ケイティ・キャシディ

ケイティ・イヴリン・アニタ・キャシディ（以前はキャシディ・ロジャース）は米国の女優。ホラー映画『ストレンジャー・コール』（2006年）、『ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る』（2006年）のケリー・プレスリー役、ホラー番組『スーパーナチュラル』第3季（2007〜2008年）のルビー役で出演。アクション映画『96時間』（2008年）の脇役に続き、スラッシャー番組『ハーパーズ・アイランド 惨劇の島』（2009年）とドラマ番組『メルローズ・プレイス』の同名リメイク版（2009～2010年）で主役を演じました。スラッシャー映画のリメイク版『エルム街の悪夢』（2010年）ではクリス・ファウルズ役で主演し、ティーン向けドラマ『ゴシップガール』第4季（2010～2012年）ではジュリエット・シャープ役でレギュラー出演。

ケイティは2012年、CWのTV番組「ARROW/アロー」のローレル・ランス／ブラック・キャナリー役に抜擢され、ブレイク。また、アローバース番組の「THE FLASH/フラッシュ」と「レジェンド・オブ・トゥモロー」で再演し、ウェブ・アニメ番組「ヴィクセン」ではキャラクターの声を担当しています。『ARROW/アロー』第4季でキャラクターが死んでから、ケイティは『フラッシュ』から『アロー』へと続くパラレルワールドの敵対するキャラクター、ローレル・ランス／ブラック・セイレーンを演じるようになりました。

ケイティ・キャシディ

• 名前：ケイティ・キャシディ（Katie Cassidy）
• 本名：ケイティ・イヴリン・アニタ・キャシディ
• 1986年11月25日（38歳）
• 出身地：米国カリフォルニア州ロサンゼルス
• 他の名前：ケイティ・キャシディ・ロジャース
• 職業：女優
• 活動期間：2003年～現在
• 配偶者：マシュー・ロジャース（2018年結婚、2021年離婚）
• 父：デヴィッド・キャシディ
• 親戚：ジャック・キャシディ（父方の祖父）、エヴリン・ウォード（父方の祖母）、ショーン・キャシディ（父方の叔父）、パトリック・キャシディ（父方の叔父）
• SNSサイト：Instagram・Facebook・X

Katie Cassidy 'Monte Carlo' Interview

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生い立ちと家族

ケイティ・イヴリン・アニタ・キャシディは1986年11月25日に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれました。俳優で歌手のデヴィッド・キャシディとファッション・モデルのシェリー・ウィリアムズの一人っ子。ケイティの父方の祖父母は俳優のジャック・キャシディとエヴリン・ウォードで、ティーンアイドルかつTVプロデューサーのショーン・キャシディ、俳優のパトリック・キャシディとライアン・キャシディの姪です。ケイティには、父親の3度目の結婚相手スー・シフリンとの間に1991年に生まれたボーという異母弟がいます。また、母親のリチャード・ベネドンとの結婚により、ジェナとジェイミーという2人の異母妹もいます。

ケイティの両親が関係を解消した後、彼女は母親と継父に育てられました。実父デヴィッド・キャシディとは、ほとんど時間を共にしたことがありませんでした。

ケイティは若い頃、カリフォルニア・フライヤーズという競技チアリーダー・チームに所属していました。カリフォルニア州ベルキャニオンに住む彼女は、カラバサス高校に通学。在学中にレコーディング契約を結び、実父のTV番組『パートリッジ・ファミリー』のサウンドトラックの一部としてヒットした「I Think I Love You」のカバーをリリースしました。

経歴

2003年、ケイティ・キャシディはLifetimeのドラマ番組『5人の女刑事たち ザ・ディヴィジョン』のエピソードに出演し、TVデビューと女優デビューを果たしました。その後も『Celebrity Apprentice 4』、『Listen Up』、『New Girl / ダサかわ女子と三銃士』などのTV番組にゲスト出演。2005年にはWBの『7th Heaven』シリーズに4話にわたってレギュラー出演。同年、UPNのティーン向けドラマ番組『Sex, Love & Secrets』にも出演。

2006年、ケイティはホラー映画『When a Stranger Calls』のティファニー・マディソン役で映画デビュー。その後も、『もしも昨日が選べたら』『96時間』『LIVE!/ライブ』などで名脇役として活躍。

2006年2月、ケイティは1974年の映画をリメイクしたディメンション・フィルムズのホラー・スラッシャー映画『ブラック・クリスマス』にケリ・プレスリー役で出演しました。この映画は2006年12月15日に公開され、批評家からは否定的な評価を受けましたが、世界興収は5,000万ドルを超え、まずまずの成功を収めました。

2007年、ケイティはCWの超自然ドラマ番組『スーパーナチュラル』に出演し、悪魔ルビー役を演じました。第3季でデビューしてから6話分に出演。2008年、彼女のキャラクターは番組の第4季で復活したものの、ケイティは女優ジュヌヴィエーヴ・コルテーゼに取って代わられました。

