ウィメン・イン・フィルム（WIF）は、映画産業で働く女性のキャリアを擁護・促進し、平等の実現と文化の変革をめざす非営利団体。1973年にウィメン・イン・フィルム・ロサンゼルスとして設立されたWIFは、カメラの前でも後ろでも、あらゆる経験レベルにわたって、映画産業で働く女性のキャリアを提唱し前進させることで、平等を達成し、文化を変革します。
ここではウィメン・イン・フィルム各賞受賞者を一覧にしています。
クリスタル賞（アドボカシー部門）
1977年に設立され、持久力と卓越した仕事を通して、エンターテインメント業界における女性の役割の拡大に貢献した傑出した人物を称えるもの。WIFに象徴的なクリスタル賞とは、成功を通じて、カメラの前でも後ろでも、スクリーン業界全体で働く女性の地位向上の機会を増やしている人々を称えます。
- 2024年 – ケイト・ウィンスレット、エレン・キュラス、ミシェル・ブトー、ダニエル・サンチェス＝ウィッツェル
- 2023年 – エヴァ・ロンゴリア、リンダ・イヴェット・チャベス、セリーヌ・ソング、グレタ・リー
- 2022年 – キンタ・ブランソン、デデ・ガードナー、ジョディ・カンター、キャリー・マリガン、ミーガン・トゥヘイ、ジーナ・プリンス＝バイスウッド、ケイティ・シルバーマン、オリヴィア・ワイルド
- 2021年 – マーリー・マトリン、シアン・ヘダー、ジーン・スマート、ハンナ・アインビンダー、ゼンデイヤ、アシュレイ・レヴィンソン
- 2019年 – キャシー・シュルマン
- 2018年 – ブリー・ラーソン
- 2017年 – エリザベス・バンクス
- 2016年 – デニス・ディ・ノヴィ、リアン・ハルフォン、リンダ・オブスト、ジェーン・ローゼンタール、ポーラ・ワグナー、そして元クリスタル名誉会員のローレン・シューラー・ドナーを含む、 ルーシー・フィッシャー、ポーラ・ワインスタイン
- 2015年 – ニコール・キッドマン
- 2014年 – ケイト・ブランシェット
- 2013年 – ローラ・リニー
- 2012年 – ヴィオラ・デイヴィス
- 2011年 – アネット・ベニング
- 2010年 – ドナ・ラングレー
- 2009年 – ジェニファー・アニストン
- 2008年 – ダイアン・イングリッシュ＆『ザ・ウィメン』アンサンブル・キャスト
- 2007年 – レネ・ゼルウィガー
- 2006年 – ローレン・シューラー・ドナー、 ジェニファー・ロペス、ダイアン・ウォーレン
- 2005年 – サンドラ・ブロック＆ジェシーヌ・プラド、ジェイミー・フォックス、ジェイミー・ラッカー・キング＆ニーナ・ショウ
- 2004年 – グウィネス・パルトロー
- 2003年 – デブラ・ヒル、ニーナ・ジェイコブソン、ダイアン・レイン
- 2002年 – ハル・ベリー、ローラ・ジスキン
- 2001年 – グレン・クローズ、ウーピー・ゴールドバーグ、 エイミー・パスカル、ジュリエット・テイラー
- 2000年 – バーバラ・ボイル、ジェシカ・ラング、ニッキー・ロッコ
- 1999年 – ドリュー・バリモア、エイミー・ヘッカーリング、マーシャ・ナサティール、ポーラ・ワインスタイン
- 1998年 – ルーシー・フィッシャー、ゲイル・アン・ハード、メリル・ストリープ
- 1997年 – ゴールディ・ホーン、ダイアン・キートン、ベット・ミドラー
- 1996年 – アンジェラ・バセット、ジョディ・フォスター、オードリー・ヘプバーン（死後）、アンジェリカ・ヒューストン、バフィ・シャット、キャシー・ジョーンズ
- 1995年 – キャスリーン・ケネディ、メグ・ライアン、シャロン・ストーン、アルフレ・ウッダード
- 1994年 – ノーラ・エフロン、ポリー・プラット、ジョーン・プラウライト、スーザン・サランドン
- 1993年 – ジュリー・アンドリュース、ケイ・コプロヴィッツ、 ミシェル・ファイファー
- 1992年 – マヤ・アンジェロウ、ディアハン・キャロル、マーサ・クーリッジ、リリー・トムリン
- 1991年 – ルビー・ディー、ペニー・マーシャル、ジェシカ・タンディ
