パク・チヨン(박지영)は韓国の女優。『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』(2010年)、『ロマンスタウン』(2011年)、『天命』(2013年)、『Tears of Heaven』(2014年)、『嫉妬の化身 恋の嵐は接近中!』(2016年)、『麗<レイ> 花萌ゆる8人の皇子たち』(2016年)、『君を守りたい SAVE ME』(2017年)、『袖先赤いクットン』(2021年)などのTV番組に出演。
パク・チヨン(パク・ジヨン)
- ハングル名:박지영
- 漢字名:朴志暎
- ローマ字表記:Park Ji-young
- 生年月日:1969年1月25日(56歳)
- 出身地:大韓民国全羅北道全州市(現全羅北道全州市完山区)
- 国籍:大韓民国
- 職業:俳優
- 活動期間:1988年~現在
- 所属事務所:フレームTPC
- 配偶者:ユン・サンソプ(1994年結婚)
- SNSサイト:Instagram
ファム・ファタル
「犯罪の女王」で知った熟女のファム・ファタル。ドタバタ喜劇のなかで醸しだす色気にうっとり。
犯罪の女王
パク・チヨンは映画「犯罪の女王」で知った熟女のファム・ファタルです。この映画をあれこれネットで調べていても、ファッションやビジュアルに言及するコメントがありません。でも、このドタバタ喜劇のなかで上手にオカンと熟女を演じていて、チヨンさんの醸しだす色気にうっとりしました。
「犯罪の女王」では二昔前のスナックのママ風に派手さと色気が弾けています。映画ポスターのポーズが仁王立ちのドミナトリクスという具合で、煩悩が肥大。パク・チヨンはドラマ女優として大活躍をしてきたみたいで、ドラマ女王ともいわれています。ドミナトリクスというとらえ方は、あながちハズレではありません。
ハウスメイド
パク・チヨンは『ハウスメイド』でヘラの母親役で出演。あくどいヘラ母の顔面と表情がセクシー。妊娠・出産を盾に結婚を迫るデキ婚戦略を娘ヘラに教える策士。
フンがピアノを弾く場面では、黒ストッキングに包まれた脚を組んで、ソファに座っているのですが、暗い照明とあいまって、とってもファム・ファタルな雰囲気を醸し出していました。
生い立ちと学歴
- 全州東小学校(卒業)
- 全州孝文女子中学校(卒業)
- ウソク女子高等学校(卒業、1988年)
経歴
以下は、韓国の女優パク・チヨン(박지영、1969年1月25日生まれ)についての経歴と私生活に関する詳細な説明です。それぞれ約1000文字で、丁寧な文体でまとめました。なお、パク・チヨンは複数名の同姓同名の人物が存在するため、ここでは1969年生まれの女優パク・チヨンに焦点を当てます。
経歴
パク・チヨンは、韓国のベテラン女優として30年以上のキャリアを持ち、安定した演技力と多様な役柄で知られています。彼女の芸能界への第一歩は、1988年の全州春香選抜大会で「選」に選ばれたことから始まりました。この大会をきっかけに、彼女は音楽大学を目指していた進路を変更し、芸能界へ進む決意を固めました。1989年、MBCの公募19期タレントとしてデビュー。当時、MBCはスター級の俳優不足に悩まされており、3年8カ月ぶりに公募タレント制度を再開したタイミングでの入社でした。しかし、1991年にSBSが開局すると、彼女はSBSにスカウトされ移籍。この際、MBCとの2年間の専属契約を破ったとして、2000万ウォンの損害賠償請求訴訟を起こされる騒動もありました。
SBS移籍後は、1991年の開局特集時代劇『ユシムチョ』に出演し、注目を集めました。1993年にはKBSの連続ドラマ『あなたが恋しくなるとき』の主演ユ・シンヒ役でブレイク。洗練された外見とファッションセンスで一躍人気女優となり、1990年代の韓国ドラマ界で存在感を示しました。その後も、SBSのコメディドラマ『オ博士の家族』(1994年)でオ・ジヨン役を演じ、コミカルな演技で新たな魅力を披露。2000年の『コッキ』では俳優ウォンビンとの共演で話題となり、強い印象を残しました。
彼女のキャリアは、ドラマと映画の両方で多岐にわたります。主なドラマ出演作には、『チャン・ノクス』(1997年)、『欲望の海』(1997年)、『トジ』(2004年)、『まだ結婚したい女』(2010年)、『ロマンス・タウン』(2011年)、『天命』(2013年)、『嫉妬の化身』(2016年)、『月の恋人-歩歩驚心:麗』(2016年)、『操作』(2017年)、『VIP』(2019年)、『赤い袖先』(2021年)、『今、私たちの学校は…』(2022年)、『現在は美しい』(2022年)、『ママ友の息子』(2024年)、『アイアン・ファミリー』(2024年)などがあります。映画では、『メイド』(2010年)、『後宮:皇帝の妾』(2012年)、『犯罪の女王』(2016年)、『ソゴンニョ』(2018年)、『ヒドゥン・フェイス』(2020年予定)などに出演。特に時代劇では后妃や王妃役を多く演じ、威厳ある演技が評価されています。
