ニコラス・ケイジ主演、妖しくも恐ろしい闇に翻弄される男を描いたサイコ・スリラー。
ダークサイド
- 邦題:ダークサイド
- 原題:Looking Glass
- 公開年:2018年
- 製作国:米国、カナダ
- 上映時間:104分
- ジャンル:サスペンス、ミステリー
予告編はこちら。
見どころ
くせ者だらけな登場人物らのやり取りや関係性が非常に不気味。退廃的な雰囲気のなか、不穏な出来事が少しずつ積み重なっていくストーリーにワクワク。
あらすじ
幼い娘を事故で亡くしたレイとマギーの夫婦。新生活を求めて、田舎町のモーテルを買い取って経営を開始。ある日、夫レイは10号室がマジックミラーで覗ける仕様に気づき、その部屋で起きた事件を機に、恐るべき謎に巻き込まれていきます。
概要
サイコ・セクシュアル・スリラー。
砂漠にある古いモーテルを購入した夫婦が、新たなスタートを切ろうとします。
最初は逃避行のように思えますが、事態は急変。
夫レイが10号室にマジックミラーを発見し、ある夜、レズビアンの女性2人がSMプレイに興じている様子を好奇心から覗き見してしまったレイ。
それからしばらくして、女性の1人が死体で発見され、やがてミステリアスな世界をスリリングに駆け抜けることになります。
そして、レイは、モーテルとそこを訪れる奇妙な人々にまつわるゾッとするような秘密から妻と自分自身を救うために、闘争しなければなりません。
感想
サブタイトルの「ルッキング・クラス」で連想したのがルイス・キャロル「鏡の国のアリス」。SM行為を見られた点がなむにとってワンダーランドでした^_^
このスリラー映画は1990年代にたくさん作られたような仕上がり。たしかに少しパルプ的ですが、悪いことではありません。
ファム・ファタル
ジェシカ・6号室女性(ジャック・グレイ)
6号室に泊まって、モーテルの新規オープン最初の客となった女性。ジェシカ・フィリップス。 ジャック・グレイが演じます。
ストロベリー・ブロンド(カッシア・コンウェイ)
自称サリー、他称キャシー。ストロベリー・ブロンドは赤寄り金髪のこと。
ジェシカとレズプレイでSM行為をした、ショートヘアの女王様がタイツ込みで黒尽くめの衣装と強面の顔面でクール。赤い車に乗り、ビリヤード上では車に似た真紅のドレスを着用。喫煙姿も様になっていて落ち着きます。カッシア・コンウェイが演じます。
ベッキー(キムミー・ヒメネス)
新しくレズプレイでSM行為を始める奴隷女子ベッキーが可愛い。クレジットによるとボンデージ初心者ベッキー。「Kimberly Hittelman」と表記されることも。
殺人事件のニュースキャスター
何かのTV映画で見たような女優。思い出せず。
トリビア
- 『ハリウッド・レポーター』紙のインタビューで、妻役のロビン・タニーはニコラス・ケイジを史上最高の俳優の一人と評し、彼ほど一緒に仕事をして楽しかった人はいないと語りました。
- モーテルの内装は、米国ユタ州セントジョージにある旧エオラ国際飛行機の格納庫で撮影されました。それ以外は同じユタ州のカナブのエイケンズロッジで撮影。
- 類似作に、コロラド州のモーテルを経営し、特別に設計された天井の通気口を使って宿泊客を密かに監視していたというドキュメンタリー『覗くモーテル』(2017年)があり、その作品に語られたジェラルド・フースの実話を、本作はハリウッド版として誇張した感じ。
キャスト
- ニコラス・ケイジ(レイ役)
- ロビン・タニー(マギー役)
- マーク・ブルーカス(ハワード役)
- アーニー・ライブリー(トミー役)
- カッシア・コンウェイ(キャシー、ストロベリー・ブロンド役)
- ビル・ボレンダー(ベン役)
- バリー・ジェイ・ミノフ(ガソリンスタンドのオーナー役)
- ジャック・グレイ(ジェシカ、6号室の女役)
- ジェイソン・K・ウィクソム(ガソリンスタンドのメカニック役)
- パスコリーナ・ダンハム(エバ役)
- キミー・ヒメネス(ボンデージ初心者ベッキー役、クレジット名:Kimberly Hittleman)
- マイケル・クリスチャン(バーテンダー/ドアマン役)
- クリント・ヴァンダーリンデン(クルーカット役)
- サイラ・アガヴェイル(刑事役)
- アティカス・ウォーマン=ポープ(トリーナ役)
- レベッカ・ベッカム(トミーの女5号役)
- キャメロン・フォアマスター(バーのパトロン役)
コメント 気軽にコメントをお寄せください ^_^