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シークレット・フェイス 笑顔の罠

「見どころ」にPR表現を含みます。
孤独な妊婦の前に現れた救世主は天使か、悪魔か?恐るべきわなが迫るサスペンス。

2020年公開の米国製TV映画『シークレット・フェイス 笑顔の罠』(原題:Expectant)は、ダミアン・ロメイ監督によるサスペンス・ドラマ。妊娠中の女性が養子縁組の裏に潜む罠に巻き込まれる恐怖を描く。エマニュエル・ヴォージエ主演。

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基本情報

  • 邦題:シークレット・フェイス 笑顔の罠
  • 原題:PREGNANT AND ALONE/Expectant
  • 公開年:2020年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:スリラー

見どころ

どうしても動きが緩慢になってしまう“妊婦”という設定がもどかしい。母性に妄執する狂気の女性を演じるのは、『ソウ2』、『ソウ4』のエマニュエル・ヴォージア

あらすじ

妊娠中のトレイシー(エマニュエル・ヴォージア)は、暴力的な恋人ボビーから逃れるため、モーテルに身を隠し、勤めていたカフェの店長から借金をして生活している。ボビーの脅迫により、トレイシーはお腹の赤ちゃんを養子に出すことを決意し、養子縁組斡旋所を訪れる。そこで元看護師のジェネビーブとその夫で投資家のパトリックを紹介され、彼らの豪邸に招かれる。親しみやすいジェネビーブに安心するトレイシーだったが、屋敷内で見つけた友人ジュリー・マイヤーが残した赤ちゃん用のガラガラに違和感を覚える。ジュリーもまた、同じ養子縁組の過程で姿を消していたのだ。トレイシーはジェネビーブの異常な執着と屋敷に隠された秘密に気付き始め、命の危険を感じながら脱出を試みる。物語は、トレイシーが自身の安全と赤ちゃんの未来を守るため、巧妙な罠と対峙するサスペンスフルな展開へと進む。ラストでは、伏線が回収され、衝撃的な真実が明らかになる。

解説

『シークレット・フェイス 笑顔の罠』は、低予算のTV映画ながら、緊張感と心理的な恐怖を巧みに描いたサスペンス作品です。物語の中心は、母性と執着、信頼と裏切りというテーマで、妊娠という女性の特別な状況を軸に展開します。ダミアン・ロメイ監督は、限られた予算の中で、登場人物の心理や閉鎖的な空間を活用し、観客を引き込む演出を施しています。特に、ジェネビーブの表面的な優しさと裏に潜む狂気が徐々に明らかになる過程は、観る者をハラハラさせる要素として効果的です。物語の冒頭で提示されるジュリー・マイヤーのエピソードや、屋敷内の細かな装飾(ガラガラ、鉢植え、時計、窓の傷など)が後半の伏線回収につながり、緻密な脚本が光ります。トレイシーの逃亡劇として始まる物語が、予想外の方向へ展開する点も本作の魅力です。一方で、低予算ゆえの映像や演出の粗さが指摘されることもあり、レビューでは「B級映画の域を出ないが、展開は楽しめる」との声も見られます(Filmarks平均スコア2.5点)。また、ラストの展開については賛否両論で、「無理やり感がある」と感じる視聴者もいる一方、伏線の回収に満足する意見もあります。母性をテーマにしたサスペンスが好きな視聴者には特におすすめの作品です。