近年では、2024年の『アイアン・ファミリー』でコ・ボンヒ役を演じ、複雑な家族の物語を支える中心人物として深い演技を見せ、視聴者を引きつけました。また、『ママ友の息子』ではリアルな母親像を演じ、笑いと共感を誘いました。彼女の演技は、繊細な感情表現と役柄への没入感で知られ、どんなジャンルでも作品に活力を与える「信頼できる女優」として高く評価されています。
私生活
パク・チヨンの私生活は、彼女の温かみのある性格と家族への愛情が垣間見えるエピソードに彩られています。1969年1月25日、韓国全羅北道全州市生まれで、身長164cm、体重46kg。学歴は全州東国民学校、全州孝文女子中学校、全州牛石女子高等学校を卒業。幼少期から物語や表現に興味を持ち、元々はフルートを専攻し音楽大学を目指していましたが、春香選抜大会を機に芸能界へ進みました。彼女の妹は元MBCアナウンサーで現在フリーの放送人パク・ヘジン(1978年生まれ)です。
1994年、25歳の時にSBSプロデューサーのユン・サンソプ氏と結婚。ユン氏は『オ博士の家族』や『ニューヨーク・ストーリー』などのドラマを手掛けた人物で、「パク・チャンホ似のハンサム」として知られていました。パク・チヨンは2018年のSBS番組『同床異夢2』で、夫との出会いを振り返り、自身が積極的にアプローチしたエピソードを披露。ユン氏が最初は無愛想だったものの、彼女の積極性と『獄中からの思索』という本を贈られたプロポーズで心を掴まれたと語っています。現在、ユン氏はベトナム・ホーチミンで放送関連事業を営んでおり、パク・チヨンは撮影のために韓国とベトナムを行き来する生活を送っています。二人の間には二人の娘(2022年時点で韓国年齢27歳と24歳)がおり、彼女は娘たちとオープンな関係を築いていると述べています。
パク・チヨンは料理の才能でも知られ、2013年に『バプコッ-花のような女優のご飯が美味しい物語とレシピ』を出版。彼女の料理は「ボリ茶まで驚くほど美味しい」と評され、家庭的な一面を垣間見せます。2022年の『屋根部屋の問題児たち』では、娘たちに「好きな人がいたら自分からアプローチしなさい」とアドバイスするなど、自由で現代的な価値観を持つ母親像を明かしました。また、信仰心が深く、プロテスタントを信仰しています。
彼女の趣味や日常は、インスタグラム(@queen_j.y.p、2022年時点で3.5万フォロワー)で垣間見られ、洗練されたビジュアルや家族との温かい瞬間が投稿されています。私生活では、女優としてのキャリアと家庭を両立させ、ベトナムでの生活にも適応する柔軟性を見せています。彼女は「オスカー授賞式の夜は理由もなく眠れない」と語るなど、女優としての情熱を今なお持ち続けており、仕事と私生活のバランスを取りながら輝き続ける姿が印象的です。
出演作品
日本語以外の題名表記は原題または英題です。
劇場映画
公開年 | タイトル | 登場人物 |
---|---|---|
2007 | 優雅な世界 | 人口妻 |
2009 | 海に向かって、もう一歩 | ヨンヒ |
2010 | ハウスメイド | ヘラの母ミヒ |
2012 | 後宮:帝王の妾 | 対比 |
2015 | 怒れる弁護士 | 主代表 |
2016 | 犯罪の女王 | ヤン・ミギョン |
2018 | 小公女 | 不動産社長 |
2019 | メモリーズ | 研究員 K |
2020 | ホテル・レイク | キョンソン |
2020 | オー!ムンヒ | ソン院長 |
2022 | 犯罪都市2 | キム・インクス |
TVドラマ
放送年 | チャンネル | 番組枠 | タイトル | 登場人物 |
1990 | MBC | 青少年特集劇 | 二冊の日記 | |
1990 | MBC | 週末連続ドラマ | 裏切りのバラ | |
1990 | MBC | ミニシリーズ | 暗い空と暗い鳥 | 音楽専攻の女子大生 |
1991 | MBC | 8.15特集ドラマ | 春夏秋冬 | |
1991 | SBS | ドラマスペシャル | ユーシン草 | |
1992 | SBS | 小説劇場 | 水の上を歩く女 | ミンヒ |
1992 | SBS | 月火連続ドラマ | マリーゴールド | モデルのムンヨン |
1993 | SBS | 正月特集ドラマ | 鶏が鳴いてこそ夜明け | |
1993 | SBS | 昼間シットコム | オバク家の人々 | 長女オジヨン |
1993 | SBS | ミニシリーズ | 私たち熱い歌 | アン・ヨンミ |
