バッファロー’66

劇場映画
この記事はPRを含みます。作品紹介のうち「あらすじ」と「見どころ」に若干の誇張表現があり、他の項目は正確または率直な表現にしています。
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刑務所帰りの男と行きずりの少女の奇妙な恋愛を描くラブストーリー。

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バッファロー’66

予告編はこちら。

  • 邦題:バッファロー’66
  • 原題:Buffalo ’66
  • 公開年:1998年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:110分
  • ジャンル:ドラマ、クライム
  • 配給:コピアポア・フィルム

あらすじ

5年ぶりに刑務所を出て故郷のバッファローへ帰ろうとするビリーは、両親に嫁を連れて帰ると嘘をついてしまいます。

後に引けなくなったビリーは、ダンス教室でレッスン中だった少女レイラを拉致。両親の前で妻のふりをするよう彼女を脅迫しますが…。

キーワード

ダンス教室、拉致、賭博、刑務所、マザコン、ボーリング、モーテル、ココア、コーヒー、ストリップクラブ、ストリッパー、ストッキング、温もり、風呂

見どころ

  • ヴィンセント・ギャロが監督、脚本、音楽、主演の4役をこなし話題に。
  • 独特のビジュアルやスロー描写など、他に類を見ないエキセントリックな作風。
  • 四方や脇から映すテーブル場面が印象的。
  • さりげなく流れるキング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」やイエスの「燃える朝やけ」。

感想

シュールな映画で展開は遅いのですが、アーティスティックな照明や配色が素敵。

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ファム・ファタル

主人公ビリー・ブラウンに拉致され、実家へ連れられたレイラをクリスティーナ・リッチが艶かしく演じています。

ビリー曰く、レイラは美人で気だてのあい子。

役作りなのか、かなりグラマーな体型をしていて、なかなかクリスティーナに思えませんでした。

ブロンドヘアに赤目のリップ。

白いカーディガンの中や下には、アイシャドー、臀部丈のベアトップ・ワンピース、ストッキングが水色で、かなり派手なファッション(ついでにハンドバッグも水色)。

こんな格好でハスキーな声ときたら、酒と煙草に焼けたスナックのママみたいですが、やっぱり可愛い。

ストッキングの透け感が強くて肉感的。靴は銀色5センチヒールのアンクルストラップ付きパンプス。

58分、ボーリング場でクリスティーナを ライトアップ。なんとキング・クリムゾンの「風に吹かれて」という曲が流れながら、彼女はタップダンスを踊ります。やっぱりムチムチのヤンキーだ!

トリビア

  • クリスティーナ・リッチとランス・アコードはともにヴィンセント・ギャロとの関係がうまくいかず、ギャロはこの映画の公開後、リッチを「太り過ぎの操り人形」、アコードを「ボタンの押し売り」と呼び、公の場で彼らを中傷しました。
  • ビリーの父親がレイラに歌う「Fools Rush In Where Angels Fear To Tread」は、ヴィンセント・ギャロの父親であるヴィンセント・ギャロ・シニアが歌っていました。
  • 2017年のインタビュー時、記者がクリスティーナ・リッチに、この映画でヴィンセント・ギャロは一緒に仕事をするのが難しかったかと尋ねると、クリスティーナの付き添いをしてくれる母親を撮影中は遠ざけておくようギャロが主張し、そして彼は撮影中に定期的に彼女に大声を出す、と返答。レポーターが、そのような状況(非常に若い女性が、不気味で悪名高い人物とほぼ2人きりで仕事をすること)が最近の撮影現場で許されると思うかと尋ねると、リッチはこう答えました。《みんな不気味だよ。彼はたまたまそれを大声で言っているだけ。それに、彼はそんなに気味悪くもない。ちょっと嫌な奴だけど、痴漢ではない》。
  • ビリーの両親との夕食シーンは、日本の小津安二郎監督の静的な映像スタイルへのオマージュであり、レイラの車のナンバープレートにある「OZU」にちなんでいます。
  • ベン・ガザラがアドリブで、食卓でクリスティーナ・リッチの胸の間に顔を突っ込む…。
  • アンジェリカ・ヒューストンとクリスティーナ・リッチは「アダムス・ファミリー」(1991年)と「アダムス・ファミリー2」(1993年)でモーティシアとウェンズデー・アダムス役で共演。
  • レイラの車を運転しようとしたビリーは、それがスティック・シフト(マニュアル・トランスミッション)であることを知り、その運転方法を知らないのでイライラします。皮肉なことに、リッチはスティックシフトの運転方法を知らず、撮影中に車をエンストさせ続け、ギャロは彼女にとてもイライラしました。
  • この映画は、クリスティーナ・リッチが18歳になった後に公開されました。
  • ビリーとレイラが写真ブースを出るとき、彼らは(視聴者から見て)左側に出ましたが、ブースのそちらは壁を背にしています。
  • ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演を務めました。

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