サビーナ・ガデッキは、1983年9月28日生まれの米国の女優・モデル。ポーランド系アメリカ人で、フォーダム大学で国際ビジネスとコミュニケーションを学び、ウィリアム・エスパー・スタジオで演技を習得。『ワールド・ポーカー・ツアー』の司会で注目を集め、フォード・モデルズと契約。『アントラージュ★オレたちのハリウッド』や『L.A.’s Finest』に出演。夫は歌手タイラー・リッチ。
プロフィール
- 名前:サビーナ・ガデッキ(Sabina Gadecki)
- 生年月日:1983年9月28日生まれ(41歳)
- 出生地:米国マサチューセッツ州ボストン
- 職業:女優、モデル
- 活動期間:2009年から現在
- 身長:175cm
- 配偶者:タイラー・リッチ(2019年)
- SNSサイト:Instagram・Youtube・TikTok・Facebook
生い立ち・教育
サビーナ・ガデッキ(Sabina Gadecki)は、1983年9月28日にアメリカ合衆国マサチューセッツ州チコピー(またはホルヨーク、情報源により異なる)で生まれました。両親はポーランド人で、父親はリチャード・ガデッキ、母親はイレナ・ガデッキです。ポーランド系アメリカ人としてのアイデンティティを持ち、ポーランドの文化や伝統に根ざした家庭で育ちました。彼女には兄がいますが、詳細な情報は公開されていません。
ガデッキはチコピー高校を卒業後、ホルヨーク・コミュニティ・カレッジで2年間学びました。その後、ニューヨークのフォーダム大学に進学し、国際ビジネスとコミュニケーションを専攻しました。大学在学中からモデルと俳優としてのキャリアを追求し始め、忙しい学生生活の中で両立させました。演技のスキルを磨くため、ウィリアム・エスパー・スタジオで4年間にわたり演技を学び、プロの俳優としての基盤を築きました。この時期、彼女はニューヨークを拠点にモデル活動を展開し、後にロサンゼルスに移住して本格的な俳優活動を始めました。
経歴
サビーナ・ガデッキのキャリアは、2007年にトラベル・チャンネルの人気番組『ワールド・ポーカー・ツアー』の司会者としてスタートしました。この番組での彼女の魅力的な外見と自然な進行ぶりが注目を集め、芸能界での知名度を高めました。この成功をきっかけに、彼女はフォード・モデルズと契約を結び、モデルとしてのキャリアを本格化させます。サックス・フィフス・アベニュー、オイル・オブ・オレイ、バナナ・リパブリック、ジミー・チュウなどの世界的ブランドのモデルとして活躍し、彼女の「隣の女の子」のような親しみやすい魅力と洗練された美貌が高く評価されました。彼女はミス・ポローニア・アメリカやミス・ポローニア・ワールドにも選ばれ、ポーランド系コミュニティでの認知度も高まりました。現在はウィルヘルミナ・モデルズに所属しています。
俳優としてのキャリアは、2012年の映画『フリーキー・ディーキー』で重要な一歩を踏み出しました。この作品はエルモア・レナードの小説を原作としたクライム・ドラマで、クリスチャン・スレーターやビリー・バークと共演しました。その後、彼女はテレビと映画の両方で活躍の場を広げます。テレビでは『ロー&オーダー』(2010年)、『ホワイトカラー』(2010年)、『ハウス・オブ・ライズ』(2012年)、『ザ・リーグ』(2012年)などの人気シリーズにゲスト出演し、着実にキャリアを積み上げました。特に、2019年の『L.A.’s Finest』ではガブリエル・ユニオンやジェシカ・アルバと共演し、ジェニファー・“ジェン”・ストライカー役で主要なリカーリング・ロールを務め、彼女の演技力が広く認知されました。
映画では、2015年のコメディ映画『アントラージュ★オレたちのハリウッド』でケビン・コノリー演じるキャラクターのガールフレンド、ミラニー役を演じ、注目を集めました。この作品は興行収入的にも成功し、彼女のキャリアに大きな弾みをつけました。その他の映画出演には、『ダーク・ワズ・ザ・ナイト』(2014年)、『ウェルカム・トゥ・ウィリッツ』(2016年)、『False Positive』(2020年)、『キャップス・クロッシング:ロング・サイド・オブ・デッド』などがあります。彼女は多様なジャンルで活躍し、ドラマからコメディまで幅広い役柄をこなしています。
ソーシャルメディアでも積極的に活動しており、インスタグラム(@sabina)で10万人以上のフォロワーを持ち、ブランドのプロモーションや私生活の一端を公開しています。彼女のキャリアは、モデルと俳優の両方で成功を収める稀有な例と言えるでしょう。
私生活
