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劇場映画

ミッシング 消えた妻

「見どころ」にPR表現を含みます。
妻は大富豪の夫に殺されたのか。実際にあった未解決事件を題材にした実録サスペンス。

『ミッシング 消えた妻』はイヴ・シモノー監督、ベッティーナ・ジロワ、マット・バークベック脚本による、2017年米国のミステリー映画。あらすじは、ある女性が不動産王と結婚し、だんだん暗く不穏な関係になってやがて失踪するというもので、ロバート・ダーストが関与したらしい実話ベースの作品。キャサリン・マクフィー、ダニエル・ギリーズ、マーティン・ドノヴァンらが出演。

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ミッシング 消えた妻

  • 原題:The Lost Wife of Robert Durst
  • 公開年:2017年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:ミステリー

予告編はこちら。

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見どころ

妻の結婚生活が少しずつ暗く不穏に染まっていく緊張感のある物語展開。夫の静かな佇まいが、彼の内なる狂気を感じさせます。

あらすじ

1982年、米国ニューヨークの不動産王の御曹司ロバート・ダーストの妻が失踪。警察は夫に疑いの目を向けますが、捜査は難航しそのまま迷宮入り。10数年後、警察は新たな手掛かりを得て再捜査に乗りだしますが、捜査の前に思わぬ障壁が立ちふさがりました。

ファム・ファタル

失踪した妻カティ・ダーストを演じたキャサリン・マクフィーが綺麗です。ドラマチックな役柄をうまく演じられることを示し、この映画でも美しかったです。

カティの友人エレノア・シュワンクを演じたフィオナ・ブルームが可愛めの熟女っぽく登場し、元気溌剌を発揮。

感想

2010年に同じ題材でライアン・ゴズリングとキルスティン・ダンストが共演した映画『 幸せの行方…』があります。他方、本作はライフタイムの映画ですからそれなりの期待はできますが、終わり方が唐突すぎました。

辛うじて、3つのステージを見分ければ一流の演技と演出を深く味わえます。

  1. ボビーとキャシーが一緒に暮らしていた1970年代
  2. キャシーが失踪しボビーが捜査を受けていた1980年代
  3. 事件が再捜査された1990年代

この題材と犯罪はとても魅力的なので、映画も観る価値があります。

  • この映画は、十分な金があれば、かなりのことから逃げられることを示しています。
  • 家庭内暴力と不倫関係という現代家族の2大問題を大きく取りあげています。
  • 人の長所を見抜くまっとうな人間であったキャシーの甘さゆえ、夫の人格崩壊や統合失調症を見抜けなかったのか、夫が結婚前に伝えるべきなのか。

なぜ彼女は彼のもとを去らなかったのだろうと、ふと考えてしまいますが、それは昔の話だし、彼は大金持ちだったので、ことはそんなに単純ではなかったのです。

再捜査を行なった警察はロバート・ダーストを統合失調症かパーソナリティ障害を抱えてると判断し、状況証拠を集めまくります。物的証拠がない無力さがあるものの、再捜査を行なった刑事の努力と被害者両親の応援には暖かいものを感じました。

後日譚

物語の後日譚として、ロバート・ダーストは親友のスーザン・バーマンを含む2人を殺害し、2022年に心停止で死亡しました。彼の哀れな人生は、複数の映画やドキュメンタリーの題材となっています。

キャスト

登場人物 出演者
カティ・ダースト キャサリン・マクフィー
ロバート・ダースト ダニエル・ギリーズ
シーモア・ダースト ジョン・グローバー
ストラック刑事 マーティン・ドノヴァン
ジム ライアン・ロビンス
ヘンリー・ラットマン ジェシー・ハッチ
エレノア・シュワンク フィオナ・ブルーム
教授 マイケル・ディクソン
メアリー・マコーマック エラ・キャノン
ジョー・ベセラ ジェイソン・ションビング
エレン・ストラウス ブリー・ウッディル
アン・マコーマック フランシス・フラナガン
ダグラス・ダースト ブレア・ペナー
エドワード・マイケルズ クウェシ・アメヤウ
マルセル エイダン・カーン
マザー ラトーニャ・ウィリアムズ
ニック・スコペッタ グレーム・ダフィー
ガブリエル・コルキット カイラ・ワイズ
ロバート・ギボンズ警部補 アッシュ・リー
スーザン・バーマン アイリス・パルリー
マーク・ボーウェン カート・テイシェイラ
ティム・マーティン ジェリー・サウス
患者 レアンドロ・ゲデス
歩行者 グレース・ワン
ジルベルテ・ナジャミー ジェス・スミス
プルーデンス・ファロー ナリヤ・レッド
ロビン・ヒル チルコ・ティヴィ
店員 アダム・コズリック
バーテンダー ヴォーン・ウィンミル
シャロン・マコーマック サラ・カーソン
ノルウェー・エルクハウンド ラグナロク・ワトソン

スタッフ

担当 担当者
衣装デザイン ティナ・フィオルダ
準備衣装 ティルデ・フィオルダ
BG衣装デザイン ヒメシュ・カッタル
衣装デザイン助手 シャネル・サルニコウスキー
ヘアスタイル助手 ローナ・ブラボー
メイクアップ助手 ケリー・グランジ
ヘアスタイル主任 シェリー・ジェンセン
ヘアスタイル助手 メアリー・レンバル
メイクアップ部門主任 メリッサ・サールストロム
メイクアップ助手 メリー・ファン
なむ語るのファム・ファタルはこちらで読めます。
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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