2008年10月、Variety誌はケイティがCBSのホラー・ミステリー限定番組『番組『ハーパーズ・アイランド 惨劇の島』に出演したと発表。彼女は花嫁になるパトリシア・”トリッシュ”・ウェリントン役を演じました。この番組は、陰惨な殺人事件で知られる不吉な過去をもつ島で結婚式を挙げるために集まった家族や友人たちを中心に描いています。各エピソードで、少なくとも一人の登場人物が殺されます。ケイティと同僚キャストたちは、台本を受け取る日まで登場人物の死について知らされていませんでした。この番組は2009年4月9日に初放送され、1,021万人の視聴者を獲得。視聴率はパイロット版の成功を維持できませんでしたが、CBSは残りのシリーズを放送し、2009年7月11日にシリーズ・フィナーレを放送しました。

2009年2月、CWはケイティを、1990年代の同名番組をリブートしたドラマ番組『メルローズ・プレイス』の主役に起用。ケイティが演じたのは、ウェスト・ハリウッドの集合住宅に住み、その住人を中心に活動する広報担当のエラ・シムズ役。同番組は2009年9月8日に初放送され、231万人の視聴者を獲得しました。評価は分かれたものの、ケイティの演技は批評家から絶賛され、ニューヨーク誌は「メルローズのリブートで最高のもの」として挙げました。CWは低視聴率を理由に2010年5月に同番組を打ち切りました。

2010年4月、ケイティは別のリメイク版に出演。今度は1984年に公開されたホラーの名作『エルム街の悪夢』。彼女は、フレディ・クルーガーの犠牲となる高校生、クリス・ファウルズを演じています。撮影はシカゴで開始され、公開週末には3,100万ドルを超える興行収入を記録。ケイティはこの役でティーン・チョイス・アワードのホラー／スリラー女優部門にノミネートされましたが、惜しくもミーガン・フォックスに敗れました。ケイティはホラー・ジャンルでも活躍したことから、絶叫クイーンといわれました。

『エルム街の悪夢』の公開直後、ケイティがアドベンチャー・コメディ映画『恋するモンテカルロ』に出演することがVarietyによって発表されました。レイトン・ミースターとセレーナ・ゴメスも出演するこの映画は、モンテカルロでの休暇中に裕福な社交界を装う3人の友人を描きます。製作は2010年5月にはじまり、撮影はモナコ、ブダペスト、パリ、テキサスで行なわれました。映画は2011年7月1日に公開され、批評家からは賛否両論の評価を受け、全世界で3900万ドルの興行収入を記録しました。

2010年6月、CWはケイティがティーン向けドラマ番組『ゴシップガール』の第4季にレギュラー出演すると発表。彼女が演じたジュリエット・シャープはコロンビア大学に通い、番組の中心人物セリーナ・ヴァン・ダー・ウッドセンの人生を台無しにしようとする人物。ケイティはシーズン・プレミアで初登場し、その後11話以上に出演。

2012年5月、ケイティはエリザ・ドゥシュク、ミシェル・トラクテンバーグ、ジーナ・ガーションらとともに、グラフィックノベルの映画化『ザ・スクリブラー』のタイトルキャラクターに抜擢され、解離性同一性障害の若い女性スキを演じています。

2011年3月、ケイティはABCのドラマ『ジョージタウン』のパイロット版に、ファーストレディとコネクションをもつ、ホワイトハウス広報室のスマートで機転の利く下級スタッフ、ニッキー役で出演。パイロット版は『ゴシップガール』の製作総指揮ジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージが手がけました。この番組はABCに採用されませんでした。

2012年2月、ケイティはコミック「グリーン・アロー」を原作とするCWのTV番組「ARROW/アロー」のメイン・キャスト、ローレル・ランス／ブラック・キャナリー役を射止めました。同番組は2012年10月10日に初放送。ケイティは2016年4月6日の第4季の第18話でキャラクターが殺された後、シリーズレギュラーとして番組を去りました。2016年5月17日、彼女はアローバースのスピンオフ番組『THE FLASH/フラッシュ』に2度目のゲスト出演を果たしましたが、第2季第22話「繰り返される悲劇」で、ローレルのアース2のドッペルである超人ブラック・セイレーンとして出演。2016年7月23日、ケイティはワーナー・ブラザースと契約し、CWアローバースの複数の番組に出演することになりました。2017年3月27日、彼女が第6季のシリーズレギュラーとしてアローに復帰することが発表され、ブラック・サイレン役を再演。第8季第3話「揺らぐ信念」で監督デビュー。

2016年、ケイティはマンソン・ファミリーの殺人事件を大まかに題材にした直撮りHDホラー映画『ウルフ・アット・ザ・ドア』で、シャロン（ファッション・モデルで女優の故シャロン・テートにインスパイアされたキャラクター）を演じました。

ケイティは2017年のPS4ゲーム『Hidden Agenda』にも出演しています。

私生活

ケイティ・キャシディはチャリティ団体「H.E.L.P. Malawi」のスポークスウーマン。

2016年、ケイティはマシュー・ロジャースと交際を開始。二人は2017年6月5日に婚約を発表し、2018年12月8日に挙式。その後、2020年1月8日にロサンゼルスで離婚を申請。離婚は2021年3月22日に成立し、3月26日に公になりました。

2023年3月以降、ケイティはカナダ人俳優スティーヴン・フザーと交際。2人はホールマークチャンネルの映画『A Royal Christmas Crush』のセットで出会いました。

出演作品

映画

TV