アマンダ・シュル（Amanda Schull）は米国ハワイ州ホノルル出身の女優で、元プロバレエダンサー。映画『センターステージ』やドラマ『12モンキーズ』、『SUITS/スーツ』で知られる。バレエで培った優雅さと演技力で注目を集める。
プロフィール
- 名前：アマンダ・シュル（Amanda Schull）
- 生年月日：1978年8月26日（46歳）
- 出生地：米国ホノルル
- 身長：165cm
- 職業：女優
- ジャンル：TV
- 活動期間：2000年〜
- 配偶者：ジョージ・ウィルソン（2011年〜）
生い立ち・教育
アマンダ・シュルは1978年8月26日、米国ハワイ州ホノルルに生まれました。母スーザン・シュルはバレエハワイの現会長であり、幼少期からバレエに親しむ環境で育ちました。2歳からバレエを始め、ハワイの名門プナホウスクールに通いながら、ハワイ州立バレエでジョン・ランドヴスキーの指導を受けました。この学校はオバマ元大統領や著名な実業家を輩出した名門校として知られ、質の高い教育環境を提供していました。
17歳の時、バレエの才能が認められ、インディアナ大学ブルーミントン校にバレエの奨学金を得て進学。大学ではバレエとジャーナリズムを学び、ソロリティ「デルタ・デルタ・デルタ」に参加するなど、充実した学生生活を送りました。在学中にサンフランシスコバレエスクールの夏季集中講座に参加し、奨学金の1年延長を獲得。卒業後はサンフランシスコバレエ団に弟子入りし、プロのバレエダンサーとしてのキャリアをスタートさせました。
経歴
アマンダ・シュルの芸能界でのキャリアは、2000年のバレエ映画『センターステージ』での主演で幕を開けました。この作品で若きダンサー、ジョディ・ソーヤ役を演じ、彼女のバレエ経験が活かされた自然な演技が高く評価されました。「人生で最も興奮する瞬間だった」と本人が後に語るように、このデビュー作は彼女にとって大きな転機となりました。同年、ホームドラマ『My Family and Me』にシーズン3から出演し、2007年のファイナルシーズンまで活躍しました。
その後も『BONES』や『プリティ・リトル・ライアーズ』など人気テレビドラマにゲスト出演し、着実にキャリアを積み重ねます。2013年、リーガルドラマ『SUITS/スーツ』に検事補カトリーナ・ベネット役で出演開始。シーズン2から登場し、2018年のシーズン8でレギュラーキャストに昇格するなど、重要な役柄を担いました。また、2015年にはSFドラマ『12モンキーズ』でウイルス学者のカサンドラ・ライリー博士役を演じ、その知的で強い女性像が視聴者に強い印象を与えました。この役は日本でも放送され、彼女の知名度をさらに高めました。
映画では、2009年のオーストラリア映画『ラストダンサー』（原題：Mao’s Last Dancer）や、2011年の『J・エドガー』などに出演。バレエダンサーとしてのバックグラウンドを活かしつつ、幅広い役柄に挑戦しています。彼女の演技は、優雅さと力強さを兼ね備えており、特に感情豊かな役柄で高い評価を受けています。
私生活
アマンダ・シュルは2011年5月28日、グラフィックデザイナーのジョージ・ウィルソンと結婚しました。二人は2007年の映画『ラストダンサー』の撮影中にオーストラリアで出会い、約3年の交際を経てハワイで挙式。夫婦はプライベートを大切にしており、ジョージ・ウィルソンは一般人のため、公開されている情報は限られていますが、写真からは若々しくハンサムな人物であるとされています。
2020年2月25日、41歳の時に第一子となる男児を出産。出産に関する詳細や子どもの写真はSNSで公開されていませんが、彼女はこの新たなライフステージを喜びつつ、プライバシーを守る姿勢を貫いています。バレエダンサーから女優への転身に際し、母スーザンとの間で意見の相違があったものの、現在は家族との関係も良好で、子育てとキャリアを両立させています。
インスタグラム（@amandaschull）では、仕事の舞台裏や日常の一コマを時折公開し、ファンと交流。彼女の投稿からは、プロフェッショナルでありながら親しみやすい人柄がうかがえます。
出演作品
以下はアマンダ・シュルの主な出演作品です。
映画
- センターステージ（2000年）：ジョディ・ソーヤ役（主演）。バレエダンサーの挫折と成長を描いた青春映画。
- ラストダンサー（2009年）：オーストラリアで撮影されたバレエ映画。
- J・エドガー（2011年）：FBI長官の伝記映画で脇役を務める。
- リベンジ・リスト（2016年）：アクション映画での出演。
TV
- My Family and Me（2000年-2007年）：シーズン3からファイナルシーズンまで出演。
- ワン・トゥリー・ヒル（2003年-2012年）：リカーリングロール。
- プリティ・リトル・ライアーズ（2010年-2017年）：ゲスト出演。
- SUITS/スーツ（2013年-2019年）：カトリーナ・ベネット役。シーズン2から登場、シーズン8でレギュラー昇格。
- 12モンキーズ（2015年-2018年）：カサンドラ・ライリー博士役。SFドラマの主要キャスト。
- THE MENTALIST／メンタリスト（シーズン4、エピソード23）：ゲスト出演。
まとめ
アマンダ・シュルのキャリアは、バレエダンサーとしての厳格な訓練と、女優としての柔軟な表現力が融合した独特なものです。バレエで培った身体能力と集中力は、彼女の演技に独特の魅力を与え、特に『12モンキーズ』や『SUITS/スーツ』での堂々とした演技は多くの視聴者を惹きつけました。彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。
レビュー 作品の感想や女優への思い