ポピー・デルヴィーニュは、1986年9月15日生まれの英国のモデル、女優、ソーシャライト。カーラ・デルヴィーニュの姉として知られ、ファッションと演技で活躍。シャネルなどのブランド広告や映画『キング・アーサー』に出演。名家出身で上品なスタイルが特徴。
プロフィール
- 名前：ポピー・デルヴィーニュ（Poppy Delevingne）
- 出生名：ポピー・アンジェラ・デルヴィーニュ（Poppy Angela Delevingne）
- 生年月日：1986年5月3日（39歳）
- 出生地：英国ロンドン
- 別名：ポピー・クック
- 職業：モデル・女優
- 活動期間：2004年〜現在
- 配偶者：ジェームズ・クック（2014年結婚、2022年離婚）
- 子供：1人
- 親：チャールズ・デルヴィーニュ（父）
- 親族：カーラ・デルヴィーニュ（妹）、ジョセリン・スティーブンス（母方の祖父）
- 身長：178cm
- 髪色：ブロンド
- 眼色：ブルー
- 所属事務所：IMG Models（ニューヨーク、パリ、ミラノ、ロンドン）
生い立ち・教育
ポピー・デルヴィーニュ（Poppy Delevingne）は、1986年9月15日にイギリスのロンドンで生まれました。彼女は名門の家系に生まれ、祖父はイングリッシュ・ヘリテッジの元会長でロイヤル・ヴィクトリア勲章コマンダーのサー・ジョスリン・スティーヴンス、祖母はマーガレット王女の女官を務めたジェイニー・シェフィールドという、英国王室と深いつながりを持つ家柄です。また、曾祖父にはアイルランド担当大臣や海外貿易大臣を務めた初代子爵ハマー・グリーンウッドがおり、高祖父のフォーデル＝フィリップス家からはロンドン市長を2名輩出しています。このような名家の血統を背景に、ポピーは生まれながらにしてセレブリティとしての地位を確立していました。
ポピーには姉のクロエ・デルヴィーニュと妹のカーラ・デルヴィーニュがおり、デルヴィーニュ三姉妹として知られています。特に妹のカーラは世界的モデル・女優として名を馳せています。ポピーはロンドンのハマースミスで育ち、幼少期からファッションや芸術に囲まれた環境で過ごしました。教育については、具体的な学校名や詳細は公開情報が限られていますが、名門家系の出身者として質の高い教育を受けたと考えられます。彼女の洗練された立ち振る舞いやファッションセンスは、この育ちの良さと教育の影響を反映していると言えるでしょう。
経歴
ポピーのキャリアはファッションモデルとして始まりました。彼女は身長178cmの長身と抜群の美貌を活かし、10代後半からモデル業界で注目を集めました。「クロエ」「バレンシアガ」「シャネル」「ヴェルサーチ」「アニヤ・ハンドマーチ」「バーバリー」などの一流ブランドの広告キャンペーンやファッションショーに登場し、ロンドンのファッションシーンで欠かせない存在となりました。特に、シャネルのデザイナーである故カール・ラガーフェルドとの親交は深く、彼女のキャリアにおいて重要な役割を果たしました。
モデルとしての成功に加え、ポピーはソーシャライトとしても知られ、英国の上流社会でチャリティ活動やパーティーシーンで活躍。彼女の私服は上品かつシンプルで、ファッションスナップの常連として世界的に注目されています。2017年にはトップモデル事務所IMGへの移籍と、世界的エンターテイメントエージェンシーのWMEとの契約を果たし、キャリアの幅を広げました。
女優としてのキャリアは2010年代から本格化しました。2015年にガイ・リッチー監督の映画『キング・アーサー（原題：Knights of the Roundtable: King Arthur）』でアーサー王の母親イグレイン役を演じ、女優としてデビュー。この役は彼女にとって初の主要キャラクターであり、共演者にはエリック・バナやチャーリー・ハナム、ジュード・ロウといった豪華俳優が名を連ねました。監督のガイ・リッチーはポピーのルックスと演技力を高く評価し、彼女の女優としての可能性に期待を寄せていました。
さらに、2018年にはフランスのラグジュアリーブランド「ロジェ・ヴィヴィエ」の広告塔に抜擢され、キャンペーン動画でパリジェンヌのライフスタイルを体現するファッションを披露。モデルと女優の両方で活躍する彼女は、スタイルアイコンとしても認知されています。
私生活
ポピーの私生活も注目を集めています。2014年5月、彼女は長年の恋人であるジェームズ・クックと結婚。結婚式は2回行われ、まずロンドンのセント・ポール大聖堂でシャネルのウェディングドレスを着た伝統的な式典が執り行われました。この式では妹のカーラ・デルヴィーニュがメイド・オブ・オナーを務め、17名のブライズメイドが参加する盛大なものでした。その後、5月25日にはモロッコのマラケシュにある高級リゾートホテル「ラ・マムーニア」で、ボヘミアンスタイルのエミリオ・プッチのドレスを着た2度目の結婚式を開催。異なるテイストの2つの式典は、ポピーのファッションセンスと個性を象徴するものでした。
2025年1月、ポピーは英国版『ELLE』のインタビューで第1子を妊娠したことを発表。父親はジェームズ・クックで、子供の性別は女の子であることが明かされました。彼女は「私の家系は女性が多いから、女の子をとても楽しみにしている」と語り、姉クロエや妹カーラもこのニュースに大喜びしたと述べています。38歳での妊娠を「特別なこと」と表現し、喜びを分かち合いました。
ポピーはソーシャルメディアでも積極的に活動しており、自身のInstagram（@poppydelevingne）でファッションやライフスタイルを発信。2021年には、祖母アンジェラ・デルヴィーニュとフィリップ王配が1938年にイタリアのベネチアで撮影された写真を公開し、話題となりました。この写真は、彼女の家系の歴史的背景と王室とのつながりを示す貴重な資料として注目されました。
出演作品
ポピーの女優としての出演作品は、モデルとしてのキャリアに比べるとまだ少ないものの、注目すべきものがあります。以下は主な出演作品です。
- キング・アーサー（2017年）：ガイ・リッチー監督によるアーサー王伝説を基にした映画で、ポピーはアーサー王の母親イグレイン役を演じました。彼女にとって初の主要な映画出演であり、批評家や業界関係者から女優としての可能性を評価されました。
- Riviera（TV番組、可能性として言及）：カーラ・デルヴィーニュと共演する可能性が報じられたが、実現には至っていない。
- その他の短編やキャンペーン動画：ロジェ・ヴィヴィエの2018-19年秋冬コレクションのキャンペーン動画に出演し、女優としての表現力を発揮。
ポピーの女優としてのキャリアはまだ発展途上ですが、モデルとしての成功とソーシャライトとしての影響力を背景に、今後の活躍が期待されています。
まとめ
ポピー・デルヴィーニュは、英国の名門家系に生まれ、モデル、女優、ソーシャライトとして多方面で活躍する人物です。ファッション業界での成功、映画『キング・アーサー』での女優デビュー、そして上品で個性的な私生活は、彼女を英国を代表するスタイルアイコンとして位置づけています。2025年に迎える第1子の誕生を機に、彼女の人生とキャリアはさらに新たな局面を迎えることでしょう。
レビュー 作品の感想や女優への思い