コリンヌ・マルシャンは仏国の女優。5歳から7歳までの『クレオ』のポップ歌手クレオ役で知られています。アニエス・ヴァルダ監督の『5時から7時までのクレオ』(1962年)の悲しく物悲しい主人公で大ブレイク。
コリンヌ・マルシャン
- 生年月日:1931年12月4日(93歳)
- 出身地:仏国パリ
- 職業:女優
- 活動期間:1954〜2017年
経歴
コリンヌ・マルシャンは、ナイトクラブ、オペレッタ、レヴューで歌うヴォーカリストとしてキャリアをスタートさせました。
写真モデルとしても成功し、やがて『Cadet Rousselle』(1954年)のオリエンタル・ダンサー役で映画デビュー。何年か脇役を演じた後、アニエス・ヴァルダ監督の『5時から7時までのクレオ』(1962年)の悲しく物悲しい主人公で大ブレイク。美しく、うぬぼれが強く、迷信深いパリのポップシンガー、クレオ・ヴィクトワールが自分の死と向き合うという役どころで、コリンヌは的確なキャスティングで、60年代のフランス・ヌーヴェルヴァーグ映画を象徴する演技を見せました。『5時から7時までのクレオ』は、コリンヌがミシェル・ルグランの「Sans Toi」「La Joyeuse」「La Menteuse」をチャーミングに歌い上げることでさらに魅力的になっています。
『Nunca pasa nada』(1963年)、『L’heure de la vérité』(1965年)、『Les Sultans』(1966年)、イタロ・ウェスタンの『南から来た用心棒』(1966年)、気難しいチャールズ・ブロンソンのスリラー『雨の訪問者』(1970年)、陽気なギャングの犯罪ドラマ『ボルサリーノ』(1970年)など、コリンヌは国際的な作品やフランス映画で主役を演じましたが、その後はがこれらに匹敵するような役を演じることはありませんでした。
女優としての仕事のほかに、コリンヌはシャラントン養蜂学校を卒業後、養蜂家としての副業も成功させました。
出演作品
映画
公開年 | 題名 | 配役 |
2017 | オーケストラ・クラス | サイモンの母 |
2004 | エコール | 校長 |
1997 | キュリー夫妻 その愛と情熱 | マダム・シュッツ |
1988 | Le Client | クララ |
1986 | Attention bandits! | マヌーチカ |
1979 | Coup de tete | マダム・シヴァルディエール |
1975 | L’amour aux trousses | アグネス |
1972 | Travels with My Aunt | ルイーズ |
1972 | ひきしお | ジョルジオの妻 |
1970 | 雨の訪問者 | タニア |
1970 | ボルサリーノ | マダム・リナルディ |
1966 | 南から来た用心棒 | ジェーン |
1966 | The Sultans | ミレイユ |
1963 | Nunca pasa nada | ジャクリーヌ |
1962 | 5時から7時までのクレオ | クレオ |
1962 | Liberte I | アンヌ |
1961 | ローラ | デイジー |
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