1993 | SBS | 土曜公開ドラマ | 愛は生放送 | ADジヨン |
1993 | KBS1 | 日テレ連続ドラマ | あなたが恋しくなる時 | シンヒ |
1995 | KBS2 | 特別企画ドラマ | チャン・グクス | チャン・ノクス |
1997 | MBC | 朝ドラ | 忘れられない | ソン・ユギョン |
1997 | MBC | 青春シットコム | 男三人女三人 | |
1997 | SBS | 昼ドラ | LAアリラン | |
1997 | KBS2 | 木曜ドラマ | 欲望の海 | シン・ウンジュ |
1997 | KBS1 | TV小説 | 母情の川 | キム・ヘスク |
1998 | KBS1 | 日テレ連続ドラマ | 生きていれば | チェ・マルジャ |
1998 | MBC | ミニシリーズ | 敵との同棲 | |
1999 | KBS2 | ミニシリーズ | 招待状 | |
2000 | KBS2 | 週末連続ドラマ | 蛇口 | バョン・サンラン |
2000 | MBC | 4部作 | とげのある魚 | ホヨンの妻 |
2001 | KBS2 | 週末連続ドラマ | 東洋劇場 | バレーボール選手 |
2001 | KBS2 | 朝ドラ | 東西はいいな | ユ・ミヨン |
2002 | MBC | 가정의 달 특집극 | どうして私は父さんと苗字が違うの? | ソ・ジヨン |
2002 | KBS2 | 朝ドラ | 女子高の同級生 | チョン・スンジュ |
2003 | SBS | 特別企画 | 完全なる愛 | パク・ヨンウ |
2004 | SBS | 日替わりドラマ | ピクニックに行く女 | ジン・ヘスク |
2004 | SBS | 光復60 | 大河ドラマ | イム・イネ |
2006 | MBC | 単幕ドラマ | ベスト劇場 – 中毒 | カン・インヘ |
2008 | MBC | 木製ミニシリーズ | 誰ですか? | キム・ヨンエ |
2010 | MBC | 木製ミニシリーズ | まだ結婚したい女 | チェ・サンミ |
2011 | KBS2 | 木製ドラマ | ロマンスタウン | オ・ヒョンジュ |
2013 | KBS2 | 特別企画ドラマ | 天命:朝鮮版逃亡者物語 | ムンジョン王妃 |
2014 | MBN | 朝ドラ | 天国の涙 | ユ・ソンギョン |
2016 | SBS | ドラマスペシャル | 嫉妬の化身 | バン・ジャヨン |
2016 | SBS | 月火ドラマ | 月の恋人 – ボボギョンシンリョウ | 皇后ユ氏(神明順聖皇后) |
2017 | tvN | 月火ドラマ | 彼女は嘘を愛しすぎている | ユ・ヒョンジョン |
2017 | SBS | 月曜ドラマ | 操作 | チャ・ヨンソ |
2017 | OCN | 週末ドラマ | 救ってください | カン・ウンシル |
2018 | SBS | 月火ドラマ | 脂っこいメロン | 蔡雪子 |
2019 | SBS | ドラマスペシャル | ドクター探偵 | コン・イルスン |
2019 | SBS | 月火ドラマ | VIPの場合 | ハ・テヨン |
2020 | MBC | 木曜ドラマ | 私が一番きれいだったとき | キム・ヨンジャ |
2021 | JTBC | 月火ドラマ | 経路を逸脱しました | キョン・ギョンヘ |
2021 | JTBC | 土曜ドラマ | 人間失格 | アラン |
2021년~2022 | MBC | 金土ドラマ | 服の袖の赤い端っこ | 製造商宮 趙氏 |
2021 | tvN | ドラマ | まだ最善を尽くしていないだけ | ボンヨンザ |
2022 | KBS2 | 週末ドラマ | 現在は美しい | ジン・スジョン / イ・ジョンウン |
2022 | tvN | 土曜ドラマ | 小娘たち | アン・ヒヨン |
2023 | SBS | 金土ドラマ | 悪鬼 | ユン・ギョンムン |
2023 | KBS2 | 月火ドラマ | 婚礼大将 | パク・ソヒョン |
まとめ
パク・チヨンは、1988年の春香選抜大会をきっかけに芸能界入りし、MBCからSBSへの移籍を経て、1990年代から現在まで安定した演技力で活躍を続ける女優です。時代劇から現代劇、コミカルな役から母親役まで幅広く演じ、2024年の『アイアン・ファミリー』や『ママ友の息子』でその実力を再確認させました。私生活では、夫ユン・サンソプ氏と二人の娘と共に幸せな家庭を築き、料理や信仰、家族との時間を大切にする姿が愛されています。今後のさらなる活躍が期待される女優です。
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