ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は、ダン・マゾーとジャスティン・リン（共にザック・ディーンとの共同脚本）の脚本をルイ・ルテリエが監督した2023年の米国のアクション映画。『ワイルド・スピード ジェットブレイク』（2021年）の続編で、「ワイルド・スピード」シリーズの第10作目、通算11作目。

主演はドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼルで、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス、ジョン・シナ、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、ソン・カン、スコット・イーストウッド、ダニエラ・メルキオール、アラン・リッチソン、ヘレン・ミレン、ブリー・ラーソン、リタ・モレノ、ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・モモア、シャーリーズ・セロンらが出演。この映画でトレット（ヴィン・ディーゼル）は父の死と一族の財産を失った復讐を狙うダンテ・レイエス（ジェイソン・モモア）から家族を守らなければなりません。

2020年10月までに『ワイルド・スピード』本編10作目の開発が開始され、リンが監督に復帰。映画の正式タイトルは2022年4月の撮影開始時に明らかになりました。リン監督は同月末、創造性の相違を理由に監督を辞任しましたが、脚本とプロデュースのクレジットは保持していました。レテリエはその1週間後に後任として雇われ、脚本にクレジットされていないリライトを数回行ないました。長年のフランチャイズ・コンポーザーであるブライアン・タイラーがスコアを担当。製作費は推定3億8000万ドルで、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は史上4番目に高額な映画となりました。撮影はその年の8月まで続き、ロンドン、ローマ、トリノ、その他のイタリアの都市、リスボン、ロサンゼルスで行なわれました。

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は2023年5月12日にローマでプレミア上映され、5月19日にユニバーサル・ピクチャーズから全米公開。映画は批評家からさまざまな評価を受け、アクション場面やモモアの演技は称賛されましたが、脚本には批判が集中。全世界で7億1500万ドルの興行収入を記録し、2023年の興行収入第5位に。本編の最終章となる続編『Fast XI』が開発中で、2026年に公開予定と伝えられています。

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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

• 原題：Fast X
• 公開年：2023年
• 製作国：米国
• 上映時間：141分
• ジャンル：アクション
• 配給：東宝東和
• 公式サイト

予告編はこちら。

FAST X | Official Trailer

The end of the road begins. Fast X, the tenth film in the Fast & Furious Saga, launches the final chapters of one of cin...

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見どころ

何をどのように破壊するのかが最大の見どころ。クライマックスのドムの場面はまさにワイルド。ドミニクの仲間のほとんどが息絶える（？）ラストに啞然。

あらすじ

12年前にドミニクらが倒したブラジルの麻薬王レイエスの息子ダンテはドミニクらへの復讐心を爆発させ、ついに行動を起こします。最初のテロはローマ。ファミリーを壊滅させるために巨大な球体の中性子爆弾を街中に転がします。ドミニクらが必死に対応しますが…。

ファム・ファタル

サイファー役（シャーリーズ・セロン）がダンテ役（ジェイソン・モモア）の策略で痛めつけられ、ドミニクたちにダンテの存在を知らせに行きます。本作でシャーリーズはチョイ役ですが、策略にはめられた場面で彼女のアクションが見られ、ドムたちの場所へ行ったときに、少し語る場面もあります。そのアクション場面で、シャーリーズとミシェル・ロドリゲスは監督なしで撮影。

解説

「ワイルド・スピード」第10作となる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は、映画界で最も歴史と人気を誇るグローバル・フランチャイズの最終章。幾多のミッションをこなし、不可能な困難に立ち向かいながら、ドム・トレット（ヴィン・ディーゼル）と彼の家族は、行く手を阻むあらゆる敵を出し抜き、出し抜き、出し抜いてきました。そして今、彼らはこれまで直面したことのない最も致命的な敵に立ち向かいます。過去の影から現れた恐ろしい脅威は血の復讐に燃えており、ドムの家族を打ち砕き、ドムが愛するすべての人、そしてすべてのものを永遠に破壊しようと決意しています。

2011年の『ワイルド・スピード MEGA MAX』で、ドムとその仲間たちはブラジルの極悪非道な麻薬王エルナン・レイズを倒し、リオデジャネイロの橋の上で彼の帝国の首を切り落としました。ドムたちは知らなかったことに、レイエスの息子ダンテ（『アクアマン』のジェイソン・モモア）がその一部始終を目撃し、ドムに究極の代償を払わせる計画をこの12年間練ってきました。

