バレット・スワテック(Barret Swatek)は米国の女優・コメディアン。アラバマ州バーミングハム出身で、『7th Heaven』や『Awkward 不器用ジェナのはみだし青春日記』、『Yellowstone』などTVドラマで活躍。映画『40歳の童貞男』にも出演。競技フィギュアスケート経験者で、ユーモアと演技力で知られます。
プロフィール
- 名前:バレット・スワテック(Barret Swatek)
- 生年月日:1977年3月3日(48歳)
- 出生地:米国アラバマ州バーミンガム
- 職業:女優
- 活動期間:1997年~現在
- SNSサイト:Instagram・Facebook
生い立ち・教育
バレット・スワテックは、1977年3月3日、米国アラバマ州バーミングハムに、ビル・スワテックとラナ・スワテックの娘として生まれました。幼少期から活発で、5歳から12歳まで競技フィギュアスケートに打ち込み、数々の大会に出場するほどの実力を持っていました。しかし、12歳の頃にスケートを辞め、地元のバーミングハムでコミュニティシアターに参加し、歌や演技の世界に足を踏み入れました。この経験が、彼女の表現力や舞台度胸を養う礎となりました。
高校卒業後、スワテックはアリゾナ大学に進学し、映画学を学び始めました。その後、より実践的な環境を求めてロサンゼルスのロヨラ・メリーマウント大学に編入し、映画学の学位を取得しました。大学時代には、映像制作やストーリーテリングの技術を磨き、女優としてのキャリアを本格的に追求する決意を固めました。彼女の教育背景は、演技だけでなく、映像業界全体への理解を深める助けとなり、後の多様なプロジェクトへの参加に繋がりました。
経歴
バレット・スワテックの俳優としてのキャリアは、1997年のテレビシリーズ『パワーレンジャー・ターボ』での小さな役から始まりました。このデビューは端役でしたが、彼女に業界の経験を積む機会を与えました。その後、2000年から2003年にかけて、WBの人気ドラマ『7th Heaven』で、悪女から改心するキャラクター、シェリルを演じ、一躍注目を集めました。この役は、彼女の演技の幅広さとコメディセンスを視聴者に印象付け、キャリアの飛躍点となりました。
2001年には、ジェイソン・アレクサンダーとウェンディ・マリック共演のモキュメンタリー映画『On Edge』で、主役のフィギュアスケーター、ヴェーダ・ティルマンを演じました。この作品は、彼女のスケート経験を活かした役柄で、批評家からも好評を得ました。2005年には、コメディ映画『40歳の童貞男』に小さな役で出演し、ユーモア溢れる演技で観客を魅了しました。
2008年には、NBCのドラマ『Quarterlife』でブリタニー役を演じ、インターネット時代初期の若者を描いたこの作品で新たなファン層を獲得しました。2009年から2010年にかけては、ABC Familyの『10 Things I Hate About You』で教師のミス・サマーズ役を演じ、ティーン向けドラマでの存在感を示しました。
スワテックのキャリアのハイライトの一つは、2011年から2016年まで続いたMTVのコメディシリーズ『Awkward 不器用ジェナのはみだし青春日記』でのアリー・サクストン役です。この役は、破天荒でユーモラスな叔母役として視聴者に愛され、彼女のコメディ女優としての地位を確固たるものにしました。さらに、2016年から2021年まで、ABCの『American Housewife』でセージ役を、2017年から2018年にはParamount Networkの『Yellowstone』でヴィクトリア・ジェンキンス役をそれぞれ演じ、現代ドラマでの多才さを発揮しました。
スワテックはテレビだけでなく、ウェブシリーズにも挑戦しています。『Funny or Die』の『Dating for Dumbasses』や『KoldCast TV』の『My Two Fans』では、脚本執筆と主演を務め、クリエイティブな一面を見せました。また、ゲスト出演も多く、『Just Shoot Me!』、『American Dad!』、『2 Broke Girls』などで個性的な役柄を演じています。映画では、『Lethal Weapon 4』(1998年)、『High School』(2010年)、『Barry Munday』(2010年)などに出演し、幅広いジャンルで活躍しています。
私生活
バレット・スワテックは、2019年10月5日にアダム・ワイスと結婚しました。二人の間には一人の子供がいます。スワテックは私生活を比較的プライベートに保ちつつも、ソーシャルメディア(Instagram:@barretswatek、X:@barret_swatek)を通じて、家族や友人との楽しい瞬間を時折シェアしています。彼女の投稿からは、ユーモアと温かさに溢れた性格が垣間見えます。
スワテックは、女優業以外にもクリエイティブな活動に興味を持ち、脚本執筆やプロデュースにも関心を示しています。また、幼少期のフィギュアスケート経験から、スポーツやフィットネスへの愛好心を持ち続けており、アクティブなライフスタイルを維持しています。バーミングハム出身であることを誇りに思い、地元のコミュニティや文化への敬意を忘れていません。
彼女は、2017年のメーガン・マケインの結婚式に出席するなど、芸能界やメディア業界の友人との交流も深く、社交的な一面も持ち合わせています。スワテックの人間性は、彼女の演じるキャラクターの親しみやすさや魅力に反映されていると言えるでしょう。
出演作品
以下は、バレット・スワテックの主な出演作品のリストです。
TV
- パワーレンジャー・ターボ(Power Rangers: Turbo)(1997年):ゲスト出演(第1シーズン第36話)
- Just Shoot Me!(1997年–2003年):ゲスト出演
- 7th Heaven(2000年–2003年):シェリル役(レギュラー)
- Quarterlife(2008年):ブリタニー役(レギュラー)
- 10 Things I Hate About You(2009年–2010年):ミス・サマーズ役(準レギュラー)
- Awkward 不器用ジェナのはみだし青春日記(2011年–2016年):アリー・サクストン役(レギュラー)
- 2 Broke Girls(2011年–2017年):ゲスト出演
- American Dad!(2005年–現在):ゲスト出演
- American Housewife(2016年–2021年):セージ役(準レギュラー)
- Yellowstone(2017年–2018年):ヴィクトリア・ジェンキンス役(準レギュラー)
- Amazing Stories(2020年):ゲスト出演
映画
- Lethal Weapon 4(1998年):小さな役
- On Edge(2001年):ヴェーダ・ティルマン役(主演)
- 40歳の童貞男(The 40-Year-Old Virgin)(2005年):小さな役
- High School(2010年):役名不明
- Barry Munday(2010年):役名不明
ウェブシリーズ
- Dating for Dumbasses(Funny or Die):脚本・主演
- My Two Fans(KoldCast TV):脚本・主演
総括
バレット・スワテックは、フィギュアスケートから演技の世界へ転身し、テレビ、映画、ウェブメディアで多彩なキャリアを築いた女優です。『7th Heaven』や『Awkward 不器用ジェナのはみだし青春日記』での印象的な役柄で知られ、コメディとドラマの両方で存在感を発揮しています。プライベートでは家族を大切にし、クリエイティブな活動にも情熱を注ぐ彼女の今後の活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い