クリステン・ウィグ

クリスティン・ウィグ（Kristen Wiig）は米国の女優、コメディアン、脚本家、プロデューサー。『サタデー・ナイト・ライブ』でブレイクし、『ブライズメイズ』で脚本と主演を務め、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。コメディからシリアスな役まで幅広く活躍。

プロフィール
生い立ち・教育
経歴
私生活
出演作品

プロフィール

名前：クリスティン・ウィグ（Kristen Wiig）
生年月日：1973年8月22日
出生地：米国ニューヨーク州カナンデーグア
職業：女優、コメディアン
活動期間：2000年〜
配偶者：ヘイズ・ハーグローヴ（2005年〜2009年）、アビ・ロスマン（2020年〜）

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生い立ち・教育

クリスティン・ウィグは、1973年8月22日にアメリカ合衆国ニューヨーク州カナンデーグアで生まれました。彼女の父親はノルウェーとアイルランドの血を引き、母親はスコットランドとイングランドの血を引いており、「ウィグ」という姓はノルウェー系に由来します。幼少期をペンシルバニア州とニューヨーク州で過ごし、家族と共にさまざまな地域で生活しました。この多様な文化的背景が、彼女のユーモアセンスや表現力に影響を与えた可能性があります。

ウィグはアリゾナ大学に入学し、美術と演技を学びました。しかし、大学を中退し、演技への情熱を追求するためにロサンゼルスに移りました。この決断は、彼女のキャリアにおける重要な転機となりました。ロサンゼルスでは、即興コメディ劇団「ザ・グラウンドリングス」に参加し、コメディの基礎を磨きました。この経験が、彼女の後の成功の基盤となりました。

経歴

クリステン・ウィグのキャリアは、2005年から2012年まで出演したNBCの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』（SNL）で大きく花開きました。この番組での彼女のパフォーマンスは高く評価され、2009年から2012年まで4年連続でプライムタイム・エミー賞のコメディシリーズ部門助演女優賞にノミネートされました。特に、彼女が演じた個性的なキャラクターは視聴者に強い印象を与え、コメディアンとしての地位を確立しました。

映画界では、2006年の『エアポート・アドベンチャークリスマス大作戦』でスクリーンデビューを果たし、2007年の『無ケーカクの命中男ノックトアップ』や2011年の『宇宙人ポール』で脇役としてコメディセンスを発揮しました。彼女のキャリアの転機となったのは、2011年の『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』です。この映画では、脚本を共同執筆し、主演も務め、全世界で2億8000万ドル以上の興行収入を記録する大ヒットとなりました。この作品でウィグはゴールデングローブ賞主演女優賞（コメディ/ミュージカル部門）およびアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、脚本家としても高い評価を受けました。

SNL退団後は、『LIFE!』（2013年）、『オデッセイ』（2015年）、『ゴーストバスターズ』（2016年）、『ダウンサイズ』（2017年）、『ワンダーウーマン 1984』（2020年）など、多様なジャンルの映画に出演。声優としても『怪盗グルーの月泥棒』（2010年）や『ヒックとドラゴン』（2010年）シリーズで活躍し、幅広い演技力を示しました。また、2015年には歌手シーアの「Chandelier」のパフォーマンスに参加し、多才ぶりを発揮しています。

ウィグはコメディだけでなく、シリアスな役柄にも挑戦し、『スケルトン・ツインズ幸せな人生のはじめ方』（2014年）ではドラマチックな演技で批評家から称賛されました。2021年の『バーブ＆スターヴィスタ・デル・マールへ行く』では再びコメディに回帰し、彼女のユーモアセンスを存分に発揮しています。

私生活

クリステン・ウィグは、2005年から2009年まで俳優のヘイズ・ハーグローブと結婚していました。その後、2016年から俳優のアヴィ・ロスマンと交際を始め、2019年に婚約。2020年1月には代理母を通じて双子の子（男児と女児）が生まれ、2021年2月にロスマンと結婚しました。現在、家族と共にカリフォルニア州パサデナに住んでいます。

ウィグはプライベートではシャイな性格として知られ、自身をそれほど面白いとは思っていないと語っています。動物愛護に熱心で、ベジタリアンとして生活しており、2011年にはPETAから「最もセクシーなベジタリアン・セレブリティ」に選ばれました。このような一面は、彼女のパブリックイメージとは対照的で、ファンに親しみやすさを感じさせています。