オルネラ・ムーティ(Ornella Muti)はイタリア共和国ローマ生まれの女優。14歳で映画デビューを果たし、1980年の『フラッシュ・ゴードン』で演じたオーラ姫役により国際的な名声を獲得しました。イタリア映画を中心にコメディ、ドラマ、国際作品に多数出演し、美貌と繊細な演技力で人気を博しています。モデル出身でスタイルアイコンとしても知られ、2008年には自身のジュエリーラインを発売しました。
プロフィール
- 名前:オルネラ・ムーティ(Ornella Muti)
- 本名:フランチェスカ・ロマーナ・リヴェッリ(英語:Francesca Romana Rivelli)
- 生年月日:1955年3月9日(70歳)
- 出生地:イタリア共和国ローマ
- 職業:女優
- 活動期間:1970年から現在
- トレードマーク:ナチュラルなブルネット髪
- 配偶者:アレッシオ・オラーノ(1975年結婚、1981年離婚)、フェデリコ・ファチネッティ(1988年結婚、1996年離婚)
- 子供:3人(ナイケ・リヴェッリを含む)
- SNSサイト:Instagram・Facebook
ファム・ファタル
- 催眠術のような緑色の瞳
- 立体的な頬骨
- 幽玄な美しさ
- 紛れもない演技力
オルネラ・ムーティの映画をほとんど見たことのない私には、彼女の写真からしか美しさしか分かりません。大まかにミュゼッタ・ヴァンダーに近い顔立ちだと感じます。若い頃はオルネラの方が目が釣り上がっていて怒り顔。ミュゼッタが理想のファム・ファタルに選んでいる以上、オルネラもカウントします。
また、オルネラはマイアンナ・バーリングにも似ています。といっても、マイアンナのすっぴんはザ・モンキーで、そのブサイクさにはびっくりしましたが、オルネラは引き締まった顔をしていて、口元はシャーリーズ・セロン風。
Instagramを拝見するに、現在のオルネラ・ムーティは可愛らしい元気なおばあちゃんで、肉付きのいいボディは美熟女の貫禄たっぷり。おまけに黒縁の眼鏡は色気たっぷり(^^)
オルネラ・ムーティは、イタリアを代表する女優であり、彼女の魅力は多岐にわたります。おもな魅力を以下にまとめます。
圧倒的な美貌
- 最大の魅力は、その類まれなる美貌。
- デビュー当時から美しさは際立っていえ、年齢を重ねるごとに円熟味を深化。
- 「イタリアの宝石」と称されるほどの美貌で多くの人々を魅了。
幅広い演技力
- コメディからシリアスなドラマまで、幅広いジャンルで様々な役柄を演じ分ける、確かな演技力。
- 出演作品のいずれでも、観客を惹きつけて作品に深みを与えています。
時代を超えた魅力
- 1970年代から現在まで、長年にわたり第一線で活躍。
- 時代が変わっても魅力は色褪せず、常に人々を魅了。
- 若い世代からも支持を集め、人気が継続。
映画界への貢献
- 数多くの名作に出演し、イタリア映画界だけでなく、世界中の映画界に貢献。
- 功績は高く評価され、多くの映画ファンから尊敬。
生い立ち・教育
オルネラ・ムーティ(Ornella Muti)はイタリア共和国ローマで生まれました。父親はナポリ出身のジャーナリストで、母親はイルゼ・レナーテ・クラーゼというエストニア出身の彫刻家です。母親の祖父母は旧ソ連レニングラード(現ロシア・サンクトペテルブルク)からエストニアに移住したロシア系バルトドイツ人でした。家族環境は芸術や文化に触れる機会が多く、幼少期から創造的な雰囲気の中で育ちました。
ティーンエイジャー時代にはモデルとして活動を開始しました。ローマの学校で教育を受けましたが、映画デビューが早かったため高等教育の詳細は公表されていません。14歳の頃から映画の世界に足を踏み入れ、学業と並行して俳優としての道を歩み始めました。
経歴
デビューと1970年代
オルネラ・ムーティは1970年に14歳で映画デビューしました。ダミアーノ・ダミアーニ監督の『シシリアの恋人』で主役フランチェスカを演じ、注目を集めました。この映画は、シチリア島アルカモ出身のフランカ・ヴィオラが、1965年に17歳という若さでイタリア人女性として初めて、できちゃった結婚を拒否した物語をモチーフにしています。
以降、1970年代にはイタリア国内外の作品に次々と出演し、ドラマやコメディで存在感を示しました。代表的な作品として『ふたりだけの恋の島』、『試験結婚』、『チェイサー』などが挙げられます。
この時期は美少女から成熟した女優への移行期で、ダミアーノ・ダミアーニ、マリオ・モニチェッリ、ディノ・リージなどの名監督と共演しました。国際的に知られるきっかけとなったのは1980年の『フラッシュ・ゴードン』です。マイク・ホッジス監督作でオーラ姫を演じ、カルト的人気を得ました。
1980年代から1990年代
1980年代にはイタリアコメディのヒット作『町でいちばんの美女 ありきたりな狂気の物語』でキャス役を演じ、ドラマチックな演技を披露しました。他に『スワンの恋』でオデット、『未来は女のものである』でマルヴィーナ、『予告された殺人の記録』でアンジェラ・ヴィカリオを演じ、高い評価を受けました。