- 1990年 – マーシー・カーシー、ジーン・ファーストンバーグ、リー・レミック
- 1989年 – ドーン・スティール、スーザン・ストラットン、フェイ・レイ
- 1988年 – スザンヌ・デ・パッセ、リー・グラント、ロレッタ・ヤング
- 1987年 – ドロシー・ジェンキンス、レニー・ヴァレンテ、アン・マーグレット
- 1986年 – マリリン・バーグマン、マリオン・ドハティ、サリー・フィールド
- 1985年 – リナ・ワートミュラー、メタ・ワイルド、エリザベス・テイラー
- 1984年 – メアリー・タイラー・ムーア、ブライアン・マーフィー（ASC）、バーブラ・ストライサンド
- 1983年 – マーガレット・ブース、ベット・デイビス、ルース・ゴードン
- 1982年 – デデ・アレン、ジェイ・プレッソン・アレン
- 1981年- バーナ・フィールズ、ジェーン・フォンダ、シェリー・ランシング
- 1980年 – キャロル・バーネット、フェイ・カニン、キャスリン・ノーラン
- 1979年 – リリアン・ギッシュ、バーバラ・シュルツ、エセル・ワイナント
- 1978年 – リリアン・ギャロ、ポーリン・ケール、シャーリー・マクレーン
- 1977年 – ルシル・ボール、ナンシー・マローン、エレノア・ペリー、ノーマ・ザルキー
ジェーン・フォンダ・ヒューマニタリアン賞
この賞は、著名なエンターテイメント業界のプロフィールを利用して急進的な変化をもたらし、その力強い声によって問題に光を当てた女性を称えるもの。以前は「ノーマ・ザーキー・ヒューマニタリアン賞」と名付けられていましたが、2021年に受賞者であるジェーン・フォンダにちなんで改名されました。
- 2024年 – アネット・ベニング
- 2023年 – アメリカ・フェレーラ
- 2022年 – ミカエラ・コエル
- 2021年 – ジェーン・フォンダ
- 2017年 – ダン・ラザー
- 2014年 – エヴァ・ロンゴリア
- 2013年 – ジョージ・ルーカス
- 2012年 – クリスティーナ・アップルゲイト
- 2011年 – デイム・エリザベス・テイラー（死後）
- 2008年 – ジェフリー・カッツェンバーグ
- 2002年 – デビッド・フォスター＆リンダ・トンプソン
- 2001年 – ピアース・ブロスナン＆キーリー・シェイ・スミス
- 2000年 – ポレッタ＆デンゼル・ワシントン
- 1999年 – テッド・ターナー
- 1998年 – ティチ・ウィルカーソン・カッセル
- 1997年 – ミシェル・シンガー・ライナー＆ロブ・ライナー
- 1996年 – ジェーン・アレクサンダー
- 1994年 – ダニー・グローバー
- 1993年 – マイク・ファレル
- 1992年 – リリー・タルティコフ
- 1991年 – ウーピー・ゴールドバーグ ビリー・クリスタル、ロビン・ウィリアムズ
- 1990年 – ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
- 1989年 – エドワード・ジェームズ・オルモス
- 1988年 – ステイシー＆ヘンリー・ウィンクラー
- 1987年 – ヴァレリー・ハーパー＆デニス・ウィーバー
- 1986年 – クインシー・ジョーンズ
- 1985年 – ジーン・ステイプルトン
- 1983年 – カルメン・サパタ
- 1981年 – ジーン・レイノルズ
- 1979年 – ガレス・ウィガン
マックスマーラ・フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞
マックスマーラは毎年、映画やテレビ業界での活躍や、広く社会への貢献を通じて、キャリアの転機を迎えている女優にこの賞を贈り、その優れた功績と、スタイルと気品を体現していることを称えています。
- 2024年 – ジョーイ・キング
- 2023年 – ヤーラ・シャヒディ
- 2022年 – リリ・ラインハート
- 2021年 – ザジー・ビーツ
- 2020年 – ジェマ・チャン
