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ワンダー・ガールズ 東方三侠2

「見どころ」にPR表現を含みます。

『ワンダーガールズ東方三侠2』(1993年、香港)は、核戦争後の荒廃した世界を舞台に、水を巡る争奪戦に挑む三人の女性ヒーローのアクション映画。ミシェル・ヨー、アニタ・ムイ、マギー・チャンが共演し、ジョニー・トー監督が描く壮絶な戦いと絆が魅力。

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基本情報

  • 邦題:ワンダーガールズ 東方三侠2
  • 原題:現代豪俠傳
  • 英題:Executioners
  • 公開年:1993年
  • 製作国:香港
  • 上映時間:97分
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見どころ

監督、脚本、そして『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を授賞したミシェル・ヨーら主要キャストは前作から続投。

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女優の活躍

『ワンダーガールズ東方三侠2』は、香港映画界の三大女優、ミシェル・ヨー、アニタ・ムイ、マギー・チャンが主演を務め、前作『ワンダーガールズ東方三侠』(1993年)の続編として再集結した作品です。彼女たちの活躍は本作の最大の見どころであり、アクション、ドラマ、キャラクターの深みをバランスよく表現しています。

ミシェル・ヨー(サン役)

ミシェル・ヨーは、前作で正義感あふれる戦士として登場したサン役を再演。今回は、より複雑な内面を持つキャラクターとして描かれ、アクションシーンでのキレのある動きが際立ちます。彼女のマーシャルアーツの技術は、ワイヤーアクションや格闘シーンで存分に発揮され、特に終盤の戦闘では圧倒的な存在感を示します。ミシェル・ヨーは、後のハリウッドでの成功(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞受賞)につながる、力強い演技を見せています。

アニタ・ムイ(トントン/ワンダーウーマン役)

アニタ・ムイは、ワンダーウーマンことトントン役を演じ、家族との絆を重視する母親としての側面が強調されます。彼女は戦士としての役割を一旦退き、娘との平穏な生活を望むが、物語の展開で再び戦場に立つ姿は感動的です。アニタの演技は、感情的なシーンでの繊細さとアクションでの大胆さを両立させ、香港の伝説的歌姫としてのカリスマ性を存分に発揮。仮面を着用することで力を発揮する設定が、彼女の神秘的な魅力を引き立てます。

マギー・チャン(チャット役)

マギー・チャンは、賞金稼ぎのチャット役としてクールで独立した女性像を体現。彼女のアクションシーンはスピード感とスタイリッシュさに満ち、銃や爆発物を扱う場面で特に輝きます。マギー・チャンの演技は、感情を抑えたクールなキャラクターに深みを与え、物語の緊張感を高めます。彼女の独特な魅力は、後の『ロアン・リンユイ/阮玲玉』でのベルリン国際映画祭最優秀女優賞受賞にもつながる片鱗を見せています。

三人の女優は、それぞれ異なる背景や動機を持つキャラクターを演じ、互いにぶつかり合いながらも団結する姿が、物語に深みとダイナミズムをもたらしています。彼女たちのアクションシーンは、香港映画特有のワイヤーワークや派手な演出で観客を魅了し、女性ヒーローの力強さを象徴しています。

女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装、化粧、髪型は、近未来のポストアポカリプスな世界観を反映しつつ、キャラクターの個性を強調するデザインが採用されています。

ミシェル・ヨー(サン)

サンの衣装は、戦士としての機能性とスタイリッシュさを兼ね備えた黒を基調としたタイトなコスチュームが特徴。革やメタリックな素材が用いられ、近未来的な雰囲気を醸し出します。化粧は控えめで、戦闘時の機敏さを強調するナチュラルなスタイル。髪型はショートカットで、動きやすさとクールな印象を与えます。彼女の衣装は、アクションシーンでの動きを妨げないよう設計されており、特に格闘シーンでの流れるような動きが映える。

アニタ・ムイ(トントン)

トントンの衣装は、前作のワンダーウーマンとしてのマントや仮面を継承しつつ、母親としての柔らかさを表現するカジュアルな装いも登場。仮面を着用する戦闘シーンでは、赤と黒のコントラストが効いた衣装が印象的で、神秘性と力強さを演出。化粧は、普段はナチュラルだが、戦闘時には目元を強調するメイクでヒーローらしい威厳を加えます。髪型はロングヘアをまとめ上げ、アクション時の動きを考慮した実用的なスタイル。

