『ラスト・アライブ』は、2016年に公開された香港のアクション映画。女性格闘家たちが激しい戦いを繰り広げる作品です。アメリカ人女性が香港で地下トーナメント「Kumite」に挑む物語で、スタントウーマン出身の主演女優の華麗なアクションが魅力。女性だけの過酷な戦いが描かれ、迫力満点の格闘シーンが展開されます。本作は映画「ブラッドスポーツ」シリーズの第5弾であり、前作の単独続編でもあります。
※Kumite(組手)は英語で「grappling hands」と訳され、空手の中で敵と対戦する稽古のこと。
基本情報
- 邦題:ラスト・アライブ
- 原題:血染淑女
- 英題:Lady Bloodfight
- 公開年:2016年
- 上映時間:100分
- 製作国:香港
- ジャンル:アクション、クライム、ドラマ、スリラー
予告編はこちら。
あらすじ
失踪した父がかつて参加した謎の武器・格闘術大会に参加するため、香港を訪れたジェーン。しかし、強盗に襲われ、父の写真や全財産が入った鞄を奪われてしまいます。意識を取り戻したジェーンは、彼女を救った女性が優れた武術者と知り、教えを請うことに…。
見どころ
ハリウッド女優のスタントを数多く務めたエイミー・ジョンストンが切れのあるアクションを披露。クラヴマガ、猴拳などマニアックな格闘術を駆使したバトルが痛快。
感想
父が参加した謎の武器・格闘術大会に娘ジェーンが参加したとき、参加者は女性ばかり。本当に謎の大会(笑)
さて、序盤からの伏線。ジェーンは香港の土産にタバコをお母さんに買ってあげたのでしょうか…。
ファム・ファタル
一番のファム・ファタルは大会司会者(黒龍会リーダー)の熟女。ポマードで塗り固めたような頭をオールバックにしていてかっこいいです。この女優はシンシア・ホー(何彦桦)。
キャスト一覧を中国語や英語で探してみてもわからず、妻に聞いたらいとも簡単に顔面一致で教えてくれました。どうも私は顔認識の能力がかなり低いみたいです^_^
主役ジェーンを演じたエイミー・ジョンストンや、その師匠シュウ役を演じたミュリエル・ホフマンも綺麗でした。
トリビア
- 最後の戦いのシーンで、ジェーンの腕の包帯が右と左で絶えず入れ替わります。
- ランガムホテルでジェーンがサング氏に見せる火傷と、写真に写る彼女と父親の姿が、それぞれが持つたびに「左から右」「右から左」と変化しました。
女優の活躍
本作では数多くの才能ある女優たちが活躍します。主演のエイミー・ジョンストンは、父親の行方を追う主人公ジェーン・ジョーンズを演じ、華麗な武術を披露します。彼女の動きは軽快で、トレーニングシーンから本戦まで成長する姿が印象的です。
ジェニー・ウーはストリート育ちのリン・チョウ役で、シャオリンスタイルの鋭い攻撃を武器に活躍します。彼女の素早い動きと表情豊かな演技が物語を盛り上げます。
ミュリエル・ホフマンは師匠シュー役として、穏やかながらも強靭な武道家を体現し、ジェーンの成長を支えます。キャシー・ウーはライバル側の師匠ワイ役で、存在感を発揮します。
その他、ジェット・トランターやメイリング・ンも個性的な戦士として登場し、多様な背景を持つ女性たちが激しくぶつかり合う様子は見応えがあります。女優たちは本格的なアクションをこなしており、女性アクション映画の新境地を示しています。
女優の衣装・化粧・髪型
女優たちの衣装は実戦向きでありながら、視覚的に魅力的なデザインです。エイミー・ジョンストンのジェーンは、白いスポーツブラと緑のレギンスなどのトレーニングウェアを着用し、動きやすさを重視したスタイルです。戦闘中は血や汗で汚れながらも、逞しい印象を与えます。
ジェニー・ウーのリンは、ストリート感のある服装からシャオリン風の伝統的な要素を取り入れた衣装に変わり、黒髪を活かしたシンプルな髪型がクールです。メイクはナチュラルながらも戦う女性の強さを強調しています。
ミュリエル・ホフマンとキャシー・ウーの師匠たちは、落ち着いた色合いの武道着をまとい、髪をまとめ上げたスタイルで威厳を表します。他の参加者たちも、さまざまな国籍を反映した個性的な衣装とメイクで登場し、トーナメントの華やかさを演出します。全体的に、セクシーさと実用性を兼ね備えた衣装が、アクションの激しさを引き立てています。
あらすじ
アメリカ人女性のジェーン・ジョーンズは、行方不明になった父親の手がかりを求めて香港を訪れます。現地で強盗に襲われた彼女は、武道の達人シューに助けられます。シューはジェーンの素質を見抜き、女性だけの地下格闘トーナメント「Kumite」への参加を勧めます。
ジェーンは厳しいトレーニングを受け、成長を遂げます。一方、シューの宿敵ワイは、ストリート出身のリン・チョウを育て上げます。トーナメントでは、世界中から集まった強者たちが激突します。ジェーンはさまざまな戦いを勝ち抜き、父親の謎に迫っていきます。最終的に、ジェーンとリンが対決するクライマックスでは、友情とライバル心が交錯します。
解説
本作は1988年の名作「Bloodsport」を女性版として再解釈した作品です。男性中心だったジャンルを女性アクションにシフトさせた点が新鮮で、香港のアクション伝統を活かした演出が光ります。監督のクリス・ナホンは、スピーディーな編集と迫力あるカメラワークで戦いを描いています。
