サラ・ローマー（Sarah Roemer）は米国カリフォルニア州サンディエゴ出身の女優、モデル。ホラー映画『呪怨 パンデミック』でデビューし、『ディスタービア』や『HACHI 約束の犬』などで知られる。モデルとしても活躍し、夫は俳優チャド・マイケル・マーレイ。
プロフィール
- 名前：サラ・ローマー（Sarah Roemer）
- 本名：Sarah Christine Roemer
- 生年月日：1984年8月28日（41歳）
- 出生地：米国カリフォルニア州サンディエゴ
- 国籍：米国
- 職業：女優、モデル
- ジャンル：TV・映画
- SNSサイト：Instagram・X
生い立ち・教育
サラ・クリスティーン・ローマー（Sarah Christine Roemer）は、1984年8月28日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで生まれました。幼少期や家族構成に関する詳細な情報は公開されている資料では限られていますが、サンディエゴの地域で育ち、比較的普通の家庭環境で過ごしたと考えられます。彼女の教育背景については、ホライゾン・ジュニア・アンド・シニア・ハイスクール（Horizon Junior and Senior High School）に通っていたことが記録されています。この時期、彼女はまだ演技やモデルとしてのキャリアを本格的に追求する前でしたが、早くもその魅力が注目されるきっかけがありました。
15歳のとき、偶然にも地元の7-Elevenでモデルエージェンシーにスカウトされたことが、彼女の人生の転機となりました。この出会いをきっかけに、モデルとしてのキャリアをスタートさせる決意を固め、演技への興味も芽生え始めました。高校在学中からモデル活動を始め、後にニューヨークやロサンゼルスに移り住み、プロのモデルおよび女優としての道を歩み始めました。学業と並行してモデル業に取り組む中で、彼女は自己管理能力やプロ意識を培い、後の女優業にもその姿勢が生かされることとなりました。
経歴
サラ・ローマーのキャリアは、モデルとしての活動から始まりました。スカウト後、彼女はニューヨークのIDモデル・マネジメントと契約し、『GQ』、『Cosmopolitan』、『Maxim』、『Esquire』、『Nylon Guys』、『Self』、『Interview』、『Flaunt』といった有名雑誌でモデルとして活躍しました。特に、2004年夏の『Sportswear International』誌の表紙を飾ったことは、彼女のモデルとしての地位を確立する一歩となりました。これらの活動を通じて、彼女はファッション業界での知名度を獲得し、後の俳優業への移行をスムーズに進める基盤を築きました。
2006年、彼女はインディペンデント映画『Wristcutters: A Love Story』でスクリーンデビューを果たしました。同年、ホラー映画『呪怨 パンデミック（The Grudge 2）』で主要な役を演じ、女優としての注目を集めました。この作品は日本発のホラー映画『呪怨』のアメリカ版続編であり、彼女の演じたレイシー役は観客に強い印象を与えました。翌2007年には、シャイア・ラブーフ主演のサスペンス映画『ディスタービア（Disturbia）』でアシュリー役を演じ、若手女優としての地位を確立。この作品は批評家からも好評で、彼女の自然体な演技が評価されました。
2009年には、リチャード・ギア主演の感動作『HACHI 約束の犬（Hachi: A Dog’s Tale）』でアンディ・ウィルソン役を演じ、忠犬ハチ公の物語に彩りを添えました。この映画は日本でも大きな反響を呼び、彼女の国際的な知名度を高める一助となりました。その後も、『Asylum』（2008年）、『Fired Up!』（2009年）、『Waking Madison』（2010年）、『The Con Artist』（2010年）、『セレブ・キラー 隠された思惑』（2019年）など、多様なジャンルの映画に出演し、幅広い演技力を披露しています。
