裕福な金融マンを相手に大胆な詐欺を企てたストリッパーたちの実話を描いた犯罪ドラマ。
ハスラーズ
予告編はこちら。
- 邦題:ハスラーズ
- 原題:Hustlers
- 公開年:2019年
- 上映時間:110分
- 製作国:米国
- ジャンル:クライム
- 配給:REGENTS
あらすじ
幼少の頃に母に捨てられたデスティニーは、祖母を養うためにストリップクラブで働き始めました。
そこで彼女はトップダンサーのラモーナと姉妹のように親しくなり、大金を稼ぐようになります。
しかし、2008 年に起きた金融危機により、ダンサーたちは大打撃を受け…。
キーワード
ストリップクラブ、ストリッパー、ポールダンス、出産、シングルマザー、クレジットカード不正利用
見どころ
ジェニファー・ロペス、コンスタンス・ウーほか豪華キャストが、人生の窮地に立ち向かうストリッパーを熱演。ユーモア、華やかさ、社会的な視点を交え、女性の絆を描き出します。
感想
彼女たちのリアリティが身近に。
ストリップをしている仕事中の場面よりもオフ時にストリッパーたちが部屋でパーティーをしている場面の方が多く、楽しく見られます。
面白かった冗談は、恋人が今日できたと言ったストリッパーが鞄からバイブレーターを出したこと。
クレジットカード不正利用の現場も生々しく描いていて、日本でも難波や新宿で横行していたのかと想像しました。
ファム・ファタル
全体的に
コンスタンス・ウー、ジェニファー・ロペスの順に素敵。
繰り返しでてくる楽屋の場面は、照明が明るくてストリッパー たちのランジェリー姿や雑談を楽しめます。
逆に仕事中の場面は妖艶な雰囲気を味わえますが、照明が暗いのでランジェリーが映えません。
コンスタンス・ウー
母として娘とともに生きる決断をした女性デスティニー。役名そのものを全うする登場人物をコンスタンス・ウーが演じました。
デスティニー
メイクとパッツンがセクシーでした。彼女の顔はBLACKPINKのジスに似ています。
部屋着や外出着、そしてストリッパー衣装をたくさん見られます。
ブーツを履く場面は2回登場。
1時間20分頃
コンスタンスとジェニファー・ロペスが墓地のベンチでくつろいでる場面。
ジェニファーがミドルスカートで毛皮のコートを着て座っています。
ジェニファーの足を膝枕にしてコンスタンスが黒に統一した衣装で寝そべっています。
メイクを薄く、黒のパッツン。黒のジャケット、黒のガーターストッキング、黒のミニスカート、黒のショートブーツです。
とくに脚を包む黒のストッキングが艶かしく、視覚的にも嗅覚的にもセクシーに感じました。
トリビア
- コンスタンス・ウーは、ストリッパーとして勤務した最初の夜にラップダンスとストリップで600ドルを稼ぎました。
- ロリーン・スカファリアはポールダンスの場面について話しました。「ポール・トレーニングは他のものとは違う。ジェニファー・ロペスが毛皮のコートを開いて、中に入ってくれと言ったら、彼女の言うことなら何でも聞くような気がする」。
- 最後に出てくるデスティニーの子供の頃の写真は、コンスタンス・ウーの実際の子供の頃の写真です。
- ジェニファー・ロペスとコンスタンス・ウーは即興がとても上手だったので、ロリーン・スカファリアは彼女たちに任せました。
- ラモーナが水着のブランドを始めることを話す場面をもとに、映画の後半でメルセデスは、ラモーナがデスティニーに見せたのと同じ服を着ていました。
- ジェニファー・ロペスがインタビューの中で語ったことによると、喧嘩のシーンを撮影中に誤ってコンスタンス・ウーの鼻を携帯電話で殴ってしまいました。ウーの鼻血が出はじめたとき、ロペスは骨折したのではないかと心配し、撮影を延期せざるを得なくなりました。幸い、打撲で済み、大きなダメージはありませんでした。
- 2019年10月の「バックステージ」誌のインタビューで、コンスタンス・ウーが語ったことによると、この映画は女性にとって重要なだけでなく、性差別的な態度をとる男性が長い間見る必要があったもの。アメリカは、子供を産むか性的対象以外の存在として女性を辱めることを好みがち。そうでない物語を本作で見ることができます。雇用機会のためではなく、これまで奪われてきた物語、実際に女性を人間らしくする物語をようやく見ることができます。
- コンスタンス・ウーは2018年10月、自らをテープに収めた後、キャストに加わりました。その時点での彼女の履歴書には、この役をやり遂げられることを示すものは何もないとわかっていました。
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