ミラ・クニス(Mila Kunis)は、ウクライナ出身の米国女優。『That ’70s Show』のジャッキー役でブレイクし、『ブラック・スワン』でゴールデングローブ賞ノミネート。『テッド』や『バッド・ママ』で人気を博す。アシュトン・カッチャーと結婚し、2児の母。声優としても活躍。以下では彼女の生い立ち・教育、経歴、私生活、出演作品をご紹介します。
プロフィール
- 名前:ミラ・クニス(Mila Kunis)
- 本名:ミレナ・マルコブナ・クニス(Milena Markovna Kunis)
- 生年月日:1983年8月14日(41歳)
- 出生地:ウクライナ・ソビエト社会主義共和国チェルニウツィー
- 国籍: ウクライナ、アメリカ合衆国
- 身長:163 cm
- 職業:女優
- ジャンル:映画・テレビ
- 活動期間:1994年~
- 配偶者:アシュトン・カッチャー(2015年~)
- SNSサイト:X
生い立ち・教育
ミレーナ・マルコヴナ・クニス(Milena Markovna Kunis)は、1983年8月14日、ウクライナのソビエト連邦(当時)チェルニウツィーで生まれました。ユダヤ系の家庭で、父マルクは機械技師、母エルヴィラは物理学教師、兄マイケルは生化学者です。1991年、7歳の時に家族で米国ロサンゼルスに移住。反ユダヤ主義の高まりと経済的機会を求めた移住で、英語を全く話せないまま新しい生活を始めました。彼女は「文化的なショックだった」と振り返り、2年目に「涙の洪水」を経験するなど、適応に苦労しました。
ロサンゼルスのローズウッド小学校に通い、英語を独学で習得。バーバンクのヒューバート・ハウ・バンクロフト中学校に進み、そこで演技に興味を持ち、9歳でビバリーヒルズの演技学校に入学。ロサンゼルス・センター・フォー・エンリッチド・スタディーズに通いながら、セットで家庭教師による教育を受け、2001年にフェアファクス高校を卒業。高校時代は学業と演技を両立させ、大学には進学せず、フルタイムの俳優業を追求しました。彼女はインタビューで「正式な教育は限られたが、セットでの経験が人生の学校だった」と語っています。
経歴
ミラ・クニスのキャリアは、9歳で演技学校のショーケースを通じてスーザン・カーティスと契約し、1994年にバービー人形やペイレス・シューズのコマーシャルに出演したことから始まりました。同年、『デイズ・オブ・アワ・ライヴズ』でホープの子供時代を演じ、テレビデビュー。1996年には『サンタ・ウィズ・マッスルズ』で映画デビュー。1998年、14歳で『That ’70s Show』のジャッキー・バーカート役に抜擢され、8シーズン(1998~2006年)で200エピソードに出演。このコメディシリーズは彼女のブレイクとなり、アシュトン・カッチャーやウィルマー・バルデラマと共演し、ティーン・チョイス・アワードに複数ノミネートされました。
2008年の『Forgetting Sarah Marshall』でレイチェル・ジャンセン役を演じ、映画での存在感を示し、ジェイソン・シーゲルやラッセル・ブランドと共演。2010年の『ブラック・スワン』でリリー役を演じ、ナタリー・ポートマンと共演。この心理スリラーでの大胆な演技はゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートを獲得し、批評家から「魅惑的で危険な魅力」と称賛されました。2011年の『Friends with Benefits』でジャスティン・ティンバーレイクと共演し、ロマコメでのケミストリーが話題に。2012年の『テッド』ではマーク・ウォールバーグのガールフレンド、ロリ役を演じ、興行収入5億4900万ドルを記録。
2013年の『オズ はじまりの戦い』でセオドラ役を演じ、ディズニーの大作でファンタジーに挑戦。2015年と2016年の『バッド・ママ』シリーズでエイミー・ミッチェル役を主演し、母親としてのリアルな演技が共感を呼び、興行収入1億8000万ドル以上を記録。声優としても活躍し、『Family Guy』でメグ・グリフィン役を2000年から担当し、『Robot Chicken』や『Hell and Back』(2015年)でも声を当てました。2023年には『Luckiest Girl Alive』でアニ・ファネリ役を演じ、Netflixで高視聴率を獲得。2024年には『Goodrich』でマイケル・キートンと共演。プロデューサーとしても活動し、『バッド・ママ』シリーズや『Luckiest Girl Alive』で製作に関与。推定純資産は7500万ドルです。