マギー・チャン(チャット)

チャットの衣装は、賞金稼ぎらしいラフでタフなスタイル。革ジャケットやブーツを基調とし、ダークトーンのカラーパレットが彼女のクールなキャラクター性を強調します。化粧は、シャープなアイラインとリップで都会的でタフな印象を与え、髪型はミディアムレングスのストレートヘアで、動きやすさとスタイリッシュさを両立。彼女の衣装は、銃やガジェットを扱うシーンで特に際立ち、アクション映画のヒーロー像を体現しています。

全体的に、衣装は近未来のディストピアを意識したデザインで、香港アクション映画らしい派手さと実用性が融合。化粧と髪型は、キャラクターの個性とアクションのダイナミズムを支える重要な要素となっています。

あらすじ

核戦争後の荒廃した世界を舞台に、貴重な水資源を巡る争奪戦が繰り広げられる。浄水装置を発明した天才キム(アンソニー・ウォン)は、水の配給を独占し、世界征服を企む。ワンダーウーマンことトントン(アニタ・ムイ)は、娘との平穏な生活を望み、戦士としての役割を退いていたが、水の盗難事件を目撃し、再び戦いに身を投じる。サン(ミシェル・ヨー)とチャット(マギー・チャン)もそれぞれの理由でキムの陰謀に立ち向かい、三人は再び団結。壮絶なアクションと犠牲を伴いながら、巨大な悪に挑む。

解説

『ワンダーガールズ東方三侠2』は、前作『東方三侠』の直接的な続編であり、香港アクション映画の黄金期を象徴する作品です。前作が清朝復活を企む魔の組織との戦いを描いたのに対し、本作は核戦争後のディストピアを舞台に、よりダークで社会的なテーマを扱っています。水資源の独占や権力の腐敗など、1990年代の香港映画が持つ社会風刺の要素が色濃く反映されており、単なるアクション映画を超えたメッセージ性を持っています。

監督のジョニー・トーとチン・シウトンは、ワイヤーアクションや爆発的な戦闘シーンを駆使し、香港映画特有のスピーディーで派手な演出を展開。特に、女性ヒーロー三人の団結と葛藤は、物語に感情的な深みを加え、観客を引き込みます。ミシェル・ヨー、アニタ・ムイ、マギー・チャンの豪華共演は、当時の香港映画界のスター性を象徴し、彼女たちのアクションとドラマのバランスが本作の成功の鍵となっています。

ただし、レビューでは「主要人物の死が多い」「展開が急」など、賛否両論も見られ、物語の雑さが香港アクション映画の魅力として受け入れられる一方、ストーリーの一貫性を求める観客には物足りない部分もあるかもしれません。それでも、カルト的な人気を誇り、4Kリマスター版のリリース(2024年)により、再評価が進んでいます。

キャスト

  • サン:ミシェル・ヨー(声:田中敦子)
  • チャット:マギー・チャン(声:岡本麻弥)
  • トントン:アニタ・ムイ(声:弥生みつき)
  • キム:アンソニー・ウォン(声:宇垣秀成)
  • ホン:金城武(声:宮本充)

その他:ダミアン・ラウ、ロー・カーイン、ポール・チュン、クワン・シャンら。

スタッフ

  • 監督:ジョニー・トー、チン・シウトン
  • 脚本:サンディ・ショウ
  • 製作:チン・シウトン
    撮影:プーン・サンハン
  • アクション監督:チン・シウトン

まとめ

『ワンダーガールズ東方三侠2』は、ミシェル・ヨー、アニタ・ムイ、マギー・チャンの三人が織りなすアクションとドラマが魅力の香港映画です。核戦争後の世界で水を巡る戦いを描き、女性ヒーローの力強さと絆を強調。衣装や化粧は近未来的で個性的、アクションは香港映画らしい派手さが特徴です。ジョニー・トー監督の演出と三大女優の共演により、カルト的な人気を誇る一作です。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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