テーマとしては、女性の強さ、成長、復讐と友情が描かれます。ストーリーはシンプルながら、トレーニングの過程や人間関係が丁寧に織り交ぜられ、観客を感情的に引き込みます。アクションのクオリティが高く、特に多様な格闘スタイルの対決が魅力です。
批評家からは、アクションの充実度を評価する声が多い一方で、ドラマ部分の深みに物足りなさを指摘する意見もあります。しかし、女性格闘ファンにとっては満足度の高いエンターテイメント作品です。香港映画の活力とハリウッドの要素を融合させた一作として、記憶に残ります。
キャスト
- 当初はマギーQ、スー・チー、チャン・ツィイーら武侠映画の女性トップスターが出演する予定でした。
- プロデューサーのベイ・ローガンの2人の息子がカメオ出演しました。
- 女優のジェット・トランターは、製作中にベイ・ローガンのパーソナル武術&フィットネストレーナーを務めました。
- 映画のオープニングでローズマリー・ヴァンデブルックのキャラクターが紹介され、彼女が組手に到着するシーンが映し出されます。しかし、完成した映画で彼女が実際に戦う姿を見ることはなく、同時にメイリング・ンのキャラクターが組手に到着するシーンも映し出されません。
| 登場人物 | 出演者 |
|---|---|
| ジェーン | エイミー・ジョンストン |
| シュウ | ミュリエル・ホフマン |
| ワイ | キャシー・ウー |
| リン | ジェニー・ウー |
| キャシディ | ジェット・トランター |
| スヴィエッタ | メイリング・ウン |
| ジャー | サニー・コールスト |
| ヤラ | ローズマリー・ヴァンデブルック |
| ラム | リサ・チェン |
| アリア | チャリネン・バシナ |
| ヴァン | ローレン・ローデン |
| ナターリヤ | リサ・ヘンダーソン |
| キム | イサ・ソファ・チャン・クワンガー |
| アウン | ナタリー・ン |
| カズミ | ハッピー・マー |
| ウォン | シャオ・シャオ |
| チャウ | ホー・ウィンヒン |
| ラウ | モン・チョイ |
| ミスター・サン | カート・キシタ |
| ジーン | ジョー・フィオレロ |
| クッカー | セシリア・レイナル |
| ジョーンズ夫人 | イネス・ライミンス |
| 2歳の子供 | コムジャコワ・アナスタシア |
| 疲労困憊の女性 | アリエル・ガブリエル |
| ドニー | ジャイ・デイ |
| デール | ハリー・オーラム |
| ピート | ジェームズ・カース |
| サム | ジョン・ドヴォアック |
| ぽっちゃりした女の子 | サイ・ラム・ウォン |
| メガネっ娘 | チャン・リー・ユアン |
| パンクガール | ユニーク・ロク・ワイ・ウン |
| パンク1号 | ホイ・キット・ソー |
| パンク2号 | ケイ・ロック |
| パンク3号 | トー・チー・シン |
| パンク4号 | ヴィト・シュン・ワイ・キット |
| ベル | ベリンダ・イェン |
| ギャングボーイフレンド | クオック・ホン・リュウ |
| ガール | ケイミー・ウォン |
| ギャング#1 | ロー・ワイ・ガイ |
| ギャング2号 | ソー・ワイ・ラム |
| 黒龍会リーダー | シンシア・ホー |
| 黒龍会幹部/リングアナウンサー | ハリー・ドゥ・ヨン |
| ブラックドラゴン | ン・ライヒン |
| ブラックドラゴン | リー・フェラン・ジョニー |
| ブラックドラゴン関係者 | ゲイリー・チャン |
| ワイの女生徒 | チャン・スアン |
| 審査員1号 | ウィン・ファイ・チャン |
| 老判事2号 | ワウ・ライ |
| ナルク1号 | アンドリュー・ダス |
| ナーク2号 | スティーブン・ダス |
| ナルク3号 | ロレンツォ・コッチャレッリ |
| 少女オブザーバー #1 | キャンディ・クヌッツェン |
| 少女オブザーバー #2 | イバンナ・カメッツ |
| 少女オブザーバー #3 | クリスティエンヌ・コエル・ナオール |
| ロシアンガード | ジュディス・C. |
| ハイローラー#1 | ランソン・マー |
| ハイローラー2号 | ヴィンセント・レオン |
| 笙のアシスタント | リー・リアム |
| ジェーンの生徒 | カミロ・ナホン |
| オージー | デール・クロフォード |
| アーニャ | マリア・シャンタノワ |
| シャロン・チャン | スノー |
スタッフ
- 「ラスト・ブラッド」(2009年)以来となるクリス・ナホンの監督作品。
- 映画のアメリカ公開日は、プロデューサーのベイ・ローガンの誕生日。
- サニー・コールストは優れたファイターで、ローズマリー・ヴァンデブルックにファイティングスタイルを教えました。
| 監督 | クリス・ナオン |
| 脚本 | ベイ・ローガン、ジャド・ブロック |
| 衣装デザイン | ミギー・チェン |
| 衣装デザイン助手 | ニコール・ユエン |
| メイクアップ | ミッキー・チョイ |
| メイクアップ | ヘディ・チュン |
| メイクアップ | モン・チュン |
| メイクアップ | キウィ・レオン |
| メイクアップ | シンディ・ン |
| メイクアップ | ジェーン・ウィップ |
| ヘアスタイル | リウ・ホイミン |
| ヘアスタイル | ロナルド・ヨン |





コメント 雑学・感想など