- 2019年 – エリザベス・デビッキ
- 2018年 – アレクサンドラ・シップ
- 2017年 – ゾーイ・ドゥイッチ
- 2016年 – ナタリー・ドーマー
- 2015年 – ケイト・マーラ
- 2014年 – ローズ・バーン
- 2013年 – ヘイリー・スタインフェルド
- 2012年 – クロエ・グレース・モレッツ
- 2011年 – ケイティ・ホームズ
- 2010年 – ゾーイ・サルダーニャ
- 2009年 – エリザベス・バンクス
- 2008年 – ジニファー・グッドウィン
- 2007年 – エミリー・ブラント
- 2006年 – マリア・ベロ
アントレプレナー・イン・エンターテイメント賞
この賞は、女性の共同研究者の発展を育むような仕事をしている個人の継続的な功績を称えるもの。受賞者のプロフェッショナルな努力は、WIFの使命に合致した原則に基づきます。彼ら彼女らの創作活動が質の高いストーリーとエンターテインメントの展望を形成しているのと同様に、彼ら彼女らの影響力は、この業界における男女平等に関する会話に利益をもたらしています。
- 2024年 – ケリー・ワシントン
- 2019年 – エイミー・ポーラー
エマージング・アントレプレナー賞
この賞は、映画、テレビ、デジタル・メディアの分野で有望な才能を発揮し、そのプロフェッショナルな追求が次世代の才能ある女性の進歩につながることを称えるものである。受賞者は、クリエイティブな業績とビジネス感覚を融合させた業績からなるキャリアの基盤を実証している。
- 2019年 – アイサ・レイ
WIFメンバーズ・チョイス賞
この賞は、WIF L.A.のあらゆるレベルの会員が、エンタテインメント界に足跡を残している才能ある女性の表彰に参加できる機会。2019年シーズンの初めに、ほとんどすべての主要な授賞式で女性監督が見落とされたことへの対応として、この賞の初回の焦点は、2018年に米国で劇場公開された長編劇映画の女性監督でした。
- 2019年 – アン・フレッチャー『Dumplin’』、デブラ・グラニック『Leave No Trace』、マリエル・ヘラー『Can You Ever Forgive Me?』、ミミ・レダー『On the Basis of Sex』、クロエ・ザオ『The Rider』
ルーシー賞
TV界の革新に贈られるこの賞は、偉大なスター、コメディエンヌ、プロデューサー、ディレクター、スタジオ・オーナー、そしてクリエイターであるルシル・ボールに敬意を表して設立。この賞は、ルシル・ボールの人生と作品に体現された並外れた業績を模範とする才能ある人物に毎年贈られます。
- 2018年 – チャニング・ダンジー
- 2017年 – トレーシー・エリス・ロス
- 2016年 – タラジ・P・ヘンソン
- 2015年 – ジョーイ・ソロウェイ
- 2014年 – ケリー・ワシントン
- 2013年 – 「マッドメン」の女たち： クリスティーナ・ヘンドリックス、ジャニュアリー・ジョーンズ、エリザベス・モス、ジェシカ・パレ、キアナン・シプカ
- 2012年 – ボニー・ハマー
- 2011年 – ニーナ・タスラー
- 2010年 – コートニー・コックス
- 2009年 – ホリー・ハンター
- 2008年 – サルマ・ハエック
- 2007年 – ションダ・ライムスと「グレイズ・アナトミー」の女性たち
- 2006年 – ジーナ・デイヴィス
- 2005年 – デブラ・メッシング＆ミーガン・ムラリー
- 2004年 – ブライス・ダナー
- 2003年 – ゲイル・バーマン＝マスターズ、 ストッカード・チャニング、シーラ・ネヴィンス、リリー・トムリン
- 2002年 – ロージー・オドネル、アン・スウィーニー、タイン・デイリー、エイミー・ブレネマン
- 2000年 – マーシー・カーシー、フィリス・ディラー、HBO「If These Walls Could Talk」「If These Walls Could Talk 2」（クリエイターとキャスト： ジェーン・アンダーソン、シェール、エレン・デジェネレス、アン・ヘッシュ、I・マーリーン・キング、スーザン・ナナス、ナンシー・サヴォカ、シャロン・ストーン、スザンヌ・トッド、ジェニファー・トッド、ミシェル・ウィリアムズ)