サビーナ・ガデッキの私生活は、彼女のキャリアと同じく注目を集めています。2004年、彼女はバスケットボール選手のデビッド・リーと交際し、一時は「パワーカップル」として話題になりました。リーがニューヨーク・ニックスでプレイしていた時期に共通の友人を通じて知り合い、婚約に至りましたが、2014年に破局しました。その後、2015年に『アントラージュ★オレたちのハリウッド』の共演者であるケビン・コノリーと交際を開始。劇中でも恋人役を演じた二人は、2016年のニューイヤーズパーティーなどで頻繁に目撃されましたが、約1年後の2016年10月に破局しました。
2016年、ガデッキはステージコーチ・フェスティバルでカントリーミュージック歌手のタイラー・リッチと出会い、交際を始めました。二人は2019年9月23日にテネシー州マーフリーズボロでフェスティバルをテーマにした結婚式を挙げ、275人のゲストが参加しました。この結婚式にはアンソニー・ペティスやドレル・ライトなどの著名人も出席し、華やかなイベントとなりました。夫妻は2020年の『Southern Bride』誌の冬/春号の表紙を飾り、彼らのラブストーリーが話題に。リッチはガデッキのために「Leave Her Wild」という曲を書き、彼女への愛を表現しました。現在も二人は幸せな結婚生活を送っており、ソーシャルメディアでその様子を共有しています。
ガデッキはプライバシーを重視し、論争やゴシップを避ける傾向があります。彼女の穏やかな性格とプロフェッショナリズムは、業界内でも高く評価されています。身長は約174cm(5フィート8.5インチ)、体重は約56kgで、緑色の瞳とブロンドの髪が特徴的です。
出演作品
以下はサビーナ・ガデッキの主な映画とテレビの出演作品です。
映画
- Jonas Brothers: The 3D Concert Experience(2009年):ジョナス・ブラザーズのコンサート映画に脇役として出演。
- The Superagent(2009年):初期の映画出演の一つ。
- フリーキー・ディーキー(Freaky Deaky、2012年):エルモア・レナードの小説を原作としたクライム・ドラマ。クリスチャン・スレーターらと共演。
- ダーク・ワズ・ザ・ナイト(Dark Was the Night、2014年):ルーカス・ハースと共演したスリラー映画。
- アントラージュ★オレたちのハリウッド(Entourage、2015年):ミラニー役で出演。ジェレミー・ピヴェンやアドリアン・グレニアと共演し、彼女の代表作の一つ。
- ウェルカム・トゥ・ウィリッツ(Welcome to Willits、2016年):SFホラー映画。
- キャップス・クロッシング:ロング・サイド・オブ・デッド(Capps Crossing: Wrong Side of Dead):ビバリー・ディアンジェロと共演。
- False Positive(2020年):ピアース・ブロスナンやイラナ・グレイザーと共演したスリラー映画。
- The Ninth Passenger(2018年):サスペンス映画。
TV
- ロー&オーダー(Law & Order、2010年):1エピソードに出演。
- ホワイトカラー(White Collar、2010年):1エピソードに出演。
- ハウス・オブ・ライズ(House of Lies、2012年):ショータイム系列のドラマにゲスト出演。
- ザ・リーグ(The League、2012年):FXのコメディシリーズに1エピソード出演。
- インサイド・エイミー・シューマー(Inside Amy Schumer、2013年):1エピソードに出演。
- アウトロー・プロフェット(Outlaw Prophet: Warren Jeffs、2014年):トニー・ゴールドウィンやジョーイ・キングと共演。
- ファイティング・カーター(Finding Carter、2015年):2エピソードに出演。
- ナルコス:メキシコ編(Narcos: Mexico、2018年):ゲスト出演。
- L.A.’s Finest(2019年~):ジェニファー・“ジェン”・ストライカー役でリカーリング出演。ガブリエル・ユニオンやジェシカ・アルバと共演。
- ジ・アフェア(The Affair、2019年):ゲスト出演。
まとめ
サビーナ・ガデッキは、モデルと俳優としての二つのキャリアを成功裏に築き上げた多才な人物です。ポーランド系アメリカ人としてのルーツを大切にし、フォーダム大学での学業と並行して芸能活動を始め、ウィリアム・エスパー・スタジオでの訓練を通じて演技力を磨きました。『ワールド・ポーカー・ツアー』での司会や『アントラージュ★オレたちのハリウッド』、『L.A.’s Finest』などの作品で知られ、モデルとしても世界的ブランドと契約を結ぶなど、幅広い活躍を見せています。私生活ではタイラー・リッチとの幸せな結婚生活を送り、ソーシャルメディアを通じてファンと交流しています。彼女の今後の活躍にも注目が集まります。
レビュー 作品の感想や女優への思い