テレビドラマの分野では、2010年に放送されたSFサスペンスシリーズ『THE EVENT/イベント』でレイラ・ブキャナン役としてレギュラー出演しました。しかし、この番組は視聴率の低迷により1シーズンで終了。その後も『HAWAII FIVE-0』（2011年、シーズン2でマリッサ・ガルシア役）や『CHOSEN/チョーズン: 選択の行方』（シーズン2～4でエイブリー・シャープ役）など、ゲストやレギュラーとしてTV番組に出演し、着実にキャリアを積み重ねました。近年は女優業のペースを抑えつつも、モデル活動やプライベートでの活動にも注力しているようです。
私生活
サラ・ローマーの私生活については、比較的プライバシーを保ちつつも、いくつかの重要な出来事が公になっています。2015年、彼女は俳優のチャド・マイケル・マーレイ（Chad Michael Murray）と結婚しました。チャドはテレビドラマ『One Tree Hill』で知られる人気俳優で、2人は2013年頃から交際を始めていました。同年、夫妻には第一子となる男児が誕生し、2017年には第二子の女児が生まれました。家族との時間を大切にする彼女は、SNS（特にInstagram：@rooeemer）を通じて、時折家族との穏やかな日常や夫とのイベント参加の様子を公開しています。
夫妻は2019年や2023年に『John Wick』シリーズのプレミア上映会に揃って出席するなど、公の場でも仲睦まじい姿を見せています。サラは女優業やモデル業の傍ら、母親としての役割にも力を入れており、仕事と家庭のバランスを取る姿勢がうかがえます。彼女の私生活は、華やかな芸能界の中でも落ち着いた家庭中心のライフスタイルを反映していると言えるでしょう。
出演作品
サラ・ローマーの出演作品は、映画とテレビドラマの両方で多岐にわたります。以下は代表的な作品のリストです。
映画
- Wristcutters: A Love Story（2006年）：インディペンデント映画でのデビュー作。独特なラブストーリーの中で小さな役を演じた。
- 呪怨 パンデミック（The Grudge 2）（2006年）：レイシー役。ホラー映画での初の主要な役で注目を集めた。
- ディスタービア（Disturbia）（2007年）：アシュリー役。シャイア・ラブーフ演じる主人公の隣人として、サスペンスに緊張感を加えた。
- Asylum（2008年）：ホラー映画で、かつて精神病院だった寮を舞台にしたサスペンスに主演。
- HACHI 約束の犬（Hachi: A Dog’s Tale）（2009年）：アンディ・ウィルソン役。忠犬ハチ公の物語で、リチャード・ギアと共演。
- Fired Up!（2009年）：チアリーディングをテーマにしたコメディ映画で、明るいキャラクターを演じた。
- Waking Madison（2010年）：精神的な葛藤を描くドラマで主演を務めた。
- The Con Artist（2010年）：コメディ要素のある犯罪映画に出演。
- セレブ・キラー 隠された思惑（2019年）：主人公サムとして圧倒的な存在感を発揮。
TV
- THE EVENT/イベント（2010年）：レイラ・ブキャナン役。SFサスペンスドラマのレギュラーとして出演。
- HAWAII FIVE-0（2011年、シーズン2）：マリッサ・ガルシア役。ゲスト出演ながら印象的な演技を見せた。
- CHOSEN/チョーズン: 選択の行方（2013年～2014年、シーズン2～4）：エイブリー・シャープ役。サスペンスシリーズで重要な役を演じた。
まとめ
サラ・ローマーは、モデルとしてキャリアをスタートさせ、ホラー、サスペンス、コメディ、ドラマなど幅広いジャンルの作品で活躍する女優です。『呪怨 パンデミック』や『ディスタービア』、『HACHI 約束の犬』などの作品で知られ、テレビドラマでも存在感を発揮しています。私生活では、夫チャド・マイケル・マーレイと2人の子供と共に穏やかな家庭を築き、仕事とプライベートのバランスを大切にしています。彼女の自然体な魅力と演技力は、今後も多くのファンを魅了することでしょう。
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