- 1999年 – ノーマン・リア＆バド・ヨーキン、カムリン・マンハイム、HBO「セックス・アンド・ザ・シティ」（出演： サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン）
- 1998年 – ディアハン・キャロル、ケイ・コプロヴィッツ、バーバラ・ウォルターズ、シャリ・ルイス（死去）
- 1997年 – キャロル・バーネット、ロザンヌ、ジーン・マクカーディ
- 1996年 – ギャリー・マーシャル、 マーロ・トーマス、アンジェラ・ランズベリー、マデリン・ピュー・デイヴィス
- 1995年 – トレーシー・ウルマン、エリザベス・モンゴメリー（死後）、イモジェン・コカ、フレッド・シルバーマン、ブライアン・マーフィー
- 1994年 – リンダ・ブラッドワース＝トマソン、ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ、スーザン・ルッチ
ブルース・パルトロー賞
パルトロー・メンターシップ賞は、故ブルース・パルトロー監督と偉大な指導者に敬意を表し、経歴のなかで、次世代の映画製作者や経営者の指導と支援に並々ならぬ献身を示したエンターテインメント業界のプロフェッショナルに贈られます。
- 2015年 – スー・クロール
- 2008年 – シェリー・ランシング
- 2007年 – キャスリーン・ケネディ
ドロシー・アーズナー監督賞
ドロシー・アーズナーは、アメリカ監督組合初の女性会員。この賞は、映画とテレビの両分野で女性監督が果たす重要な役割を称えるために、彼女に敬意を表して設立されました。
- 2017年 – ミラ・ナイール
- 2016年 – レスリ・リンカ・グラッター
- 2015年 – エイヴァ・デュヴァーネイ
- 2014年 – ジェニファー・リー
- 2013年 – ソフィア・コッポラ
- 2011年 – パメラ・フライマン
- 2010年 – リサ・チョロデンコ
- 2009年 – キャサリン・ハードウィック
- 2007年 – ナンシー・マイヤーズ
- 2006年 – ジョーイ・ローレン・アダムス、リアン・ルンソン、ニコール・ホロフセナー
- 2003年 – デビー・アレン
- 2001年 – ベティ・トーマス
- 2000年 – ミミ・レダー
- 1993年 – バーバラ・コップル
スー・メンジャーズ賞
伝説のエージェントにちなんで名づけられ、2015年に初めて授与されたスー・メンジャーズ賞は、キャリア指導に尽力した、また尽力した代理人に贈られます。スー・メンジャーズはエンターテインメント業界の象徴でした。女性が一般的ではなかった当時、最も影響力のあったタレント・エージェントの一人であり、クライアントに献身的に尽くしました。
- 2016年 – ヒルダ・クエリー
- 2015年 – トニ・ハワード
コダック・ビジョン賞
クリスタル＋ルーシー賞
- 2013年 – レイチェル・モリソン
- 2012年 – アネット・ヘルミック
- 2011年 – リード・モラノ
- 2010年 – シンシア・プシェック
- 2009年 – ペトラ・コーナー
- 2008年 – マンディ・ウォーカー
- 2007年 – ウタ・ブリースヴィッツ
- 2006年 – マリース・アルベルティ
- 2005年 – タミ・レイカー
- 2003年 – ポーリン・ヒートン
- 2002年 – キャロリン・チェン
クリスタル賞
- 2001年 – エイミー・ヴィンセント
- 2000年 – リサ・リンズラー
- 1998年 – サンディ・シッセル
- 1997年 – ナンシー・シュレイバー
- 1996年 – ロクサーヌ・ディ・サント
ルーシー賞
- 2000年 – ジョーン・チャーチル
- 1998年 – リズ・ジーグラー
- 1997年 – ジュディ・イローラ
- 1996年 – リンダ・ブラウン
レビュー 作品の感想や女優への思い