日に次男レヴィ・トーマス、2017年6月26日に長女ダコタ・ローズが生まれました。彼女は家族との時間を大切にし、ソーシャルメディアで子供たちやパートナーとの日常を時折シェアしています。
エメは編み物を趣味としており、2009年に長男が生まれた頃から始め、ストレス解消やリラックスに役立てています。彼女はEtsyで手作りのスカーフなどを販売し、ファンと交流しています。また、ダンスも情熱の一つで、9歳からダンスレッスンを受け、10代の頃は頻繁にパフォーマンスを行っていました。ペットの猫コスモも彼女の生活の一部で、インスタグラムにしばしば登場します。姉のララ・ベーレンスはステージ4のがんで闘病していましたが、2020年7月に亡くなり、エメはインスタグラムで深い悲しみを表明しました。
出演作品
以下はエメ・ライアンの主な出演作品のリストです。
TV
- ドレイク＆ジョシュ（2005年）：アリー役（ゲスト出演）
- ガイディング・ライト（2006年-2009年）：リジー・スポールディング役
- ヤング・アンド・ザ・レストレス（2010年-2012年、2013年）：アビー・ニューマン役
- $#*! My Dad Says（2011年）：レベッカ役（ゲスト出演）
- CSI:科学捜査班（2013年）：エイミー・フィリップス役（ゲスト出演）
- ジェネラル・ホスピタル（2013年-2020年）：ルル・スペンサー役
映画
- Armageddon for Andy（2006年）：ベサニー・ホプキンス役
- チアーズ3（Bring It On: All or Nothing）（2006年）：ウィニー・ハーパー役
- Impulse Black（2011年）：スカイラー役
- History（2011年）：短編映画
- Shevenge（2015年）：サム役
- 2BR02b（2016年）：Leora Duncan役
- Chatter（2025年）：Phoebe役
オーディオ・ドラマ
- モンテシト（2025年4月22日開始予定）：ベサニー・ジーナ・ローマン＝クイン役
まとめ
エメ・ライアンは、ソープオペラを中心に活躍する実力派女優です。『ガイディング・ライト』、『ヤング・アンド・ザ・レストレス』、『ジェネラル・ホスピタル』での役柄で広く知られ、彼女の演技は多くの視聴者に愛されました。私生活では家族との絆を大切にし、編み物やダンスなどの趣味を通じて創造性を発揮しています。今後も『モンテシト』など新たなプロジェクトでの活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い