アレクサンドラ・パーク(Alexandra Park)はオーストラリアの女優。『ホーム・アンド・アウェイ』のクローディア・ハモンド役や、E!のドラマ『ザ・ロイヤルズ』のエレノア王女役で知られる。2011年に『エレファント・プリンセス』でデビューし、映画『カーニフェックス』などでも活躍。
プロフィール
- 名前:アレクサンドラ・パーク(Alexandra Park)
- 生年月日:1989年5月14日(36歳)
- 出生地:オーストラリア・シドニー
- 職業:女優
- 活動期間:2009年~現在
- 配偶者:ジェームズ・ラファティ(2022年結婚)
- SNSサイト:Youtube・Instagram・X
生い立ち・教育
アレクサンドラ・パーク(Alexandra Park)は、1989年5月14日にオーストラリアのシドニーで生まれました。両親はマークとピップで、彼女にはジョー(ジョセフの愛称)という兄と、ケイリー(ミカエラの愛称)という妹がいます。シドニーで育った彼女は、地元の文化や環境に囲まれながら、家族と共に穏やかな幼少期を過ごしました。幼い頃から演技やストーリーテリングに興味を持ち、創造的な表現に対する情熱を育んできました。教育に関する具体的な情報は公開されていませんが、シドニーの学校で学び、その後、演技の道に進むために実践的な経験を積むことに重点を置いたと考えられます。彼女のキャリアは、若くしてオーストラリアのテレビ業界で頭角を現すことで形成され、正式な演技訓練よりも現場での学びが大きかったようです。
経歴
アレクサンドラ・パークは、2009年にオーストラリアの人気ソープオペラ『ホーム・アンド・アウェイ』でクローディア・ハモンド役を演じ、女優としてのキャリアをスタートさせました。この役は、彼女にとって初めての大きなブレイクとなり、31エピソードに出演。2013年には同作にロビン・サリバン役で再登場し、さらなる注目を集めました。2011年には、子供向けテレビシリーズ『エレファント・プリンセス』の第2シーズンでヴェロニカ役を演じ、若い視聴者層にもその名を知らしめました。同年、ドラマ『Packed to the Rafters』にゲスト出演し、着実にキャリアを積み重ねました。
2012年には短編映画『Arc』でシエナ役を演じ、映画界にも足を踏み入れます。2013年にはテレビシリーズ『Wonderland』でジョディ役としてゲスト出演し、多様な役柄に挑戦。彼女のキャリアの転機となったのは、2015年から2018年まで放送されたE!のドラマシリーズ『ザ・ロイヤルズ』でエレノア王女役を演じたことです。このシリーズは、現代のイギリス王室をフィクションとして描いた作品で、彼女は反抗的で複雑な性格の王女を演じ、高い評価を受けました。『ザ・ロイヤルズ』はシーズン2が放送される前に早くも续編が決定するほどの人気を博し、彼女は全4シーズンで主演を務めました。
映画では、2018年の『ベン・イズ・バック』でジュリア・ロバーツやルーカス・ヘッジスと共演し、批評家から称賛されました。また、インディペンデント映画『Shooting in Vain』や、2022年にアデレード映画祭で上映されたホラー・スリラー映画『カーニフェックス』では、森林火災後のオーストラリアを舞台に新たな恐怖の生物と対峙する映画製作者役を演じました。この作品は、クイトポ森林で撮影され、大規模な特殊効果が話題となりました。さらに、2021年にはテレビコメディ『Everyone Is Doing Great』を製作・主演し、プロデューサーとしても活躍。HuluやParamount+で配信され、批評家から好評を得ました。
私生活
アレクサンドラ・パークは、2014年に『ザ・ロイヤルズ』の撮影中に1型糖尿病と診断されたことを公表し、その経験を自身の著書『Sugar High』で詳しく語っています。この本では、彼女の健康管理や病気との向き合い方について率直に綴られており、ファンや同じ病気を抱える人々に勇気を与えました。
私生活では、2012年から2015年までプロサーファーでモデルのルーク・チードルと交際。その後、2015年8月から俳優で監督のジェームズ・ラファティと交際を始め、2016年に『ザ・ロイヤルズ』のセットで出会ったことがきっかけでした。2020年9月7日に婚約し、2022年5月23日にハワイで結婚。2人の関係は、メディアでもたびたび取り上げられ、安定したパートナーシップとして知られています。現在はロサンゼルスに住んでおり、親友である『ザ・ロイヤルズ』で共演したトム・オースティンとは強い友情を維持しています。
また、彼女は2017年に『ザ・ロイヤルズ』のクリエイター、マーク・シュワーンによる不適切な行為を告発し、#MeToo運動の一環として声を上げました。この勇気ある行動は、彼女の社会的な意識の高さを示しています。好きな女優としてケイト・ブランシェットとエマ・ストーンを挙げ、演技に対する情熱と尊敬を表明しています。
出演作品
以下は、アレクサンドラ・パークの主な出演作品です。
TV
- ホーム・アンド・アウェイ(2009年、2013年):クローディア・ハモンド役(2009年)、ロビン・サリバン役(2013年)。オーストラリアの人気ソープオペラで、31エピソードに出演。
- エレファント・プリンセス(2011年):ヴェロニカ役。第2シーズンで主要な役を演じ、子供向け番組で注目を集める。
- Packed to the Rafters(2011年):ゲスト出演。オーストラリアの家族ドラマで短い役を演じた。
- Wonderland(2013年):ジョディ役。ゲスト出演として登場。
- ザ・ロイヤルズ(2015年~2018年):エレノア王女役。全4シーズンで主演を務め、国際的な知名度を獲得。
- Everyone Is Doing Great(2021年):主演および製作。HuluとParamount+で配信されたコメディシリーズ。
映画
- Arc(2012年):シエナ役。短編映画で映画界に初挑戦。
- ベン・イズ・バック(2018年):ジュリア・ロバーツと共演したドラマ映画で、批評家から高い評価を受ける。
- Shooting in Vain(2018年):インディペンデントのアートハウスドラマに出演。
- 12 Feet Deep(2017年):スリラー映画で主演を務め、ノラ・ジェーン・ヌーンやトビン・ベルと共演。
- カーニフェックス(2022年):ホラー・スリラー映画で、映画製作者役を演じ、アデレード映画祭で上映。
その他
- Sugar High(書籍):1型糖尿病の診断と向き合う自身の経験を綴った自伝。
- 音楽活動:『エレファント・プリンセス』で「Got a Good Reason」「I Can’t Be Who You Want」などの楽曲を披露。
総括
アレクサンドラ・パークは、オーストラリア出身の才能ある女優であり、テレビと映画の両方で多様な役柄を演じてきました。『ホーム・アンド・アウェイ』や『ザ・ロイヤルズ』での成功に加え、プロデューサーや作家としての活動も展開し、幅広い才能を発揮しています。私生活では1型糖尿病との闘いや社会問題への発言など、強い意志と人間性を持ち合わせ、ファンに愛される存在です。今後も彼女のさらなる活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い