1990年代にはハリウッド作品にも進出し、『オスカー』でソフィア・プロヴォローネ、『モンテカルロ殺人事件』でエレナを演じました。ウディ・アレン、ジョン・ランディスなどの監督とも仕事しました。イタリア国内ではコメディやドラマを中心に安定した活動を続けました。
2000年代以降
2000年代以降はインディペンデント映画、テレビドラマ、主流作を交互に選びました。2012年のウディ・アレン監督『ローマでアモーレ』でピア・フザーリを演じ、近年も『Notti magiche』、『I colori dell’amore』、『Mare di grano』、『ザ・クリスマス・ショー』などに出演しています。2022年にはサンレモ音楽祭の司会を務め、多方面で活躍しています。現在も新作『ローマ・エラスティカ』の撮影に参加しています。
服飾・美容
オルネラ・ムーティはティーン時代からモデルとして活動していたため、服飾や美容に深い関心を持っていました。ファッションアイコンとして知られ、華奢で優美なスタイルと大きな瞳、魅力的な微笑みが特徴です。映画ではエレガントなドレスからカジュアルまで幅広い衣装を着こなし、時代ごとのトレンドを体現しました。
1999年には胸を35万ドル(当時の為替で約4000万円相当)で保険に加入したことが話題になりました。2008年には自身のジュエリーラインを立ち上げ、世界各地にショップをオープンしました。ジュエリーは彼女の美意識を反映したデザインが多く、女優業の傍らでデザイナーとしても成功を収めています。美容については自然な美しさを保つスタイルを好み、過度な整形や派手なメイクを避ける傾向が見られます。
私生活
オルネラ・ムーティの私生活は比較的公にされています。1975年に初共演した俳優アレッシオ・オラーノと結婚しましたが、1981年に離婚しました。1988年にはフェデリコ・ファキネッティと再婚し、1996年に離婚しています。3人の子供をもうけ、長女のナイケ・リベリも女優として活動しています。
1994年からはモナコに在住しています。2010年にはサンクトペテルブルクでウラジーミル・プーチン大統領主催の晩餐会に出席しました。2022年には母親の遺産を理由にロシア市民権取得に関心を示しました。また、同年イタリアでの大麻合法化支持を表明し、保守派から批判を受けました。2015年には公演キャンセルにより禁固刑の判決を受けましたが、補償金支払いで回避しています。
出演作品
以下は主な出演作品の一部。オルネラ・ムーティは生涯で100本以上の映画・テレビ作品に出演し、イタリア映画の黄金期を支えた女優の一人です。邦題のない作品や日本未公開作は原題を優先して記載しています。すべてのフィルモグラフィはオルネラ・ムーティの出演作品(映画・TV)をご覧ください。
- 1970年:シシリアの恋人(フランチェスカ)
- 1971年:ふたりだけの恋の島(リサ)
- 1972年:ハウス・オブ・ザ・ドーブズ(サンドラ・ルヴォ)
- 1975年:試験結婚(アレハンドラ・エスピノーザ)
- 1975年:呪われた女(カトリーヌ)
- 1977年:チェイサー(ヴァレリー)
- 1977年:新怪物たち(オートストップヒッチハイカー/ホステス)
- 1978年:巣窟の毒蛇(エレナ)
- 1979年:人生は素晴らしい(マリア)
- 1980年:フラッシュ・ゴードン(オーラ姫)
- 1981年:町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語(キャス)
- 1982年:トリエステから来た女(ニコル)
- 1983年:リッチェ・エ・ポーヴェリ(マルタ)
- 1984年:スワンの恋(オデット)
- 1984年:未来は女のものである(マルヴィーナ)
- 1987年:予告された殺人の記録(アンジェラ・ヴィカリオ)
- 1989年:ウィンター・テイル(マリア・バンディーニ)
- 1990年:カピタン・フラカッサの旅(セラフィーヌ)
- 1991年:オスカー(ソフィア・プロヴォローネ)
- 1991年:夜ごとの夢/イタリア幻想譚(アンナ)
- 1992年:モンテカルロ殺人事件(エレナ)
- 2001年:明日、陽はふたたび(ステファニア)
- 2001年:HOTEL ホテル(フラメンコ代弁者)
- 2004年:サラ、いつわりの祈り(祖母)
- 2012年:ローマでアモーレ(ピア・フザーリ)
- 2018年:Notti magiche(フェデリカ)
- 2020年:Mare di grano(オルネラ)
- 2022年:The Christmas Show(ノンナ・リタ)









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