ストーカーをテーマにした映画・TV番組。
日本国では、1999年の桶川ストーカー殺人事件が象徴的で、女子大生が元交際相手らに殺害され、警察の不適切対応がストーカー規制法(2000年施行)の成立を促しました。以降、逗子ストーカー殺人事件(2003年)など、元恋人による追跡・殺害が相次ぎ、女性被害者が多いです。
アメリカ合衆国では、1989年のリチャード・ファーレー事件が有名で、同僚女性をストーキングし、職場で7人を射殺。1998年のレベッカ・シェイファー殺害事件は、女優を狙ったストーカーによる銃撃で、連邦ストーカー法(1996年)の強化につながりました。両国とも、元関係者による執着型犯罪が主流。
最近の傾向(2023-2025年)では、日本で相談件数が過去最多の1万9000件超、禁止命令2400件に達し、2025年の川崎ストーカー殺人事件では警察の対応ミスが露呈、40人処分。SNSを悪用した「通り魔的」ストーカーも増加。米国では、凶悪犯罪全体が減少傾向ですが、ストーキング関連の銃乱射が継続的に発生し、2023年のFBI統計で加重暴行(ストーキング含む)が依然高水準。
両国でデジタル追跡の進化は脅威を強め、厳罰化と治療プログラムの必要性が指摘されています。