殺した人物に成り代わって生きる猟奇犯に敏腕FBIエージェントが対決。
テイキング・ライブス
予告編はこちら。
- 邦題:テイキング・ライブス
- 原題:TAKING LIVES
- 公開年:2004年
- 製作国:米国
- 上映時間:103分
- ジャンル:サスペンス
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
あらすじ
カナダ、モントリオールの工事現場で白骨死体が発見され、現地警察は猟奇殺人と断定してFBI捜査官イリアナと合同で捜査をスタート。
イリアナが調査を進めるなか、新たな殺人事件が発生。目撃者の青年コスタを聴取するイリアナは、次第に心惹かれていきます。
見どころ
- 少年時代から殺人を繰り返して、その都度で被害者に成りすます殺人鬼の設定
- 実力派たちの力演に加え、どんでん返しが待ち受けるラスト
感想
トリビア
イリアナの名前
Ileanaという名前はルーマニア語表記。HelenまたはEllenの変種、ルーマニア語ではElena。
イリアナのサングラス着脱?
- 1:10:20…イリアナ(アンジェリーナ・ジョリー)はサングラスをかけています。
- 1:10:25…銃声が聞こえて、イリアナは2階に駆け上がります。サングラスをかけていません。
- 1:11:06…コスタ(イーサン・ホーク)とハート(キーファー・サザーランド)が走り去る音をイリアナは聞きます。またサングラスをかけています。
ファム・ファタル
アンジェリーナ・ジョリーが、キャリア、同僚、女性として、人間味あふれるFBI捜査官イリアナ・スコットを演じています。
犯人といろいろあって仕事をクビになったと思いきや、リタイア後に妊娠が発覚。
仕方なく中期戦にもちこみます。そして、しばらく鳴りを潜めていた犯人をおびき出してイリアナは捜査を再開します。
イリアナ・スコットの素敵なキャラクターがわかった終盤、上司へ職務遂行を連絡するときに流れるU2のBADが心地よいです。
キャラクター設定
作品をとおして、捜査官として聞き取りや尋問に向かうイリアナは、話し手の顔の表情を細かに目や唇などに注目していきます。
この注目グセがドラマの途中から減っていき、逆に、視聴者の私たちがイリアナの顔の表情を細かく見つめるようになっていきます。
この過程で喜怒哀楽を見せはじめる彼女の表情に引き込まれながらドラマが展開していきます。
よくできたキャラクター設定とアンジェリーナの演技に感服。
衣装設定
イリアナの衣装設定はシンプル。捜査官の制服を多く着ています。
部屋着のまま男性とベッドに入った場面でも、セクシーなランジェリーで身を固め直すわけでもなく、あっさり。
ファム・ファタル要素があるようでないような微妙な展開が続きましたが、最後は思い切りファム・ファタルになりきり、犯人に対して一発逆転。
見事な職務遂行をみられて、爽快な気分になれました♪
キャスト
スタッフ
監督
D・J・カルーソー
脚本
ジョン・ボーケンキャンプ
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