女優の活躍

主演のエマニュエル・ヴォージアは、トレイシー役として本作の中心を担い、恐怖と決意の間で揺れる妊婦の感情を繊細に演じています。彼女はカナダ出身の女優で、『ソウ2』や『ソウ4』のアディソン役で知られ、テレビ映画やスリラー作品での出演が多い実力派です。本作では、暴力的な恋人から逃げ、赤ちゃんを守ろうとするトレイシーの葛藤を体現。特に、ジェネビーブの異常性に気付くシーンや、脱出を試みる緊迫感ある場面での表情と動きは、観客に強い印象を与えます。エマニュエルの演技は、限られた予算のTV映画において、物語のリアリティを高める重要な要素となっています。共演のハナー・バンベルク(ジェネビーブ役)も、母性に取り憑かれた狂気を徐々に露わにする演技で、物語の不気味さを増幅。エマニュエルとの対比が、サスペンスの緊張感を高めています。両者の心理戦は本作の見どころの一つで、特にエマニュエルの感情的な演技が物語の軸を支えています。

女優の衣装・化粧・髪型

エマニュエル・ヴォージア演じるトレイシーの衣装は、妊娠中の女性らしい実用性と逃亡生活の困窮さを反映したものになっています。物語の冒頭では、モーテルに身を隠すトレイシーが着るカジュアルなTシャツやスウェットパンツが、彼女の不安定な生活を象徴。色調はくすんだグレーやベージュが多く、疲弊した心情を表現しています。ジェネビーブの豪邸に移ってからは、ゆったりとしたマタニティドレスやカーディガンが登場し、トレイシーの一時的な安心感と対比的に、ジェネビーブの提供する衣装がやや不自然に整っている点が不気味さを醸し出します。化粧は、トレイシーの状況を反映してほぼナチュラル。逃亡中のシーンでは、薄いファンデーションと疲れた目元を強調するメイクが施され、ストレスと恐怖を表現。髪型は、シンプルなポニーテールや緩く下ろしたスタイルで、飾らない女性像を強調しています。一方、ジェネビーブ(ハナー・バンベルク)は、洗練されたワンピースやカーディガンを着用し、髪は整ったアップスタイルやカールで、上品だがどこか不自然な雰囲気を漂わせます。ジェネビーブのメイクは、濃い目のリップとアイラインで、表面的な親しみやすさと裏の冷酷さを表現。両者の衣装とメイクの対比が、物語の緊張感を視覚的に補強しています。

キャスト

  • エマニュエル・ヴォージア(トレイシー役):暴力的な恋人から逃げる妊娠中の主人公。恐怖と母性を体現。
  • ハナー・バンベルク(ジェネビーブ役):元看護師で、母性に取り憑かれた女性。親しみと狂気の二面性を演じる。
  • ジョシュ・ヴェンチュラ(パトリック役):ジェネビーブの夫で投資家。物語の鍵を握る人物。
  • ダニエル・コントワ(ボビー役):トレイシーの暴力的な恋人。物語の脅威の一因。
  • オーウェン・ミラー:脇役として登場。詳細な役柄は控えめだが、物語を補完。

スタッフ

  • 監督・脚本:ダミアン・ロメイ(Damian Romay) – 低予算サスペンス映画の経験豊富な監督。緻密な伏線が特徴。
  • 製作:ジェイコブ・ナッサー、ジャック・ナッサー – TV映画の製作で知られるプロデューサー。
  • 撮影:ヘルナン・オトーニョ – 閉鎖的な空間を活かした映像で緊張感を演出。
  • 編集:ペペ・プラザ – テンポの良い編集でサスペンスの流れを維持。
  • 音楽:チャンダ・ドゥガンシー – 不気味な雰囲気を高める音楽を提供。

総評

『シークレット・フェイス 笑顔の罠』は、低予算ながらもサスペンスの要素を巧みに織り交ぜ、母性と恐怖をテーマにした作品として一定の評価を得ています。エマニュエル・ヴォージアの感情豊かな演技と、ジェネビーブの不気味なキャラクター造形が、物語の緊張感を高めています。衣装やメイクも、登場人物の心情や立場の違いを効果的に表現。ダミアン・ロメイの脚本と演出は、伏線の回収や心理戦を重視し、観客に驚きを提供します。TV映画らしい制約はあるものの、サスペンス愛好者には見応えのある一作です。

TV映画
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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