私生活
ミラ・クニスは2012年から俳優アシュトン・カッチャーと交際を開始し、2014年に婚約。2015年7月4日にカリフォルニアで結婚し、娘ワイアット(2014年10月生まれ)と息子ディミトリ(2016年11月生まれ)の2児をもうけました。2人は『That ’70s Show』で共演し、14年後に再会して恋愛に発展。ロサンゼルスのビバリーヒルズに住み、プライバシーを重視しつつ、慈善活動に積極的で、子ども病院や災害復興支援に寄付しています。
過去には、2002年から2010年までマコーレー・カルキンと交際。破局は友好的で、「人生の一部だった」と彼女は語っています。彼女はロシア語と英語を流暢に話し、ユダヤ教の信仰を持ちつつ、「文化的なユダヤ人」と自認。インスタグラム(@milakunisv)では控えめだが、インタビューでユーモアと率直さを披露。趣味はビデオゲーム、旅行、料理で、NFLのクリーブランド・ブラウンズのファン。フェミニズムやメンタルヘルスを支持し、セクハラ問題で業界改革を訴えています。
出演作品
ミラ・クニスの主な出演作品は以下の通りです。
- デイズ・オブ・アワ・ライヴズ(1994年、TVシリーズ)…ホープの子供時代を演じ、テレビデビュー。
- サンタ・ウィズ・マッスルズ(1996年)…サラ役で映画デビュー。
- That ’70s Show(1998~2006年、TVシリーズ)…ジャッキー・バーカート役で200エピソードに出演し、ブレイク。
- Family Guy(2000年~現在、TVシリーズ)…メグ・グリフィン役で声優を担当。
- Get Over It(2001年)…ベイシン役で、キルスティン・ダンストと共演した青春コメディ。
- アメリカン・サイコ2(2002年)…レイチェル役で、ミラ・バレスと共演。
- Forgetting Sarah Marshall(2008年)…レイチェル・ジャンセン役で、ジェイソン・シーゲルと共演。
- Max Payne(2008年)…モナ・サックス役で、マーク・ウォールバーグと共演。
- The Book of Eli(2010年)…ソラーラ役で、デンゼル・ワシントンと共演。
- ブラック・スワン(2010年)…リリー役でゴールデングローブ賞ノミネート。
- ステイ・フレンズ(2011年)…ジェイミー役で、ジャスティン・ティンバーレイクと共演。
- テッド(2012年)…ロリ役で、マーク・ウォールバーグと共演。
- オズ はじまりの戦い(2013年)…セオドラ役で、ディズニーのファンタジー映画に出演。
- Blood Ties(2013年)…ナタリー役で、クライヴ・オーウェンと共演。
- サード・パーソン(2013年)…ジュリア役で、リーアム・ニーソンと共演。
- バッド・ママ(2016年)…エイミー役で主演、興行収入1億8000万ドル以上。
- バッド・ママのクリスマス(2017年)…エイミー役で続編主演。
- The Spy Who Dumped Me(2018年)…オードリー役で、ケイト・マッキノンと共演したアクションコメディ。
- Four Good Days(2020年)…モリー役で、グレン・クローズと共演したドラマ。
- Luckiest Girl Alive(2022年)…アニ・ファネリ役で主演・プロデュース、Netflixで高視聴率。
- Goodrich(2024年)…マイケル・キートンと共演。
声優
- Robot Chicken(2005~2009年、TVシリーズ)…複数キャラクターの声。
- Hell and Back(2015年)…ディアドラ役。
まとめ
ミラ・クニスは、ウクライナから米国に移住し、幼少期の困難を乗り越えて『That ’70s Show』でブレイクした女優です。『ブラック・スワン』でゴールデングローブ賞ノミネートを獲得し、『テッド』や『バッド・ママ』でコメディの才能を発揮。声優やプロデューサーとしても活躍し、アシュトン・カッチャーとの結婚、2児の母としての生活、慈善活動で多面的な魅力を示しています。今後の作品にも期待が高まります。
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