ダンテの陰謀によって、ドムの家族はロサンゼルスからローマの地下墓地、ブラジルからロンドン、ポルトガルから南極大陸へと散り散りになる。新たな同盟が生まれ、古い敵が再浮上します。しかし、ドムが自分の8歳の息子（レオ・アベロ・ペリー、『Black-ish』）がダンテの復讐の最終ターゲットであることを知ったとき、すべてが変わります。

監督は『タイタンの戦い』『インクレディブル・ハルク』のルイ・レテリエ。『ファストX』には、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・「リュダクリス」・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、ソン・カン、ジェイソン・ステイサム、ジョン・シナ、スコット・イーストウッドら復帰組に加え、オスカー受賞者のヘレン・ミレン、オスカー受賞者のシャーリーズ・セロンらが出演。さらに、オスカー受賞者のブリー・ラーソンが諜報機関の悪党代表テス役、『リーチャー』のアラン・リヒトソンが前任のミスター・ノーバディほどドムの手下に好意を抱いていない諜報機関の新責任者エイメス役、『スーサイド・スクワッド』のダニエラ・メルキオールがドムの過去と強い絆で結ばれたブラジル人ストリートレーサー役、そして伝説的オスカー受賞者のリタ・モレノがドムとミアのアビュエリータ・トレット役を演じるなど、豪華な新キャストも登場。

製作はニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、ジャスティン・リン、ジェフ・カルシェンバウム、サマンサ・ヴィンセント。製作総指揮はジョセフ・M・カラッチョロ・ジュニア、デヴィッド・ケイン、クリス・モーガン、アマンダ・ルイス、マーク・ボンバック。

メイン・キャスト

ドムのチームメンバー

• ドミニク・トレット役（ヴィン・ディーゼル）…元犯罪者でプロのストリートレーサー。通称ドム。引退して妻のレティ・オルティスと息子のブライアン・マルコスと一緒に生活。
• レティ・オルティス役（ミシェル・ロドリゲス）…ドムの妻で、元犯罪者でプロのストリートレーサー。
• ローマン・ピアース役（タイリース・ギブソン）…元常習犯でストリートレーサーのエキスパート、ドムのチームメンバー。
• クリス・リュダクリス・ブリッジス役（テジ・パーカー）…技術専門家、メカニック、ドムのチームメンバー。
• ジョン・シナ役（ヤコブ・トレット）…ドムとミアの弟で、かつてミスター・ノーバディのエージェントとして働いていた泥棒、暗殺者、高性能ドライバーの達人。その後、甥のリトル・ブライアンと愛情を分かち合う優しい人間に改心。
• ラムジー役（ナタリー・エマニュエル）…コンピューター・ハッカーで、ドムのチームの一員。前作よりも出番が増加。
• ミア・トレット役（ジョルダナ・ブリュースター）…ドムとヤコブの妹で、パートナーのブライアン・オコナーとの間に2人の子供をもつドムのチームメンバー。
• ラムジー役（ナタリー・エマニュエル）…コンピューター・ハッカーで、ドムのチームの一員。前作よりも出番が増加。
• ミア・トレット役（ジョルダナ・ブリュースター）…ドムとヤコブの妹で、パートナーのブライアン・オコナーとの間に2人の子供をもつドムのチームメンバー。

ほか

• ソン・カン役（ハン・ルー）…ミスター・ノーバディの秘密作戦で死を偽装したことがある。
• リトル・ノーバディ役（スコット・イーストウッド）…ミスター・ノーバディの下で働いていた政府の法執行官。
• ダニエラ・メルキオール役（イザベル・ネヴェス）…ブラジル人ストリートレーサーで、ドムの元恋人でリトルBの母親エレナ・ネヴェスの妹。
• アラン・リッチソン役（エイメス）…ミスター・ノーバディ事務所の新しいリーダーで、ダンテと秘密裏に行動を共に。
• マグダリーン・クイニー・エルマンソン＝ショー役（ヘレン・ミレン）…女性民兵組織のリーダーでドムの盟友、かつての敵デッカードとオーウェンの母親。

ガル・ガドットとドウェイン・ジョンソンは、それぞれラストシーンでジゼル・ヤシャール役、ミッドクレジットシーンでルーク・ホブス役として、クレジットされていない同フランチャイズの役柄を再演しています。

キャスト

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のキャストには4人のオスカー受賞者が含まれています。①リタ・モレノ、②シャーリーズ・セロン、③ヘレン・ミレン、④ブリー・ラーソン。

スタッフ