アシュリー・マッカーシー(Ashley McCarthy)は米国出身の国際的な女優。4歳から演技を始め、CM、映画、TVで活躍。『Dr. Chopper』『Ecstasy』『Sex and Death 101』『The Wedding Video』『Sugar Daddies』などに出演。脚本執筆にも挑戦し、独自のキャリアを築く。
プロフィール
生い立ち・教育
アシュリー・マッカーシー(Ashley McCarthy)は、1986年9月11日、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡のミッションビエホに生まれました。幼少期から舞台への情熱を持ち、わずか4歳でコマーシャル、映画、テレビのオーディションを受け始めました。彼女の両親、デデブラ・マッカーシーとマイク・マッカーシーの支援のもと、早くから芸能界への道を歩み始めました。また、姉妹のマディソン・マッカーシーや、いとこのマーク・ウォーラースとの家族関係も彼女の背景を形成しています。
教育面では、カリフォルニア州ランチョサSantaマリガリータのテソロ高校に通い、そこで国際的なシアタースポーツ団体であるインターナショナル・テスピアン・ソサエティのメンバーとなり、即興コメディの「コメディ・スポーツ・ハイスクールリーグ」にも参加しました。学業と演技活動を両立させ、コミュニティシアターにも積極的に関与。高校卒業後、すぐにロサンゼルスへ移り、プロの女優としてのキャリアを本格的に追求しました。
経歴
アシュリーのキャリアは、幼少期のコマーシャル出演から始まりました。これまでに約40本の国内外のコマーシャルに出演し、十数本の映画やCBS、ABC、MTVなどのテレビ番組で活躍しています。ロサンゼルス移住後、すぐにホラー映画の巨匠ルカ・ベルコヴィッチ監督の『Dr. Chopper』(2005年)に主演として抜擢され、カンヌ映画祭でプレミア上映されました。この作品は現代のカルトクラシックとして地下で大きな支持を集め、彼女の名を一躍知らしめました。
2007年には、ダニエル・ウォーターズ監督の『Sex and Death 101』に出演し、ウィノナ・ライダーやサイモン・ベイカーと共演。この作品を通じてウォーターズ監督との長期的な友情を築き、彼の影響で脚本執筆にも挑戦するようになりました。2010年にはバンクーバーで撮影された『Ecstasy』(2011年)で主演を務め、『トワイライト』シリーズのチャーリー・ビューリーや『新ビバリーヒルズ青春白書』のジリアン・ジンサーと共演。この作品をきっかけに、彼女はさらなる自己探求の旅に出ます。
『Ecstasy』の撮影後、アシュリーは約2年間の世界旅行に旅立ち、最終的にオーストラリアのシドニーで一時滞在しました。現地の友人でエージェントの勧めでオーディションを受け、映画プロジェクトや地元デザイナーのモデルキャンペーンに参加。新しいエネルギーを得て米国に戻り、ロサンゼルスとオーストラリアを行き来しながらキャリアを再構築しています。また、キャスティングディレクターやプロデューサーとしても活動し、『The Romantic Foibles of Esteban』(2009年)や『The Candlelight Murders』(2008年)などでその才能を発揮しました。
私生活
アシュリーの私生活については、公開されている情報は限られていますが、家族との強い結びつきが伺えます。両親と姉妹のマディソンとの関係は彼女のキャリアの支えとなっており、特にオーストラリア滞在中に築いた現地の友人やエージェントとのネットワークは、彼女の人生に新たな視点をもたらしました。世界旅行を通じて自己発見を追求した経験は、彼女の演技や創作活動に深い影響を与えています。現在はロサンゼルスとオーストラリアを拠点に活動し、両国の文化を行き来しながら独自のライフスタイルを築いています。
出演作品
- 『Dr. Chopper』(2005年) – タマラ役(主演)
- 『Sex and Death 101』(2007年) – モナ・ファーロウ役(クレジットなし)
- 『Ecstasy』(2011年) – シャンテル・メイヤー役(主演)
- 『Richard III』(2007年) – プリンス・エドワードのガールフレンド役
- 『Look @ Me』(2006年) – ウェイトレス役(クレジットなし)
- 『Alone with Her』(2006年) – ボードウォークガール役(クレジットなし)
- 『Siblings』(2009年) – ジェシカ役
- 『Max Neptune and the Menacing Squid』(2010年) – 怖がる人#5役(短編)
- 『Engineering Nudes』(2010年) – 短編
- 『Mysteria』(2011年) – ロケーションマネジメント
- 『The Candlelight Murders』(2008年) – キャスティングアソシエイト
- 『The Wedding Video』(2007年) – キャスティングアシスタント
- 『Death Perception』(2009年) – セカンドユニットまたはアシスタントディレクター
- 『True Blood』(2013年) – ヴァンパイアカップル役(クレジットなし、1エピソード)
- 『The Mindy Project』(2014年) – リストレディ役(1エピソード)
- 『Sugar Daddies』(2014年) – ショーナ役
- 『Me Him Her』(2015年) – 車の中のホットな女の子役(クレジットなし)
- 『Dirty』(2016年) – ヴィクトリア役
- マクドナルドのテレビCM
まとめ
アシュリー・マッカーシーは、幼少期から始まった演技への情熱を原動力に、多様な役柄とクリエイティブな活動を通じて独自のキャリアを築いてきました。今後も彼女の活躍に期待が寄せられます。



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